正面奥には神父さんが立っていて

「なにこれ?」

そのまま祭壇の前まで行くと

「陽菜・・ううん小嶋陽菜さん
私と結婚してください」

「な、何言ってるの私達女同士だよ」

「ここでは同性同士の婚姻が許されてるんだ(-∀-`) 」

「だからっていきなりそんなこと言われても(汗)」

「いきなりじゃないよ、陽菜が生まれた時からずっと好きだった
お兄ちゃんしかいない私にとって可愛い赤ちゃんだった陽菜を
私の物にしたいってずっと思ってた、でも陽菜は一人っ子で
病院の跡取りだからあなたにはあげれないと言われた
なら誰にも文句を言わせないくらいのドクターになってやる
そう思った、だから医学の道に入ったんだよ」

「そんなこと言われても勝手にいなくなって
忘れるくらい長い時間離れてて・・・
優子の事何も知らないのに無理だよ」

「何も知らない?
再び出会ってから今日までに私のすべてを見て来たでしょ
ドクターである優秀な私、陽菜に対して見せるエッチな私
そして今日の私」

「確かにそうだけど・・・・結婚なんて
また裏切られたら・・・・」

「ユウコは絶対に裏切らないよ」

後ろの扉が開きジェーンが入ってきた

「来てくれたんだ(-∀-`) 」

「見届けないと信じないからね(笑)」

「そんなことわかんないじゃん」

「僕の求婚もそうだけど多くの人がフラれてきたんだよ
日本に残してきた一人の女性の為に」

「でも優子は初めてじゃないって・・・
好きじゃなくても寝れるんでしょ」

「それは・・・・言ってもいいかユウコ」

「・・・・・・・」

「ユウコは初めから天才ではなかった、当たり前だけどね
頑張って頑張って寝る間も惜しんで勉強して
才能はあったから先輩を抜くのにそんなに時間は必要じゃなかった
まあ、僕もだけど♪」

「ジェーンの話はいいから(бвб)」

「ふーキツイな(笑)
僕と何が違うか・・それはユウコは女性だと言う事
女の武器を使って教授に気に入られてると言う噂が広がり
一時期一匹狼みたいになってたよな」

「でもジェーンがそばにいてくれた」

「それがまた火に油を注いだみたいで
あいつら俺が国に帰ってるのをいいことに・・・くっ」

「何があったの?」

「言っていいのかユウコ」

「・・・・・・集団で犯されたんだ」

「うそ・・・・・」

「連れ去られて・・・
抵抗したけど押さえつけられたらどうする事も出来なくて・・・」

「ゆう・・・・こ・・・・」

「俺が寮に戻って来た時ユウコの様子がへんで・・・
ユウコをみてニヤニヤしてるやつがいたから
仲間になったふりして聞いたら
今度またするからお前も加わるかって言いやがった
加わると返事して他の奴らの名前を聞きだし
そいつら全員二度と医師になれないようにしてやった」

「えーと・・・・免許はく奪とか・・・だよね(汗)」

「そんな生易しいものじゃないぜ
ユウコが受けた傷はそんなもんじゃおさまらないからな」

それ以上は聞かないでおいたピストルもってるくらいだから
想像はつく・・・・

「汚れた私はやっぱり嫌だよね・・・黙っててごめん
だますつもりはなかったんだけど・・・」

「だから俺の嫁になれって言ってるだろ」

「無理だよ、愛してるのは陽菜だけだから
陽菜と一緒になれないなら一生誰とも結婚しない」

「優・・・ちゃん・・・・」

『どうしますか』

「すいませんやめま「お願いします!」

「陽菜?」

「いいよ、結婚しよう」

「同情ならやめておいた方がいいよ
ここで誓うと本当に婚姻しちゃうんだよ」

「だって陽菜の病院大きくしてくれるんでしょ」

「え?う、うん」

「不治の病の患者さん沢山助けるんでしょ」

「うん」

「陽菜を幸せにしてくれるんでしょ」

「も、もちろん」

「じゃーいいよ、もし嘘ついたらジェーンにヤッテもらうから
良いよねジェーン」

「アハハハ、ユウコのパートナーは最高だね
何故気持ちが揺るがなかったのかわかった気がする

その依頼承った(笑)」

「ありがとう陽菜、立会人はジェーンとブースだね」

「わたくしでいいんですか?」

「日本に連れて帰りたいくらいだからね(-∀-`) 」

「ユウコさま・・・・」

勢いで宣誓して誓約書にサインしちゃったんだけどこれでよかったのかな(汗)