車じゃなく電車でのデートにウキウキしてた私

車だと前を向いておかないといけないけど
電車なら色んな表情が見れるから(-∀-`)

なのに・・・

さあこれからって言うときに元カノとバッタリ

相手は背が高くてかっこいい彼氏連れ

私はと言うと

陽菜よりチビでお金もないタダの平社員・・・


雲の上から一気に地上へと叩きつけられた気分だ


陽菜は珍しく庇ってくれたけど
たぶん負けるのが嫌だっただけだと思う



「はぁ・・・・・」

「辛気臭い(怒)」

「う、うん・・・ごめんね」

「だからどうして謝るの
身長はどうすることも出来ないし
優子には優子のいい所があるんだよ
全然負けてなんかないから」

「ありがとう、でも・・・・」

「なにが引っ掛かってるの?」

「たぶん彼は共同経営者だよね?
でも私は雇われ社員・・・・
陽菜に養われてるんだよ、全然違う」

「だったら・・・・会長にでもなる?」

「話がぶっ飛びすぎ(笑)
私は別にいいんだ
ただ、私のせいで陽菜がバカにされるのが
自分で許せないんだ」

「あのね、人からどう思われようと
自分の仕事をちゃんとしてたら堂々としてればいいの!
社長でも遊びほうけてる人はいるし
社員がいないと会社は成り立たないんだよ」


こういう時優しいからずるい


「ありがとう」

「はぁ、なんかしらけちゃった
帰ろうかな」


本当に辛いのは陽菜のはずなのに
私何やってんだよ(怒)


「え、だめだよ、せっかくここまで来たのに見て帰ろうよ」

「・・・・そんなに見たいの?」

「だって久しぶりなんだもん
クラゲとかジーと見てたら心が和むよ(-∀-`) 」

「まあ、帰っても暇だし・・・・行こうか」

「うんうん!」

「なんか子供みたい(笑)」

「背が低いだけで子供じゃないやい!」


頬をぷーと膨らませ拗ねてみる


「アハハハなにそれ可愛い(бвб) 」

「エへへ(-∀-`) 」


笑顔になってくれて良かった

そうだよ今陽菜を笑顔に出来るのは私だけ
それが今の私の仕事と言っても過言ではないですよね

峯岸副社長?