俺とお前と時々親友♂ U−76

峯岸


ふーやっとテストが終わってグアム!グアム♪

優子と陽菜は終業式が終わるとすぐにたつらしい

敦子達は一週間後・・・他の友達も塾だし・・・

暇だなー・・・えーい、優子達と行っちゃえ〜

でっ!今、陽菜と飛行機の中でミニコント中(笑)

陽菜って意外に面白い!だってみーの笑いについて来れるんだもん

ボーとしてそうでとんでもないことを考えつくし

侮れない男だぜ(笑)

佐江もスポーツ推薦であまり勉強してないみたいだから
一緒に行こうって誘ったら

「りんちゃんと一緒がいい」だって

はいはい、わかってましたよ、峯岸といてもつまんないですもんね

たかみなは塾、あっちゃんは家庭教師
大学組はまだ休みに入ってない・・・

なのに陽菜はなぜ行ける?坊ちゃんはわがままだ(怒)

向こうでは2時間ぐらい勉強して、後は海に入って!ボードするんだ♪

ショッピングも優子と陽菜を連れて行ってどさくさに紛れて買わせる!

それと毎日美味しい物が食べれると思うと・・・ ぐふふ

あぁー楽しみだな♪

H スレチガイ 38

佐江が四月から大阪へ転勤になっていた

会社側は優子と二人で行かせるつもりでいたけど
告知する前に辞表を出したから佐江が一人で行くことに

泣きながら電話してきたのが三か月前で
今は東京に練習や試合で帰ってくるたびに
陽菜の家に泊まり大阪へ帰って行く

自分の家の方が近いでしょ

と言っても

「やだ、泊りたい」

と泣きながら言われると嫌と言えないから泊らせてしまう・・・

夏の大会が終わり学校が夏休みに入ると
先生である陽菜は行事が無い限り好きな時に休みが取れる

佐江が遊びに来てっていうから思い切って優子も誘ってみた

行ってみたいって返事が返ってきたから
一緒に行こうて返すと
初日は用事があるから次の日の新幹線で行きますと言われた


・・・陽菜避けられてる?気のせいだよね・・・

土曜日、朝一の新幹線に乗って大阪へ
駅まで佐江が迎えに来てくれていた

「にゃんにゃんいらっしゃい♪」

「迎えに来なくても家まで行ったのに」

「だって少しでも早く会いたかったんだもん!」

佐江は思った事を隠すことなく伝えてくるから
後輩としては可愛いと思う

こんなに懐いてくる後輩はいままでいなかったから・・・

どっちかというと一匹狼タイプで怖がられることの方がおおかったもん


この前佐江が家に来た時に

「にゃんにゃん佐江と付き合って」

て言われ

「いいよ、どこ行きたいの?買い物?映画?」

もちろん違う意味だって分かっていたけどとっさに誤魔化してしまった

佐江は少し眉毛を下げ

「欲しい服があるんだ」と話を繋げてくれた

佐江ごめんね、だって陽菜は・・・・


荷物をいったんマンションへ置きに行く

「凄いじゃん良いマンションだね(бвб)」

「女の子の転勤は初めてだったらしくて
こっちの条件をほとんど聞いてくれたんだ」

10畳のワンルームでキッチン別
トイレとお風呂も別々で家賃は半分ていいよね

「自炊してるの?」

「してるよ、レパートリーもけっこう増えたんだ」

「偉いじゃん」

「だって近くのファミレスのメニューに飽きちゃったんだもん(笑)」

「何それ、食べつくしたって事?」

「そう言う事(笑)」

2人で笑いあう

「どこ行きたい?」

「どこでもいいよ」

「USJは優子が来てから行こうと思ってるから・・・
通天閣に行って串カツ食べる?」

「あー、有名な・・・なんだっけ、ソース二度づけ禁止!とか言う所」

「そうそう、この前先輩に連れて行ってもらったんだ」

「行きたーいあ、でも優子来てからでもいいんじゃない?」

「優子は油物あんまり好きじゃないから
明日はお好み焼き食べに行こうと思ってる」

「そうなんだ、陽菜太っちゃいそう(汗)」

「にゃんにゃんはそれくらいが丁度いいよ♪」

「もう少し痩せるもん」

「アハハとりあえずここ出よう」

「そうだね」

ショルダーバックを持ち部屋を出た

Y スレチガイ 37

仕事は営業職だった

人と話すことが苦手な私はストレスがたまり
学生の時より5キロ太った
いわゆるストレス太りって言うやつ?

佐江は持ち前の明るさとコミュニケーション能力を生かし
部署内でも外回りでも気に入られていた

「私もう無理かも」

「仕事はどこでも一緒だよ、だんだん慣れて来るって」

「才加は仕事楽しい?」

「自分で選んだ仕事だからやりがいはあるよ」

「そっかー・・・」


大学の就職課に三人で就職を探しに行った時
先輩が就職していた会社が二枠残っていた

「ここにしようよ、佐江ここに決めた!
才加か優子、一緒に行こうよ」

「才加はこの仕事の方がいいからこっちにする」

「じゃー優子一緒にしよう、二人なら心強いじゃん」

「うん」

やりたい事が無かったから安易に返事をして
面接に行ったら二人共受かった

あの時は小嶋さんと佐江と
こういう関係になると思っていなかったから・・・

「佐江といるのが辛いのか?」

「そうじゃないけど・・・・」

佐江は好き、でも・・・

小嶋さんと一緒に居る時の佐江を見てるのは辛かった

「もう少し頑張ってみてどうしてもダメなら
仕方ないんじゃないか?」

「うん・・」

才加はいつも愚痴を聞いてくれて適格なアドバイスをくれる

きっと佐江からもいろんな相談を受けてるんだと思う

でも、何も言わないしどっちの味方もしない
公平な立場でいてくれるからありがたい


それから少したっての三月上旬

会社へ辞表を出した

「え?辞めちゃうの?うそだよね」

「なかなか言えなくてごめん・・・・」

「何で?仕事は丁寧だし的確だって褒められてたじゃん」

「ほら、私こんなだし・・・営業むいてないから
今度の仕事は事務系にしようと思うの」

「え〜佐江一人だなんてやだー」

て言っていた佐江は転勤で大阪へ行く事になった
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