瞳さんは休みらしく起きてこない2人・・・・・
お弁当を作りながら朝食を作っていると
「んん〜ん・・・あら優子ちゃんおはよう」
「おはようございます(-∀-`)
ママはまだ寝てるんですか?」
「昨夜寝るのが遅かったからね」
何故か少しハニカミながら冷蔵庫を開けると
お水を取り出しグラスを1個だけ持ち
部屋へと戻って行った
・・・・そりゃ夫婦だもんねそう言う事も・・・
うん・・・・考えないでおこう・・・
ふぅー出来た!
我ながら上出来じゃん(-∀-`)
確か家から病院まで歩いて10分って言ってたよね
ママたちが起きて来たから朝食を出し
片づけをして時計を見ると
11時か・・・・
ちょっと早いけど良いよね
「いってきまーす(-∀-`) 」
早足で歩いたから10分かからなかった
・・・それにしても大きい病院だなー・・・・
中へ入ると土曜だからなのか患者さんは若い人が多かった
「凄い人・・・小児科はどこだろう」
キョロキョロしていると
「どうかしたのかな?誰か捜してるの?」
案内の人なのか事務服を着た人が話しかけてきた
これって、子供と間違えられてる?
よくある事だから別に気にしてないけど・・・(涙)
せっかく話しかけてくれたんだからついでに聞いてみよう
「小児科ってどこですか?」
「誰かが入院してるの?」
「いえ・・・えーと、小嶋先生に用事があって・・・(汗)」
「患者さん?」
「いえ・・・・」
言ってもいいにかな・・・内緒だったらどうしよう
だんだん険しい顔をしてきたから思い切って言っちゃった(汗)
「い、妹です」
「妹さん?小嶋先生の?そんなはずは・・・
ちょっとここで待っててね」
受付のカウンターに行って私の方を見ながら話してる
戻ってくると
「大島優子さん?」
「はい(-∀-`) 」
よかった、知ってる人いたんだ
「今はまだ診察中だから会えないんだけど
何か託けがあるなら聞いておきましょうか」
「終わるまで待ってていいですか?」
「1時回ると思うんだけどいいの?」
「はい!大丈夫です」
「付いてきて」
エレベーターに乗り三階フロアーへ
壁には小児科病棟と書かれていた
「ここが陽菜先生の部屋なのでここで待っててください」
「ありがとうございます」
陽菜先生って言われてるんだ(-∀-`)
中へ入ると壁には大きな本棚が並んでいて
そこには医療書が所狭しと並んでいた
デスクの上も本が山積みで・・・
揺れたら崩れて下敷きになっちゃうじゃん(汗)
入り口から見えない場所にはソファーが置いてあって
その上には枕と毛布が置いてあるから
ここで寝てるんだとすぐにわかった
医療書以外何もない殺風景な部屋
こんな所にいて息がつまんないのかな(汗)
机の上に無造作に置かれた飲みかけのペットボトルやコップ
お菓子の袋を片づけお弁当を置きソファーに座ると
「あっ!」
入り口からは見えなかったけどここからは沢山の子供たちの笑顔が見えた
コルクボードに張られた子供達の写真
どれも笑っていて一緒に写ってるお姉ちゃんも・・・・
これわざと入り口から見えないようにしてるよね
誰にも見られないように・・・・
ただ、どの写真も子供たちはパジャマ姿で
入院患者だと言う事がわかる
みんな病気なんだよね・・・全然そんな風に見えないや・・・
一枚一枚ゆっくり見ていたら
「ここで何してるの」
鬼の形相とはこう言う事を言うんじゃないかってくらい怖い顔をした
お姉ちゃんが後ろに立っていた