俺とお前と時々親友♂ U−71

陽菜

汗をかいたのが良かったのか次の日には優子の熱も下がり
まだ少しだるいって言ってたが学校に行くことに

「俺のおかげだぜ(бвб)」

「薬のおかげだと思うけど・・・」

「じゃー次は薬飲まずにやろうぜ 」

「だめ もうやらない(汗) 」

「・・・・じゃー俺の時にやせてくれる?」

「だめ!風邪がひどくなったら出目でしょ 私うつりやすいし・・・」

「ならない 」

「分かんないじゃん、て言うか普通風の時はしないでしょ?」

「俺達は普通じゃないから当てはまらない 」

文句を言ってると

「時間だから行ってきまーす!」

むう・・・誤魔化された気がする・・・

でも・・・昨日の優子はやばかったよなー

あのうるんだ眼とか火照った頬は誘ってるとしか思えないからな

それに一回だったけどなんか満足と言うか・・・

大人なエッチみたいでよかった♪

うん、これからはこれで行こう!俺も来年は成人だし

大人の階段上ったって感じ 1人で納得してたら

「陽菜!早くしないと遅れるわよ(怒) 」

母さんに怒られた・・・・

Y スレチガイ 32

二人と別れてからリフトを使わず
少し滑ってはカニ歩きで登り
また少し滑っては登るを繰り返す

これって結構体力使うからいいトレーニングになるかも(笑)

あ、でも滑れる人には関係ないか(汗)

何度か繰り返していたら

「ヤッホー!優子〜」

佐江が猛スピードで滑り降りて来た

その後ろからは優雅に小嶋さんが降りてくる

「お昼にしよお腹ぺこぺこ」

「うん、先に行ってて頑張って降りるから」

「OK!席取っとくから早くね」

そう言うと一気に降りて行った

「小嶋さんも先に行っててください」

「うん・・・あっ、ターン綺麗に出来てる時あったから
もう少しこうすればいいと思うよ、やってみて」

「はい」

言われた通りに滑ってみる

「っ・・・出来た」

「ふふ、出来たじゃんこれが出来たら
すぐ滑れるようになるよ」

「ありがとうございます♪」

「陽菜も先に行ってるけど自分のペースでね」

「はい」

そう言うと私の頭をポンポンと二回たたいて滑って行った

小嶋さんは優しいなー・・・勘違いしそうだよ

でも小嶋さんはきっと佐江の事が好きなんだろうなー
にゃんにゃんて呼ぶほど仲いいし敬語だって使ってないし・・
私なんかより活発な佐江の方がお似合いだし・・・

ダメダメ!

頭をブンブン振る

三人で遊んでる時はそんな事考えない!楽しまなきゃ

て、思ってたのに・・・・

「あーにゃんにゃん取りすぎ―」

「佐江だってミートソースたっぷり取ってたじゃん」

カレーとスパゲッティを半分こしてるのか
お互い取り合いをして食べてる姿は恋人同士にしか見えなくて・・・

少しの間動けなくて突っ立っていたら

「あ、優子こっちこっち、何食べる?
にゃんにゃんが奢ってくれるって」

「いい・・・自分で買ってくるから食べてて」

「優子上着と手袋かして(бвб) 」

「?」

「濡れてるから向うのストーブの前に干してきてあげる」

「自分で行くのでいいです、食べててください」

楽しそうな二人から早く離れたくてぶっきらぼうになってしまう

「でも・・・」

「ほんと、いいですから!冷めちゃうんで」

「うん・・・・」

少し悲しそうな顔をする小嶋さんに胸が痛んだけど
二人を見てる方がもっと苦しかったからその場を急いで離れた

それから全ての事をゆっくりした

ゆっくり脱いでゆっくり干し、ゆっくりトイレに行ってから
ゆっくりメニューを選びテーブルに戻ると二人は食べ終わっていて
コーヒーを飲んでいた

「優子遅い」

「私疲れちゃったからもういいや」

「えー佐江はもっと滑りたい」

「私はここで待ってるから二人で滑ってきなよ」

「わかった、にゃんにゃんも滑るよね?」

「陽菜は・・・」

「行こうよまだ三本しか滑ってないし
チケット勿体ないよ」

「じゃー後二本だけ・・・」

「いいですよ、私帰り運転だし少し寝るんで
ゆっくり滑ってきてください」

「・・・わかった」

カップを片付けようとするから

「私が一緒に片付けておきますから」

「助かる!優子宜しく♪にゃんにゃん行こう!」

「うん・・・」

佐江に手を引かれ外へ出て行った

・・・手繋いじゃって・・・まじ恋人じゃん・・

告白もしてないのに振られるってこう言う事なのかな

アハッ・・・やばいや

後姿を見つめながら涙が止まらなかった

H スレチガイ 31

いったん下まで滑り降り今度は頂上まで行くリフトの並ぶ

少し混んでいて五分ほどかかりリフトに乗ると

「凄いこけ方してたけど大丈夫?」

「え?なんともないよ」

「にゃんにゃんが怪我してたらいくら優子でも
佐江は許せなかったと思う」

「なんで?」

「なんでって・・・にゃんにゃんの事好きだから」

「・・・・ありがとう」

ちゃんとした返事もせずゲレンデに居るはずの優子を探す

・・・・いた!

何度もこけながら黙々とパラレルの練習をしていた

あ、今のターン上手くできてた・・・

「・・・・ゃん・・・にゃん・・ゃん」

「え?何?」

「話聞いてる?」

「聞いてるよ(бвб) 」

「・・・・・にゃんにゃんは優子が好きなの?」

「陽菜は・・・みんな好きだよ」

「でも優子だけに声かけるじゃん」

「それは優子から話しかけてこないからだよ
佐江は来てくれるでしょ」

「そうだけど・・・」

「今のチーム全員が好き、みんないい子ばっかだもん」

「だよね!佐江もそう思う同期はもちろんだけど
いい先輩ばっかりだと思うもん♪」

「そうだね個性は強いけどほんとみんないい子だよね(бвб) 」

「今度さ・・・二人で温泉行こうよ」

「お風呂屋さん?」

「違う、箱根か熱海辺り」

「うーん・・やめとく」

「なんで?」

「陽菜お風呂あんまり好きじゃないから・・・」

「そっか残念・・・」

咄嗟に嘘ついちゃった・・・
温泉大好きなのに(汗)

佐江ちゃんの好きは・・・わかってる
でも陽菜は・・・

あっまたこけた(笑)

あれじゃーウェアーも手袋もべちゃべちゃだろうなー

ストーブの前で乾かしてあげなきゃ(бвб) 

お昼何食べよっかなー

「お昼何食べる?」

「スキー場のお昼と言えばカレーでしょ(笑)」

「えぇーベターじゃん(бвб) 」

「カレーが一番手軽でおいしいの!」

「じゃー陽菜は違うの食べよーと」

「半分こしようよ」

「いいよ(бвб) 」

「やったーにゃんにゃんと半分個♪」

安易にした返事が優子を苦しめる事になるなんて思いもしなかった・・・
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