「動物とか好き?」
「好きだけど動物園はやだ」
くっ・・・撃沈
「今さ山ガールとかいるの知ってる?」
「何が楽しくて山歩きするのかわけかんない」
くっ、手強いぞ
「球場とかスタジアム行ったことある?」
「テレビで見るほうが好き」
「映画・・・」
「家で見れる」
「家にいるのが好きなのはわかったけど
一体何に興味があるの?」
「んん・・・・・・興味があるもの(бвб)」
「・・・・・・・・・だからその興味があるものってなに?」
「だからその時興味が湧いたもの」
これ無理じゃん・・・・
「だったら優子は何が好きなの?」
「私?」
こんなことになる前に行ったところは・・・・
「水族館かなクラゲとか浮いてるのをずーと見てられる(-∀-`)」
「水族館か・・・・・そこだったらいい(бвб)」
「よし!じゃー江ノ島水族館へ行こう」
「え〜スカイツリーの下のとこでいいじゃん」
「だーめ!」
「遠いからヤダ!」
「・・・・わかった、じゃーすみだ水族館にしよう」
「それなら行ってあげる」
相変わらずわがままだけど
最近それが癖になりつつあるからヤバい(笑)
それからもう少しだけやっておかないといけない事があるからと
仕事場へ入って行った
仕事が嫌いなのかと思ってた時もあったけど
そんな事は無く
やる気スイッチの入った時と
まったくやる気のないスイッチが入った時との差が
激しかっただけで
基本今の仕事は大好きみたいだ
まあ、好きだからこそ仕事を始めて
ここまで大きくなったんだろうけどね
私にもそれだけ打ち込める何かが欲しいと
最近思うようになってきて
たまに考えるんだけど
何事も無難にこなしてきた私は
これと言って秀でているものもなく
かと言って出来ないものもなく・・・・
人生まだまだ長いんだから
そのうち見つかるよね?
夕飯づくりまで暇だから
録画してあったお笑いでも見ようかな(-∀-`)
そうだ
コンコン
(はーい)
「カフェラテいる?」
(今入らない)
「欲しくなったら言ってね」
(わかった)
一応言っておかないと一人で飲んでて
出てきたらまた邪魔くさい事になりかねないからね
大きめのマグカップにたっぷり入れて準備OK
「何見ようか・・・・・な・・・」
座ろうと思っていたソファーの上
と言うかど真ん中に
猫にあるまじき寝相のけむし様発見
「私の座る場所ないじゃん・・・」
空いてる端に座って起こしでもしたら
引っかかれるのは目に見えてるから
ローテーブルにカップを置き
下に座ることにした
「・・・・・ふふふ・・・・ふっ・・
アハハ・・・・アハハハハ(-∀-`)
ヤバい面白すぎだこれ 」
なるべく声を押さえようとしてるんだけど
面白すぎて抑えきれず笑ってしまった
その時頭にかすかな重みを感じ嫌な予感が・・・
「ニャァァ」
しまった、後ろで寝てたの忘れてた(;´-∀-)
「あぁ・・えーと・・・うるさかったでしょうか(;´-∀-)」
「グルグルグル」
「み、ミルクでも入れましょうか(;´-∀-)」
「・・・・・ニャァー」
「わかりましたすぐ入れますので
その手を下ろしていただけないでしょうか(;´-∀-)」
お前何様だよ!と言いたいけど
けむし様なんだから仕方がない
重みが無くなったのを確認して立ち上がると
丁度ドアが開いた
「んん〜ん・・・疲れた
あ、立ってるついでにカフェラテ淹れて」
「お疲れ様すぐ作るね」
「けむちゃん賢くしてたぁ?」
「にゃぁ〜お」
「んーいい子(бвб) 」
そりゃずっと寝てたんだから賢くしてたんだろうけど
今私は危なかったんだからな!
先にミルクを入れてあげると
ずっと見ていたかのようにトンとソファーから降り
綺麗でしょ!と言わんばかりに優雅に歩いてくる猫
いいか、お前は猫なんだぞ!
それも少しデブってる猫と堂々と言いたい
無理だけど・・・
「仕事終わった?」
「うーん・・・やってたら次々浮かんできて
終わんなくなっちゃったから
無理やり休憩しに来た」
それも才能の一つなんだろうね
凄いなー・・・・尊敬する
そこだけは
「はい、大島さん特製カフェラテでございます(-∀-`) 」
「ありがとう(бвб) 」
げ、ありがとうとか明日嵐が来るんじゃね?
そしてその予想は当たることになった