コンコン・・・・・


「コンコンコン・・・・陽菜」


(ドン!社長!)


ドアに何か当たった音と怒鳴り声


「社長、昼食が出来ましたが食べられますか?」

(いらない)

「社長の好きなフルーツパンケーキと
アサイーボール作ったんですが」

(・・・・・・)


これは考えてるな
よーしもう一押し


「こだわりカフェラテも淹れましたよ」


カチャッ


「捨てたら勿体ないから食べてあげる」

「ありがとうございます(-∀-`) 」


バツが悪そうに出てきてダイニングの椅子に座る陽菜


「けむし様はこちらのご飯でよろしいでしょうか?」

「ニャァ〜オ・・・」


食べてやるとでも言ってるんだろうか


仲直りするには今がチャンスだよね


「陽菜ごめん!」


床に土下座して謝った


「・・・・・」

「私、ああ言う事はホント慣れてなくて
そのう・・・・陽菜に愛されて・・・
凄く気持ちよくて・・・
あんなの初めてだったから
朝起きて思い出したらすごく恥ずかしくてさ
だから・・・・どうしていいかわかんなくて
は、裸で寝てる陽菜を見たら体温上がってきちゃって(;´-∀-)
落ち着くために先に起きたんだ
本当にごめんね(;´-∀-)」

「裸で掃除するのが落ち着くってこと(怒)」

「それは・・・・散らかってるのを見たらつい・・・」

「・・・・・気持ちよかった?」

「え!?あ・・・うん・・・」


どっちのことだろう、裸で掃除してって意味かな?


「陽菜の事好き?」

「う・・・うん(;´-∀-)」


そっちか


「なんで詰まるかな(怒)」

「ちがう!いきなり言われたから・・・でも
まだちゃんと自分の気持ちが整理できてなくて」

「好きならずっとここにいてくれる?」

「居てもいいけど普通の生活をさせて欲しい」

「普通ってどういう事?」

「ここから会社に通うとか
たまには友達と遊びに行ったりとか」

「仕事はこれでしょ」

「陽菜のお世話だけじゃなくて
ちゃんと仕事をしてお金を稼ぎたい
もちろん家事はちゃんとするよ」

「陽菜の秘書になれば?」

「それは峯岸室長がいるから」

「みーちゃんにはそろそろ経営の方に
回ってもらいたかったから丁度よかったかも」


引きこもりながらちゃんと仕事もして
会社の事も考えてたんだ・・・・


「なに?」

「ううん・・・陽菜って見た目はボーとしてて
結構わがままなのに
しっかりしてるんだなーて」

「なにそれ、悪口じゃん(怒)」

「違う(;´-∀-)褒めてるんだよ」

「ほんとかなぁ・・・・」

「ホントホント!」

「まあいいけど・・・・・で、どうなの秘書になるんだったら
明日会社に行ってあげるけど」


うそ・・・・・・これって
まともな人間になったって事でいいですか?


私は自由になれるんだぁー(-∀-`)/