優子
今日の練習は早めに上がらせてもらい家に帰って来た
陽菜がどうしても二人だけでお祝いしたいって言うから
お義父さんとお義母さんには昨日お祝いしてもった
今日は二人で伊豆の別荘に行くらしい・・・
こんなに広いんだから居てもわかんないのにね
それと、私のオムライスが食べたいって陽菜からのリクエスト
昨日は豪華な料理だったからより質素に見えちゃうよ(汗)
サラダとスープも作って陽菜を待っている
大学の帰りにケーキを買って来るって言ってたけど・・・
まだ帰ってこない陽菜・・・?遅すぎるよね(汗)
どこまで買いに行ってるんだろ?
料理を運ぼうとしたら
「私達がしますので!」
「良いよ、今日は休んでて 」
「そんな事出来ませんよ、これが私達の仕事ですから」
余りにも必死に訴えてくるから任すことにして
私は部屋に帰り、あっちゃんが選んでくれた
ワンピースを着てプレゼントを持ちダイニングに行くと
あれ?何もない
「あっ!若奥様、陽菜様からリビングに運べと仰せつかりました」
「そうなんだ、ありがとうございます(´-∀-)
あと・・・その若奥様はやめて下さい 優子でいいですから(汗)」
「では若奥様も私達に敬語で話すのをやめて下さいね 」
「でも・・・年上の方だし・・・」
「気にしないでください、私達もその方が親しみをもてて
嬉しいんですから 」
「うん、ありがとう(´-∀-) これからも私達のお世話お願いね」
「優子様早くリビングの方へ 」
急いでリビングに行きドアを開けると
凄ーい! なにこれ!?
部屋には沢山の飾り付けがしてあり正面には
<陽菜& 優子 結婚一周年>
これ・・・陽菜の字だよね
中に入ると・・・あれ?陽菜まだ帰ってないのかな
前に進むと後ろからフワッといい匂いがして抱きしめられた
「優子、結婚してくれてありがとう(бвб)」
「はるな・・・」
「いろいろあったけどさ、あっという間の一年だったよな(бвб)」
「うん・・・陽菜、私を選んでくれてありがとう(´-∀-)」
正面に向き合い唇を重ね合わせた
麻里子
男二人でおしゃれなカフェに入り優雅にティタイム中・・・
「ちょっとニャロもう30分も座ってるんだけど何か思いついたのかよ」
目の前ではニヤニヤしたり眉間にシワを寄せたり
相変わらず妄想中の変態野郎
「あれだよな・・・なんていうか・・・何でも似合っちゃう俺だから
優子に合わせて洋服だとかスエットとかを選んだ方がいいよな(бвб)」
「・・・・・」
「サングラスもいいよな・・・・あっ!指輪とかもいいかも 」
「あぁぁ・・・指輪は・・あんまりしないんじゃないかな
サングラスの方がいいんじゃないか
ほら、ランニングしてる人ってかっこいいやつ持ってるだろ(笑)
「そうだよなーかっこいいサングラス掛けて二人でランニング・・・・」
「汗で透けたTシャツ・・・一緒にシャワーを浴びて・・・ムフフフ 」
「もしもーし!すぐに自分の世界に入るのやめてもらえたら
嬉しいんだけど・・・声漏れてるし
それに、にゃろは走んないだろ?」
「そうだけど・・・あっ!自転車で伴走してもいいよな(бвб)
帽子もウエア―もお揃いで二人でオリンピック目指して
頑張る姿が映画になったりなんかしてさ♪」
「・・・なるわけないだろ 」
「そんなの分かんねえだろ(怒) 」
「自主制作でもしてみんなに見てもらうしかねえな・・」
「そうだな!そうしよう 売れないカメラマンとか監督紹介してくれよ」
「小嶋グループの力を使えば簡単だろ」
「えー邪魔くさいし・・・麻里ちゃんよろしく 」
はあ・・・なんでそんな話になるんだか・・・
「とりあえずスポーツ用品のお店めぐりしようぜ」
「おう!麻里ちゃんご馳走様 」
「おい!ニャロの買い物について来てるのに何で篠田が払うんだよ 」
「昼飯はおごってやるからさ、小さいお金持ってないし(笑)」
ニャロは現金あまり持ち歩かないからなー・・・
仕方ない、昼は高級店に行こうっと(*`ω´)
売られた喧嘩は買う!
これが筋ってもんだ、でも今日は勝手が違った
喧嘩が嫌いだと言う陽菜の前でする事は出来ねえから
サドに送らせて暴れようと思ってたのに囲まれてどうすることも出来ねえ
もちろんサドにも手は出させねえ
あいつが睨むと下っ端のやつらは手を出せねえから向うは安心だ
殴られるままに身を任せていたらナイフを出してきやがった
チッ入院かー嫌だな、陽菜毎日見舞いに来てくれるかな
そんな事を考えてたら戦えと言いやがった
なるほど・・・戦うのはいいのか(´-∀-)
よっしゃー思いぞんぶん戦ってやる
殴られた倍以上の仕返しをして全員倒してやった
ふぅー気持ちいい(´-∀-)
やっぱ喧嘩・・・戦いは最高ぜ!
「待たせたな、行こうぜ」
「・・・優子といるとまたこんな事起こるよね」
「そん時は私が守って・・「無理!」
「はぁ?」
「陽菜は静かで平凡な毎日でいいの
好きな時に好きなとこ行って好きなものを買って・・・
優子といたら何にもできないじゃん」
「それは・・・」
「だからもう、陽菜にかかわらないで」
「くっ・・・」
「てめえ優子さんになんて事言うんだ(怒)」
「サド、いいから」
「でも・・・」
「悪かったな、そうだよな、迷惑だよな・・・」
「・・・・・」
「これが最後だからさ、送らせてくれないか」
「わかった」
マンションに入るのを見届け踵を返す
「チッ、日曜楽しみにしてたんだけどな」
「優子さん・・・」
「サドので我慢すっか」
「はい♪」
「クラスも変えて貰おうかな」
「そんな事出来るんですか?」
「バーカ、出来るわけねえだろ」
「うっ・・・」
「席は窓際の一番後ろでいいや」
「わかりました明日朝早く行ってかわらせます」
「すまないな」
はぁ・・・こんに苦しいなんて思ってもいなかった
マジ好きだったんだな・・・
今までいろんな奴抱いて来たけど
気に入ってすぐ抱かなかったのは陽菜だけだった
あーもちろんサドや四天王は好きだったけど
こぶしを一度でも交えた奴らは同士だから
恋愛対象にはならねえ
姉妹みてえなもんだからな
初めてフラれちまったぜ・・・
これって負けたことになるのか?
大島優子に初めて土を付けるのが
普通の女とかって笑えるぜまったく・・・