「よくやった!
大島さんはやってくれる人だと思ってたよ(ΘωΘ) 」


会社へ出社するなり抱きつかれ
なんならキスされそうな勢いで歓迎された私


「みーちゃんクビ(怒)」


私と室長の間に割って入り一言目がそれ


「な、何言ってるの(汗)」

「クビだからここから出ていって(怒)」

「あんたねいきなり来てクビは無いでしょ」


朝は機嫌よかったのにいきなり怒り出した陽菜


「社長落ち着いてください(;´-∀-)」


ここでは社長だから一応部下として接する


「今日から優ちゃんを専属の秘書にするから
みーちゃんはどっか行って」

「どっかってどこへ行けって言うんだよ(怒)」


全然話が伝わらないしこのままだと大変なことになりそうだから
昨日聞いてた事を伝える


「違うんです、クビと言うのは小嶋さんの秘書の事で
峯岸室長には会社経営者の一人として
副社長になってもらいたいそうです」

「副社長・・・・(ΘωΘ) 」

「そう言う事だから(бвб) 」

「そう言う事って・・・
ちゃんと説明してくれないとわからないでしょ」

「だから今言ったじゃん」

「言ったのは大島さん!」

「どっちでも同じでしょ」

「ホントにもう・・・」


あきれ顔の室長ととぼけ顔の陽菜

うん、いいコンビだ(-∀-`)


「あのう・・・室長」

「ん?」


陽菜が社長と書かれた席に座ってゴソゴソしてる間に
こそっと室長に話しかける


「まともな人間にしたら解放されるんでしたよね」

「あぁ・・・そんな事言ったかも」


うやむやにはさせないぞ


「と言う事はお役御免でいいんですよね」

「それは無理でしょ」

「え?」

「専属秘書になると言う事は
私のようにクビになるまで
ず〜と陽菜の面倒見ると言う事だからね(ΘωΘ) 」

「もちろん家事などのお世話はします」

「仕事もすべて一緒!
目を離すと何をしだすかわからないから
ずっとそばにいないとダーメ
それが専属秘書の役目」

うそでしょ(;´-∀-)


「でも室長は一緒に住んでなかったじゃないですか」

「プライベートの事はまり・・・・
他の人がしてたから私は会社でのお世話係だったの」


そっか麻里子って人と住んでたんだった
と言うか峯岸さん知ってたんだ(;´-∀-)


「本当に大島さんには感謝しかないよ
負債分を差し引いても有り余るくらいの貢献だね
困ったら何でも言って
あ、隣の秘書たちもドンドン使ってくれていいからね」

「室長(;´-∀-)」

「今日からは大島さんが室長!
頑張れ大島室長♪」

「えぇぇぇ!?」

「じゃー私は副社長室へ移動するね(ΘωΘ) 」

「峯岸副社長よろしく(бвб) 」

「給料上げてよ(笑)」

「使うところないくせに」

「将来の為に貯めてるんです〜」

「あぁぁ・・・老後一人だもんね(бвб) 」

「絶対にモデル級の大富豪捕まえてやるんだからな!」

「がんばってぇー(бвб) 」


変わってくれてありがとうと肩をポンとたたき
スキップする勢いで出て行った元室長


「・・・・・・・・」

「ボーと立ってないでデスクをそこに持ってくれば」

「私もここに入るの?」

「当たり前だし」

「え、でも峯岸副社長は隣の部屋にいたんじゃ」

「始めは一緒だったんだけど
小言が多くて向うへ追いやってやった
でも仕事を頼むとき電話で言ったり
呼び出したりしないといけないから
不便だったんだよね」

「私も小言多くなりそうだし
隣に置いておいた方がいいよアハッ(;´-∀-)」

「小言言ってる暇は無いと思うんだけど」

「どうして?」

「仕事も覚えないといけないし
英会話も勉強しないといけないし
何よりクライアントの事を
全部把握しとかないとダメだからね」

「うそ・・・・」

「ほら早くしないとすぐ夜になっちゃうよ」


誰か嘘だと言って―(。-∀-)