いつまでもいつでも

お見合いをした日体調が悪かったのか
それとも興奮しすぎたのか気絶しちゃった優ちゃん

お家に帰ったらいつものように変態犬になってたから
大丈夫だとは思うんだけど一度検査受けさせた方がいいかな？

「にゃろ、にゃろ、にゃろ！」

「麻里ちゃん煩い、何興奮してるの？」

「梅ちゃんなんだけどさ」

「そう言えば福岡に帰ったの？」

「犬舎にいるよ、それより梅ちゃん妊娠してたの」

「え？優ちゃんの子供？」

「そんなわけないでしょ、おととい会ったばかりだし
二匹だけにしてないから」

そうだった・・・陽菜が連れて帰ったんだった

「どうやら福岡に男がいたみたい」

「男って（笑）じゃー優ちゃんフラれたんだ可哀想」

ワン！ワッフン（フラれたんじゃないやい（怒））

「好きだったのかな・・・」

クゥーン（違うぜ俺が好きなのは陽菜だけだぞ）

「ねえ麻里ちゃん」

「ん？」

「優ちゃんこの前急に気絶したでしょ？」

「ああ・・・いきなりだったからビックリしたね」

「実はだいぶ前に溺れて死にかけたの」

「え？川か何かに入ったの？」

「ううん・・・・・お風呂で・・・・」

「お風呂でどうやったら溺れるの？」

「それは・・・色々あって（汗）
とにかく一度精密検査した方がいいと思うの」

ワン？（精密検査？）

「動物病院に検査入院させるって事？」

ワオン！ウゥワッフ、ワンワン（汗）
（入院だと！？いやだ、にゃんにゃんと離れるのヤダ（泣））

「あぁー確かに変な汗かいてるな
よしすぐ申し込んでくるね」

グルルル・・・ワンワン！！
（余計なことすんな、俺どこも悪くないぜ
ほら見てみて鼻もしっとりだし舌だってこんなにいい色してるんだぜ）

ペロペロペロ､ハッハッ・・ペロペロ

「ちょっ、やめなさい（汗）化粧落ちちゃうって教えたでしょ
忘れたの？もしかしてアルツハイマー?｣

「これは重症かもねしっかり調べて貰わないと(＊｀ω´)　」

キャイン・・クゥーンクゥーン
（違う！俺は絶好調なんだ、どうやったらわかって貰えるんだよ(汗)
それに麻里子喜んでないか？全部お前のせいなんだぞ(怒)）

ウゥゥゥ・・・ワン！ワン！グルルル(怒)

「どうしたの？人にほえたらダメじゃん
本当にどうしちゃったの？どうしよう重い病気だったら(涙)」


ｸｩｰﾝクン・・・ワッフ
（あぁぁ！！にゃんにゃん泣かしちゃったじゃねえか(汗)
違うよ、ほら俺のつぶらな瞳を見ていつもと一緒だろ）

優ちゃんがじっと陽菜の目を見つめてる・・・

綺麗な目・・・何か言いたいのかな？もっと耳を傾けてあげなきゃ

「優ちゃん、陽菜の言ってる事分かる？」

ワン！（当たり前）

短い尻尾をブンブン振る優ちゃん

「どこか痛いとことか、めまいするとかあったら陽菜の手を舐めて」

クゥ〜ン・・・
（くそー舐めたいけどどこも悪くないんだから我慢）

「大丈夫なの？」

ワン！(-∀-`) ペロペロ

「梅ちゃんの事好きだった？」

・・・・・・・お座りするぞ

「人間言葉なんて号令しかわかんないって(＊｀ω´)
たまたま舐めないだけだよ」

「陽菜の事好き？」

そう聞いた瞬間目の前でお座りしてたはずなのに
凄い速さで動き陽菜の手の甲を舐めてる

「アハハたまたまだって(笑)」

「麻里ちゃんの事好き？」

バッと陽菜から離れまた賢くお座りする優ちゃん

「・・・・まぐれでも傷つく(汗)」

「まぐれじゃないよ優ちゃんちゃんと言葉分かるもん」

また陽菜の手を舐めだした

「ほら、分かるって♪」

「ゆっぴーにゃろが好きなら篠田の手を舐めって見な」

ううぅ・・・ワッフ（む、ムリだぜ）

プイって横を向いて陽菜にスリスリしてくる

「優ちゃんは陽菜の言葉だけに反応するんだよね(бвб)　」

ワンワン♪（誰が麻里子の手なんか舐めるもんか）

「あ、陽菜のパンティー落ちてる」

ワン？クンクン（なんだと！どこだどこに落ちてるんだ？
          　　　　おかしいな匂いはここだけしかしないぜ）

麻里ちゃんの言葉を聞いてキョロキョロクンクンして探すも
最後には陽菜の所へきて鼻を押し付けて匂いを嗅いでるし(汗)

「こら、やめなさい(汗)」

「篠田の言う事も分かってるようなのに言う事聞かないだけか(笑)」

キャワン(汗)（しまった・・罠にはまってしまった(汗)）

「いつものゆっぴーみたいだし検査しなくても大丈夫じゃない」

「そうだね、仕事もあるし・・・
でも、次倒れたら検査するからね優ちゃん」

ワッフ(-∀-`) （大丈夫ぜ！）