俺とお前と時々親友♂ U-95

優子

陽菜との絆はさらに深まったけど
日本に帰ってくると受験と言う現実が待っていた

空港からそのまま神社に向かい全員で合格祈願しておみくじを引く

私は大吉で喜んでいると陽菜が口を尖らせてふくれっ面・・・
よくなかったのかな

見せてもらうと、凶だった・・・

凶なんてあったんだ(笑)私今までに引いたことなかったから
無いと思ってた

「陽菜良かったね(´-∀-) 」

「なんで凶がいいんだよ(怒) 」

「だってこれからドンドン上がって行くんだよ
大吉は下がるしかないけどね 」

「そっそうか?そうだよな!」

機嫌も戻って一安心、木の枝に括り付け、そこでみんなとは別れて
家に帰ってきた

「ただいま帰りました(´-∀-) 」

「お帰りなさいませ」

「あれ?お義父さんとお義母さんは?」

「伊豆の別荘に行っておられます」

「えっ!?伊豆にも別荘があったの(汗) 」

「言ってなかったか ?」

「聞いてないよー、私温泉好きなのに〜 」

「そうなのか?じゃー試験終わったら連れてってやるよ 」

「やったー嬉しい♪ 」

「でも、二人だけだからな! 他の奴らには言うなよ!
特に峯岸には絶対にばれない様に しろ」

「え〜みーちゃん可愛そう(笑) 」

「あいつが入ってくるとろくなことないからな
それにグアムの別荘みたいに大きくないから
大勢は泊まれないし」

「そうなんだー・・・わかった!二人でゆっくりしようね(´-∀-) 」

「おう///」

試験が終わると合否関係なく本格的な練習に入って行くから
その前に陽菜とゆっくりしたかったし、丁度よかった

楽しみだな(´-∀-)

俺とお前と時々親友♂ U−94

優子

ニヤニヤしながら昼寝って・・・

自分で誘っときながら恥ずかしい(汗)

部屋に戻りベットの上に下され服を脱がされてるんだけど

「ちょっと待って! 」

えっ!?て顔をする陽菜

「先に少しだけ話を聞いて!」

「おっおう・・・」

「私はね、陽菜と体を重ねるの、全然嫌じゃないよ」

「うん・・・」

「でもね、そればっかりって言うのは嫌なの・・・」

「そっそうだな・・・」

「私が体をひっつけて甘えたいだけの時も陽菜すぐにしようとするし」

「・・・・・ごめん」

「付き合ってからあっという間に結婚しちゃったけど
私、すべてが初めてで、恋人同士がする事とか少ししか経験できなくて
みんなに話を聞くたびにいいなーて思う事もあって・・・」

「どんな事がしたいんだ?」

「すぐ思い浮かばないけど、たとえば映画館で二人ポップコーン
食べながら見たりとか・・・・あと・・・」

「後なんだよ!?」

「陽菜にも甘えて欲しい・・・」

「俺が優子に甘えるのか?」

「私、頼りないけど陽菜がしんどい時とか悩んでる時は
言って欲しい、少しでも陽菜の癒しになりたいから(汗)」

「優子! 」  

「きゃっ(汗) 」

いきなり引っ張られて陽菜の胸に飛び込む形になって抱きしめられた

「最高にいい女だぜ! ありがとな、それと気づいてやれなくてごめんな
俺、マジで好きになったの優子だけで、
今迄普通のデートなんかした事なったからわかんなくて・・・
受験終わったら、恋人に戻って出来なかったことすべてしような」

「うん、でも私もあんまりわかんないよ」

「じゃー勉強しなくちゃな(笑)」

「何見て勉強する?」

「やっぱ、少女マンガが王道だろ(бвб) 」

「ぷっ(笑) 陽菜が少女マンガ読んでる姿・・・・面白すぎる(笑)」

「このやろー笑うなよ、仕方ないだろ(汗) あっ恋愛もののゲーム買おうっと」

「私が受験勉強してる間にクリアーしてね(笑)」

頬にキスすると

「えーと・・・もう脱がせてもいいかな 」

お伺いを立てる陽菜って・・・可愛い(´-∀-)

首に腕をまわして耳元で「いいよ!」ていうと

あっ!ていう顔をしていきなり立ち上がり窓際へ・・・?

遮光カーテンを閉めてくれて

「これで少しは暗くなっただろ?」

話、ちゃんと覚えてくれてるんだ・・・うれしい(´-∀-)

大好き、陽菜♪

H スレチガイ 49

花に言われて部屋に戻りずっと考えていた

なんで陽菜が優しくしたら優子の心がボロボロになるの?

陽菜はひいきなんてしない、みんなと平等に付き合ってるつもりなのに

来るもの拒まず去るもの追わず?


陽菜は昔っからずっとこのスタンスでやって来た
それがいちんばん楽だったから

でも優子は違う、もし陽菜の前から去って行こうとしてるなら
全力で止める、たとえ他の誰かを犠牲にしたとしても・・・

だって優子が好きだからそばに居たいから・・・

いくら考えても答えは出なくて優子に聞くしかないと思った

後はタイミングだけ、それは新幹線の中でやって来た

平日の昼間という事で空いてる新幹線の中一番前が開いていたから
そこに座り陽菜の思っていることを全部・・・

ううん、好きだとはまだ言ってないけど
それを覗くすべての疑問をぶつけたら
観念したのかゆっくりポツンポツンと話し始めた

スナックで初めてあった時に、何故か心ひかれた事

合宿の時陽菜が名前を憶えていたのが凄く嬉しかった事

自分だけバッティングを教えて貰えて調子に乗っていた事

陽菜の言葉があったから四年間頑張ってこれて
キャプテンにまでなれて感謝してもしきれなかった事

そして今のクラブチームで一緒に出来るのが嬉しかったのに
上手く言葉に出来なくて佐江に先を越されてしまった事

佐江と付き合ってるのを知っていながらそばに居たくて・・・
二人の邪魔をしているのが心苦しかった事

二人が仲良くするのを見るのが辛くて帰るたびに後悔して泣いていた事

もうこれ以上二人の邪魔をしない様に栃木に帰ろうとしている事

「ちょっと待って・・・途中から話がおかしくなってるんだけど」

「ズズッ・・・おかしくなんてないですけどズズ・・」

泣きながら順を追って話してくれてるんだけど・・・おかしいよね?

「佐江と付き合ってるってどう言う事?」

「その言葉のままですけど・・・ズズ・・」

「誰が言ったの?」

「だって仲いいしいっつも車の後ろでイチャイチャしてるし
膝枕だってしてるし寝てるのを愛おしそうな目で見てるじゃないですか」

「イチャイチャしてないし(怒)佐江が勝手に引っ付いてきてるだけじゃん」

「でも、手をつないだり腕くんだり・・」

「陽菜からした事は一度もないんだけど」

「でも、お揃いのTシャツ着て来たり・・・」

「あれは佐江が欲しいって言うから買ってあげたら
にゃんにゃんも!て言って勝手にレジに出して・・
まさか次の日に着させられるなんて思ってもいなかったんだから」

「じゃー行ってらっしゃいのキスはどう説明するんですか!(怒)」

「起きてたの・・・?」

「ワンルームであんなに話ししてたら起きますよ・・・」

「だってチューしなきゃいかないって駄々捏ねるから
頬に軽くならいいかと思って・・・」

「ほ、ほ?」

「そう、頬」

「ほっぺたの頬?」

「それ以外どこにあるの(笑)」

「うそ・・・」

「ウソじゃないし」

「じゃー私・・・間接キスじゃ・・・」

「あ、そう言えばあの時優子、陽菜の寝込み襲ったよね」

「うえ?襲ってなんて・・・(汗)」

「唇にキスしたじゃん」

「お、起きてたんですか(汗)」

「名前呼ばれたら起きるし」

「うそ・・・・」

慌てる優子に笑っちゃいそうになったけど
ここははっきりしとかなきゃね
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