陽菜
もう、テストの点数がちょっと悪かっただけなのに
居残りさせるなんて最低(怒)
陽菜が本気を出せば平均点ぐらい取れるんだから
この前はテスト勉強のために夜更かししてて
眠くなったから気分転換にマンガ読んでたら
ハマっちゃって朝まで読んじゃったけだもん(бвб)
独り言を言いながら門を出ようとしたら
「にゃんにゃーん!」
「あっ!みなみどうしたの?」
「にゃんにゃんもこんな時間まで珍しいやん」
「うーんとね・・・勉強してた(бвб) 」
「一緒やん、俺も勉強してた」
久しぶりの二人きり・・・
優ちゃんと似てるけどなんか違うきがする・・・
今日はあっちゃんが優ちゃんのお迎えに行ってるみたいで
みなみが家によって連れて帰るらしい
玄関には小さい靴が脱ぎ散らかしてある
「あいつ、いつもちゃんと揃えろって言ってんのに(怒)」
真面目なみなみとは正反対だよね(笑)
リビングに入るとソファーに座るあっちゃんの膝に
頭を置いて気持ちよさそうに寝てる優ちゃんが見えて・・・
その頭を愛しそうにやさしく撫でるあっちゃん・・・・
はあ!?なんで?あっちゃんはみなみの事が
好きなんじゃないの(汗)
みなみを見ると口を半開きにして固まってるし・・・
「みなみ!」
陽菜の声に意識を取り戻したみなみが
優ちゃんを起こそうとすると
阻止しようとするあっちゃん・・・なに?どう言う事?
焦るみなみは面白いけど
陽菜の心だって穏やかじゃない・・・むう・・
目を覚まし瞳をキョロキョロさせてる優ちゃん
「今日優子と寝るから!」
「「はあ!?」」
何言ってるの?今日は麻里ちゃんもゆきりんもいるじゃん
何でうちに泊まらせるの?それもあっちゃんのベットで?
デレデレしてきた優ちゃんの顔・・・なんかむかついて来た
必死で優ちゃんを連れて帰ろうと踏ん張るみなみ
極めつけはあっちゃんの
「後からお風呂入ろうね♪」
優ちゃんの腕を掴み、首を傾けて
「陽菜と入りたくない?」
これでもかってくらい顔を崩して
「俺は三人でもいいぜ(´-∀-)」
優ちゃんの浮気者!いつもにゃんにゃんが好き!
とか俺の嫁!とか言うくせにあっちゃんでもいいんじゃん(怒)
キレたみなみが優ちゃんを抱え上げ
家へと帰って行った
優子
今日のお迎えはあっちゃんが来てくれた(´-∀-)
麻里子は進路相談、バカみなは居残り
にゃんにゃんは・・・みなみと同じく居残り・・・
実は少しだけおバカなにゃんにゃん(汗)
ゆきりんは麻里子の代わりに買い物に行ってるらしい
買うだけで食材には触るなとのお達しがあったそうだ(笑)
俺ん家には誰もいないからあっちゃん家へ
「ただいまーお母さんお腹すいたー」
「敦子はお腹すいたしか言わないわね(汗)
優ちゃんの分もあるわよ」
「やったー!佐江は?」
「ミニバスの練習で最近遅いのよ」
今家にはあっちゃんと俺とおばさんだけかー・・・
二人でおやつを食べながら
「あっちゃんこれもやる!」
「もういらないの?」
「あっちゃんが好きだからあげる(-∀-`) 」
「そんな事言っていいの?にゃんにゃんに言いつけちゃお」
「二人ともおれの嫁だぜ(´-∀-)」
「お嫁さんは一人しか駄目なんだぞ!」
「そうなの?困ったなー・・・」
結局おれのあげた分もペロッと食べちゃったあっちゃん
「今から何するんだ?」
「ビデオたまってるやつを見る!優子どうする?」
「おれも一緒に見る!」
あっちゃんの膝に頭を乗せてたり
膝に座って抱き着いたり後ろから抱き着いても
真剣にビデオを見ていて相手してくれない・・・
ビデオ見てもわかんないし暇すぎて眠くなってきた
膝に寝ころびお腹に顔をつけて抱き着くと
頭をなでられて気持ち良くてウトウト・・・・
にゃんにゃんの匂いとはまた違ういい匂い(-∀-`)
いい気持ちで寝てたら
「ゆっ!優子起きろ!家に帰るぞ」
「まだいいじゃん、さっき寝たとこだからかわいそうだろ(怒)」
なんかまた頭なでられてるような気がする・・・(´-∀-)
「麻里ちゃんが帰っておいでって言ってるよ(汗)」
んっ?にゃんにゃんの声がする(-∀-`)
起きようと思ったら頭を押さえられて
「今日優子、敦子の部屋で寝させるから!」
「「はあ!?」」
うえっ!?いつの間にそんな話になってたんだ?
俺は別にいいけどな(´-∀-)
「あっ、あかんやろ(汗)それはあかんて(汗)」
「なんで?この前にゃんにゃんと寝てたじゃん」
「はっ、陽菜は2年生だからいいの(бвб)」
「はぁ?意味わかんない」
「とりあえず一回帰るから、優子ほら帰るぞ!」
「優子、後からお風呂も入ろうね」
「デヘッ(-∀-`) 着替え持ってくるぜ!」
「優ちゃん、陽菜と入りたくない(бвб)?」
おおん・・・俺モテモテ(´-∀-)
「俺は三人でもいいぜ(´-∀-)」
「お前は俺と入るんだよ(怒)ほらこい!」
みなみに無理やり抱えられ家へと拉致られた・・・
帰ったらごはん出来てたから
急いで食べて着替え用意してたら
みなみに無理やり脱がされて風呂に入れられ
そのままみなみのベットに連れて行かれ
抑え込まれて寝る羽目になった・・・・
ハーレムよさらば、睡魔に勝てない園児の俺Zzzz・・・
優子
大学が始まり講義終わりに食堂に行くとあっちゃんがとんできた
「優子!小嶋先輩と付き合ってるの?」
「うえっ!・・・誰から聞いたの(汗)」
「さっきから食堂はその話題で持ちきりだよ
大学中に広がるのも時間の問題だね!」
なんで?誰も知らないはずなのに・・・
あっ、篠田先輩は知ってるけどまさかね(汗)
その原因はすぐにわかった
食堂の一角にすごい人だかり
「小嶋さんおれと付き合ってよ」
「私とですよね」
「えー陽菜興味ないし・・・」
「だめだめ!ニャロはゆっぴーと付き合ってるから」
「ゆっぴーて誰ですか?」
「1年生の大島優子だよ(*`ω´)」
どうやらこの会話が朝から繰り返されてるらしい(汗)
その後ろで動けずに固まっていると
なぜか少しだけ空いてる隙間から目があってしまった
「あぁーゆっぴーご飯食べに来たの
ここにおいでよ(*`ω´)」
一斉に振り向くその他大勢のみなさん・・・(汗)
さらに足がすくんで動けないでいると
人ごみが二つに割れてコツコツという音を鳴らし
女神が近づいてくる
私の後ろに回るとふわっと抱き締められて
「これ、陽菜のだから手を出さないでね(бвб)」
こっ小嶋先輩、人前でなんてことを(汗)
驚く人々・・・「キャー!うそー」「くそーただのチビじゃねえか」
奇声と罵倒の声が飛び交う
「絶対遊びだぜ」「すぐ捨てられるよね」
そうだよね・・・その通りです皆さん・・きっとすぐ飽きられます(涙)
俯いて落ち込んでいると
「はーい外野はうるさいからどっか行っちゃって!
ちなみにニャロが飽きたら篠田が貰うからとらないでね(*`ω´)」
「なんで麻里子様まで・・・あの子なんなの(怒)」
「絶対貢いでるんだよ」
「体で引き留めてるんじゃないの」
「うるさーい(怒)それと麻里ちゃん意味わかんないし
陽菜飽きるわけないし・・ていうかまだあきらめてなかったの」
「ニャロって飽き性じゃん(笑)
一つのものに執着したらすごいけど
飽きたらすぐ捨てるでしょ、だから篠田待ってるんだ(*`ω´)」
「優ちゃんは物じゃないし・・・」
「まあそうだけど、万が一の時だよ(笑)」
そうなんだ・・・小嶋さん飽き性なんだ・・・
私も飽きたらいつか捨てられるのかな・・・(涙)
「ちょっと優ちゃんすごく落ち込んじゃってるじゃん
麻里ちゃんのせいだからね
優ちゃん向こうで二人で食べよ(бвб)」
「えー奢ってあげるから一緒に食べようよ(*`ω´)」
「・・・仕方ないなーアイスとプリン付きでね(бвб)」
結局三人で食べて次の講義に出たんだけど
心がモヤモヤしたままで講義内容が頭に入ってこなかった
アサヒ目線
『カンパーイ 』
「ママ、これ何のお祝い?」
「えーとね、七瀬が病院に行かなくてよくなって
明日からお仕事に行ける事になったお祝いだよ(бвб) 」
「ふーん・・・ななちぇお家帰るの?」
そっか、リハビリが終わったんだしここにいる理由
無くなっちゃうもんね・・・少し寂しい・・・
「そうだね、明日仕事終わりに荷物取によりますね」
「優子、ななちぇといっちょがいい
優子のパパになってよ」
「優ちゃん、七瀬は女の子だからパパにはなれないし
優ちゃんのパパはレイジだけだよ 」
「ううぅぅ・・・」
「また遊びに来るから(´-∀-)」
「うん・・・・ 」
片づけが終わりリビングに行くと
七瀬に抱かれて寝てる優ちゃん
「優子ちゃん寝かせてくるね」
「ごめんね、お願いする」
寝室に言ってる間にワインとおつまみを用意して
テーブルに並べていると
「そのワイン・・・」
「そう、七瀬が私達の結婚記念日にくれたワイン」
「いいんですか?」
「ワインを一人で飲むのってなんか寂しいでしょ
一緒に飲んでくれる?」
「光栄です(´-∀-)」
それからいろんな話をした
「アサヒさん、私の第一印象てどうでした?」
「うーん、レイジから元気な新人が入ってきた!
て聞いていて、毎日って言うくらい話に出てきて
初めて会った気はしなかったんだけど・・・」
「けど?」
「可愛い子だなーて思った(笑)」
「えっ! 」
「だって、女性で刑事だからもっとがっちりしていて
大きな人かなって思ってたから、レイジの後ろから
出て来た時は、まさか学生をひっかけてきたの!
て思ったもん」
「先輩かわいそう(笑)」
「だって小さくてかわいくて大人の女性に見えなかったもん」
「それはそれで傷つきます
そんなに刑事らしくないですか?」
「知れば知るほど正義感が強くてカッコよくて
さすがレイジが認めただけあるなって思ったよ 」
褒められて恥ずかしいのか耳まで赤くしてハニカム顔が可愛くて
無意識のうちに頬にキスをしていた
「えっ!?? 」
焦る七瀬が愛しくなって今度は唇に軽く触れる
一瞬固ったけどすぐに真剣な顔に変わる七瀬
「アサヒさん!」
「ん?(бвб) 」
「初めてアサヒさんを見た時
世の中にこんなきれいな人がいるの?
て言うくらい衝撃を受けました」
「わーありがとう 」
「よく遊びに来てたのはアサヒさんに会いたかったからで・・・」
「えっ!?」
「先輩と優子ちゃんを見つめて幸せそうに微笑む
アサヒさんの笑顔が好きでした」
「・・・・・」
「私のせいで先輩が死んじゃって・・・
悲しんでるアサヒさんを見るのが辛くて・・・
でもそばに居たくて・・・
怪我をしてずっとそばに居てもっと好きになってました」
「七瀬・・・・」
「私、アサヒさんが好きです友達としてじゃなく
恋愛として大好きです・・・気持ち悪いですよね 」
「嬉しい(бвб) 」
「・・・・・・えっ?」
「私も七瀬が好きみたい 」
「アサヒさん・・・」
重なる唇、さっきと違うのは七瀬からしてきたのと
お互いが求め合ってしていること・・・
そのまま上を脱がされワークブラ一枚になると
ソファーに押し倒された
「アサヒさん、綺麗(´-∀-)」
「七瀬も脱いで(бвб) 」
引き締まった体に似合わない豊かな胸
「七瀬も綺麗だよ 」
酔ってたのもあると思う、レイジとは違う気持ちよさに
何度も七瀬を求め気づいた時には
ソファーに裸で抱きしめあったまま眠っていた
て言うセリフとシーンのはずだったのに・・・
優子
やっぱり俺はみんなから愛されてる(´-∀-)
特ににゃんにゃんは最高っぜー(´-∀-)
しかーし・・・せっかくの楽しい一日を奪った麻里子・・・
許せねえ(怒)仕返ししてやる(ニヤ)
何しようかなー
ベッドの中でくさーいおなら?
わざとおねしょしてやるとか?・・・
これは後々みんなに言いふらされておれがやばくなる(汗)
料理の中によだれを入れる?
これはおれも食えなくなるから駄目だ・・・
ん〜何がいいかな・・・そうだ!
「才加兄ちょっといいか」
「優子どうした?」
「麻里子の好きなものってなんだ?」
「お前呼び捨てにしてたら雷落ちるぞ」
「それはいいんだよ、好きなもの!」
「そりゃーカレーだろ(笑)」
「そうだよな、あとパンダも好きだぜ(´-∀-)」
「・・・・・おれに聞かなくても優子の方が知ってるんじゃないか(笑)」
「じゃー嫌いなものは?」
「えーと・・・お化けかな」
「それはおれも嫌い・・・他にない?」
「ないかもな、最強だからな(笑)」
「そうだよな最強だよな・・・」
もういいや、やめた
公園に行こーと(´-∀-)
公園でめいいっぱい遊んで疲れたから
ベンチに座って休んでたら寝ちゃったみたいで
気が付いたらあたりは真っ暗・・・・
そういえばにゃんにゃんがここ暗くなるって言ってた(汗)
ううぅぅ・・・怖いよお化け出る(泣)
おで動けないどうじよう・・・(泣)
「ゆっぴー・・・・ゆっぴー!」
「まりごー!・・・おねえぢゃん(涙)」
走ってくる音がして
「ゆっぴーどこ?」
「ごごだよー」
ベンチの前に来て泣いてる俺を抱き上げ抱きしめる姉ちゃん
「バカ!心配かけんじゃないの(怒)」
「ごめんなじゃい(泣)」
携帯を取り出し素早く打ち込み送信してる
俺を抱っこしたまま家に帰る
家の前には全員集合してて
「優子!優ちゃん!」
「あれ?みんな外で何してるんだ?」
「ゆっぴーが帰ってこないからみんな探してくれてたんだよ(怒)」
「麻里子が一番パニクッてたけどな(笑)」
「才加うるさい(汗)」
・・・・・どうやら麻里子の弱点は俺だったみたいだ・・・
やっぱり俺、愛されてるぜ(´-∀-)