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頑張った向こうには 9

おでこが冷たくて気持ちいい・・・それに・・・
いい匂いがする

ゆっくり目を開けると・・・いつもの天井が見える

今何時だろう

時計を見ようと横を向くと栗色の髪の毛がみえた

私のベットにもたれかかるようにして眠る・・・お姉ちゃん?

えーと・・・あれ?私たしか・・・

そうだ、物音がして降りていったら玄関にお姉ちゃんが倒れてて

なんで私がベットで寝てるんだろう・・・・?
それになんでお姉ちゃんが私の部屋にいるんだろう・・・

はっきりしない記憶を必死に取り戻していたら
顔を上げたお姉ちゃんと目があった

「・・・気分・・・どお」

「あ、えーと・・・なんか少しだるいかな?」

そう言うと手が伸びてきて首にヒヤリとした感触が(汗)

「だいぶ熱が上がってきてるみたいだね」

首で熱を測るんだ・・・それにお姉ちゃんの手冷たくて気持ちいい(-∀-`)
なーんてボーと考えていると

「起きれる?」

「うん」

上体を起こすとスポーツドリンクを渡されたから口をつける

そういえば今何時だろう・・・時計を見ると

「ヤバッ(汗)学校!」

慌てて起きようとしたら静止させられ

「一週間登校禁止」

「え?なんで」

「風疹にかかってる、だから病院に来るなって言ったでしょ(怒)」

「あっ・・・・嘘(汗)」

そういえば迷子だと思ってた子供風疹だって言ってたっけ・・・

ほんとに子供じゃん・・・最悪

「ごめんなさい・・・私って本当にダメダメだよね・・っ」

泣いちゃダメ!ここで泣いたらもっと嫌われちゃう

窓の方を向いて必死にこらえていたら
頭を優しく撫でられて

「薬もらってきてあげるから大人しく寝てるんだよ」

コクンと頷き体を横にする

「迷惑ばっかだね・・・ごめ・・ん・・・ね」

「・・・・・・・」

「こんな妹いらないよね、っ・・・嫌われても・・・仕方・・ないよね」

「・・・・・・・」

腕で目をおおい唇を噛み締める

頬がヒヤッとしたから腕を少しずらすとお姉ちゃんの顔が目の前にあって
どんどん近づいてきて唇に・・・・

目を大きく見開いて固まっていると

「キスされる時は目を閉じるんだよ」

「え、えぇ?(汗)」

き、キス?やっぱりいまキスした?え?なんでえ?

アウアウしているといつも子どもたちに見せている
優しい目でフッと微笑み部屋を出ていった

・・・・・・これって・・・・意識が混濁してる?
私きっと夢見てるんだ
お姉ちゃんが私にき、き、キスして微笑みかけるわけがないんだから

そうだよ夢だよ!夢ならもっと仲良くなりたかったなー
続き見れるかな・・・・そう思いながら目を閉じた
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