あのキスはなんだったんだろうか・・・・

もしかして唇じゃなくて指とか?

ううん、あんなまじかで見たんだから見間違えるはずが無いし

「キスの時は!」なんて言わないよね

熱があるせいか全然頭が回んない
体もだるいし、でもさっきの事が頭を巡り寝る事が出来ないでいると
車の音がして玄関が開く音がしたから帰って来たんだと分かった

でもなかなか上がってこなくて耳をすましていたら
結構大きな音がして慌てて下に降りると

「何これぇーありえないんだけど(怒)」

キッチンの方でお姉ちゃんの声がしたから行ってみる

「どうしたの?」

「わ、優子は来ちゃダメ(汗)」

今、優子って言った?言ったよね(-∀-`)
にやけそうになるのを我慢してレンジの方を見ると

「それ・・・どうしたの?」

「温めてたら爆発した(怒)」

「爆発したって・・・それ、袋ごとしたらダメな奴だったんじゃない?」

「そんなのあるの」

「裏に書いてあるでしょ」

「見てない・・・」

「レンジ使った事・・・あるよね?」

「・・・・・」

無いのか・・・・ある意味凄い(笑)

「何温めようとしてたの?私が作ろうか?」

「いいから、部屋で大人しく寝てて」

「うん・・・・」

せっかくやさしくなったのにまた怒らせたら困るから素直に部屋へ戻ろうとして
テーブルの上を見たら

雑炊・おかゆ・・・・・

「もしかして私の・・・為?」

「むぅ・・・薬飲む前は何か食べないといけないからだから」

「お姉ちゃん・・・ううぅぅ・・・(泣)」

「何泣いてんの(汗)」

「だって、嬉しいんだもん(涙)」

「めぐみさんによろしくねって言われたから
見てあげてるだけだからね」

そうだよね、ママに頼まれたからだよね
それでも・・・・嬉しい

「重病じゃないし自分でできるよ
お姉ちゃんは病院に行かないといけないんじゃないの?」

「大人になってかかる風疹は子供の時と違って長引くし
拗らせる事が多いから気を付けないといけないの
だから優子は大人しく寝てて」

あ、また優子って・・・(-∀-`)

「なにニヤニヤしてるの?」

「えーと、お姉ちゃんが優子って言ってくれたから嬉しいんだ(-∀-`) 」

「あっ(汗)」

もしかして無意識で言ってくれたのかな
その方が嬉しいかも(´-∀-)

「それ器に移してラップをかけて2分チンしたら出来るよ」

「わかったから部屋で大人しくしてて」

「わかった、ありがとう(-∀-`) 」



家族思いのお姉ちゃん
やっぱりお姉ちゃんはいい人だった

それにさっき子供たちに見せる笑顔で私に笑いかけてくれた

やっと妹だと認めてくれたのかな・・・
嬉しいはずなのになんだろうこのモヤモヤした気持ち

苦しいような・・・悲しいような・・・

きっと熱があるからだよね

今日はたまたまお姉ちゃんがいてくれてるけど
明日からはたぶん・・・

ママ達が帰って来るまで家で一人だよね・・・

うつるから友達呼べないし・・・寂しいな