可愛い恋人 U   16

今日は問題のシーンの撮影日・・・

昨日あんまり寝れなかったし

「にゃぁ・・・ママおはよう(´-∀-)うっ」

「優ちゃんおはよう、チュッ 」

いつも元気な優ちゃん
撮影の日はママって呼ぶようにしてるみたい
意外に天才子役になっちゃう?
ダメー!優ちゃんは陽菜のなんだからね
誰にも渡さないんだから(бвб) 


「おはようございます(бвб) 」

「おはようごぢゃいまちゅ(´-∀-)」

「こじはる、少し打ち合わせするからこっちに来て
優子ちゃんはあのお姉ちゃんとお話しててね」

「はい(´-∀-)」

手招きしてる人の所へ走って行く優ちゃん

「にゃんにゃんおはよう(-∀-`) 」

優子はもう来ていて椅子に座っていた

「今日のベットシーンなんだがソファーでこじはるからキスをして
その流れで優子が押し倒すと言う風にするから」

「えっ!?陽菜からするんですか 」

「そう、お酒を飲みながら楽しく話してるうちについ、みたいに」

つい、でキスしたくなるの?陽菜なった事ないからわかんない

「ソファーでするんですか?」

「ベットには優子ちゃんが寝てる設定だからそうなるな」

「上に掛ける布団ないし見えちゃいますよね 」

「そうだな・・・終わった後はブランケットをかけて寝てるでいいが
最中は少しぐらい見・・「ダメです 」

「えっ!?(бвб) 」

「私は女優だから仕方ないですけど小嶋さんはモデルさんだし
後で何言われるかわかりませんから」

優子・・・

「しかし水着の写真とか下着のCMとかで」

「それとこれとは違います 」

「そうだな・・・じゃー」

「待ってください!陽菜なら大丈夫ですから(бвб) 」

「でも・・・・」

「せっかくここまで作り上げてきたんですから
監督さんの指示に従います」

「わかった、カメラワークとアングルで肩より下は写さないようにするするが
優子の背中とかは写すぞ」

「望むところです、なんだったら自信のあるおしりを・・・」

「いや、それはやめておく、俺のツイが炎上しそうだからな(笑)」

「後は二人に任せるから、リハは無しで本番から行くぞ」

「「はい」」

ああは言ったけど・・・どんな風になるんだろう・・・

幼馴染   32

陽菜

「ねえ、あれ優ちゃんじゃない?」

今日は優ちゃんの誕生日だから
あっちゃんと一緒にプレゼントを買いに行っていた

帰り道家の近くの公園を通ったら
小さい男の子がベンチに座っていて
よーく見ると膝に置いた手を握り締めて
下を向いてるんだけど体が揺れてる

「えーそうかな・・・どっかのガキじゃないの?」

「絶対優ちゃんだよ(бвб)
これ持って先に帰ってて」

プレゼントが見つかるといけないから
あっちゃんに持って帰ってもらい
ゆっくりベンチに近づく

いつもならどこにいても気づいて飛んでくるのに
今は近づいても全然気づかない

「優ちゃん?」

声に驚き飛びあがるけど下を向いたまま

「どうしたの?お家帰ろ(бвб)」

何も言わずに首を横に振る

「もう少ししたらここ真っ暗になっちゃうよ」

そう言っても首を横に振るだけの優ちゃん

しゃがみこんで下から覗き込むと
涙と鼻水とよだれでぐちゃぐちゃの顔

「なんで泣いてるの、誰かにいじめられたの?」

「おで、があぢゃんのごじゃない(泣)」

「なんで?おばさんの子供だよ(бвб)」

「どうぢゃんもじがう・・・おでじのだじゃない」

「そうかなーみなみとそっくりだと思うけど(бвб)」

「・・・・・にでないやい(怒)」

「陽菜じゃわかんないからお家に帰って聞こう」

「おでの家無い(涙)」

「優ちゃんのお家は陽菜のお家の隣だよ(бвб)」

「おでなんていなぐでも誰も気づかない(泣)」

「優ちゃんいないと静かすぎて陽菜寂しいけどなー(бвб)」

「・・・・・にゃんにゃんの家にいぎだい」

「いいよ陽菜のお家においで(бвб)」

持っていたティッシュで顔を拭いてあげて
手をつないで家に帰る

「にゃんにゃん、今日は友達の家にお泊りじゃないのか?」

「えー泊んないよ(бвб)」

「・・・・・あっちゃんは?」

「あっちゃんもお家にいるよ(бвб)」

「・・・・・?」

「佐江はデートだよな」

「佐江はミニバスの練習だったと思うんだけど」

「・・・・・・」

「あっ!おれの家真っ暗だ・・・・」

「ほんとだね、誰もいないんだよきっと(бвб)」

「ううぅぅ・・・やっぱり俺なんて・・・」

「陽菜のお家に来るんだからいいじゃん(бвб)」

「でも・・・」

「ほら、早く・・・・・ただいまー(бвб)」

「遅かったわね、待ってたのよ(怒)」

「だっていろいろあったんだもん・・・・・
優ちゃんは後から入ってきてね」

つないでいた手を放し先にリビングに入り
ドアを閉める

「いいよ入ってきて!」

カチャッ・・・・・パン!パン!パン!

「優子、お誕生日おめでとう!!!」

口をあけて固まってる優ちゃん

周りを見渡すとまた涙をためて

「どうぢゃんもがあぢゃんもいるじゃねえがぁー
まりごのバカァー(泣)」

「お姉さまにバカというのはどの口かな(笑)」

「麻里ちゃんのせいで優ちゃん大変だったんだから(бвб)」

「普段のおこないが悪いから
少しだけ懲らしめてみた(*`ω´)」

ドSな麻里ちゃんに嘘をつかれ
それを信じて泣いてたみたい

いつも偉そうな優ちゃんだけど純粋で可愛いなー
陽菜がたっぷり慰めてあげるからね♪

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