俺とお前と時々親友♂ V-12

麻里子

敦子から話を聞くとどうやら篠田はニャロを引き留めておく役らしい・・・

うーん・・・それが一番難しいって知ってますよねお二人さん・・・

しかーし、敦子とゆっぴーの頼みだから篠田頑張るよ

「ニャロ!今週の土曜日さ買い物付き合ってくれない?」

「はあ!?無理だし 土曜日は優子が練習休みだから
二人でうっくりする予定なんだよ(怒) 」

「結婚記念日のプレゼント買ったのかよ!」

「・・・まだだけど・・・
優子は物より俺の大きな愛情表現の方が喜ぶに決まってる 」

「チッチッチッ! それは甘いよニャロ君
女の子の何もいらないは男を試してるんだよ(*`ω´)」

「そっ・・そうなのか(汗) 」

「特に結婚記念日は大切らしいよ
よくテレビでもやってるけど、
自分の物になったら何もあげなくなってもう愛してないのね!
なーんて言われて離婚が多いらしいぞ 」

「なっ、何がいいかな、 優子の欲しそうなもの
あっちゃんにそれとなく聞いてもらえないか?」

「仕方ない、親友の為に篠田がひと肌脱ぎましょう」

「・・・麻里ちゃんの裸なんか見たくねえし(怒) 」

「・・・・ニャロ・・・バカなの?」

「バカって言うやつがバカなんだぞ!」

プンプン怒ってるニャロ(笑)

取りあえず引き離し作戦は成功

でも、マジでゆっぴーの欲しい物聞いてもらっとかないと
後で怖いよなー

俺とお前と時々親友♂ V-11

優子

もうすぐ陽菜の誕生日&結婚記念日

式は6月だったけど籍を入れたのは誕生日の19日だから

毎月貰うお小遣いを貯めてたら結構な額になっちゃった

使う事がないからいらないって言っても

「友達同士の付き合いとかもあるでしょ!」

ていうお義母さんが私名義の通帳を作ってくれて
毎月振り込んでくれている

陽菜といる時は全部出してくれるから
使うのは合宿の時のお菓子とかジュース
後は・・・あっちゃん達の誕生日プレゼント位かなー

高校の時はみんなの倍ぐらい、今月なんて記帳してビックリ

何かの間違いだと思ってお義母さんに言うと

「大学の入学お祝いと今月のお小遣いよ 」

なーんてさらっと言われちゃった・・・

陽菜に言うと俺は小遣いってもらってねえからわからん

そう言えば・・・カード使ってるし、現金もカードで引き出してる
どうやら使い放題みたいだし・・・
お金持ちって・・・

私も大学生になった事だしブランドの服、買っちゃおうかな〜

どれを選べばいいかわかんないからあっちゃんについて来てもらおう

1限目を終えてカフェに向かっていると

「優子おはよう 」

「あっちゃんおはよう(´-∀-)」

「次、講義ないの?」

「うん、あっちゃんは?」

「私もない!」

「丁度良かった、お願いがあるからカフェ行こう」

陽菜達は午前中は講義がないから
昼食の時間に来るって言ってたからよかった

先輩と陽菜が付いてこないようにしっかりと打ち合わせをして
どこに行こうかって話してたら丁度二人が入って来たから

二人にわからないようにあっちゃんにウインクしてから
陽菜に手を振った

H 転校生はマジ女だった 7

家の住所教えなきゃ大丈夫だよね(бвб) 

て思ってたのに食べ終えた優子が

「送ってってやるぜ」

「結構です」

「遠慮すんなって(´-∀-)」

「遠慮なんてしてないし」

「なんだ、照れてるのか(´-∀-)」

「はぁ?照れるわけないじゃん」

「いいだろ、送らせてくれよ」

そんな目で訴えかけられたら断れないじゃん(汗)

オートロックだし部屋番言わなけりゃ大丈夫だよね

「騒がないでよ」

「おう!大人しいよなサド」

「はい」

・・・・・確かに騒ぎはしてないんだけど・・・

陽菜の横を歩きながら犬や猫を見たら話しかけてるし
ベビーカーに乗った赤ちゃんあやしたり・・・
もちろん親には変な目で見られてるけど
ノッポの方が親を睨みつけて何も言わせないようにしてるって言うか・・・

なかなか家にたどり着けないんだけど・・・

「もう、ここまででいいから」

「このへんか?」

「もう少し先だけど、余計に遅くなっちゃうから一人で帰る」

「わりい、もうよそ見しないから行こう」

そう言うと手を掴まれ引っ張られる

「ちょっと、場所知らないくせに引っ張らないでよ」

「おう、そうだったほら、早く歩け」

「むぅ・・・優子のせいでしょよそ見ばっかしてるから(怒)」

「なんだ、ヤキモチか(ニヤニヤ)」

「違うし(怒)バカじゃないの」

「お前、優子さんに向かってバカとは何だ(怒)」

「うっ・・・・」

怖い・・・・

「サド、おめえは帰れ」

「自分は優子さんを・・・すいません離れてついて行きます」

そう言うと五メートルほど後ろに下がった

「優子の家はどこなの」

「・・・・その辺」

「その辺て・・・後ろの人と「サドだ」
サドと一緒に住んでるの?」

「一緒に住んではいねえ、ただ、夜と朝飯は作りに来てくれてる」

確かお弁当もだったよね?全部じゃん

「なんか恋人同士みたい」

「ちげえよ、サドは私の・・・・」

「私の?」

「世話係だ」

世話係って・・・・高校生で?

もしかしてサドって優子の事好きなんじゃ・・・
優子はそれに気づいてなくて、実は両想いだったって言うパターン?

という事は優子に気づかせたら陽菜は解放されるって事だよね

よし!頑張って日曜日サドをアピールしてあげなきゃ

でも負けるのは嫌だな・・・

そんな事を考えていると着いちゃった


「このマンションだから・・・バイバイ」

いっこうに帰ろうとしないから

「早く帰れば」

「陽菜が中に入るまで見ててやる
何なら部屋の前まで送ってや・・・「いい」

こんなヤンキーと一緒にいるところを住人に見られたら
何言われるか分かったもんじゃないから

急いで部屋番と暗証番号を押して入ろうとしたら

「マジか!運命だぜ(-∀-`) 」

「はい?」

「おいサド部屋番1017だってよ」

うわ・・・覗かれてた(汗)

「ちょっと大きな声で言わないでよその番号なんかあんの」

「優子さんの誕生日だ」

「うそ・・・・」

「これは忘れられねえよな(´-∀-)」

ドアが開き中に入って振り返ると

小さく手をあげ

「じゃあな、明日寝坊すんなよ」

嬉しそうにスキップしながら帰って行った

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