「ただいまー」

・・・・・・・・・

「優ちゃんただいま!」

・・・・・・・・・

今日のお昼に日本に着くって言ってたよね?

明かりがついてるからいるんだろうけど

いつもなら玄関まで迎えに来て
「にゃんにゃんおかえりー♪」
て言って抱き付いてくるのにおかしいな?

荷物を持ちあかりの付いたリビングのドアを開けると

「・・・・・何してるの(怒)」

「見てわからない?」

久しぶりに逢う恋人は10p以上あるパンプスを
家の中で履いてる・・・のも許されないけど
髪の毛をワックスで立ててパイナップルみたいな
頭になってるのはなんなの?ニューヨークかぶれ?

「頭おかしくなったの?」

「陽菜は・・・・背が高けりゃどんなのでもいいんでしょ(怒)」

「はぁ?何言ってんの」

「自分より背がたけけりゃ着ぐるみでもいいのかって言ってんの(怒)」

「・・・・・バカなの(怒)」

「くっ・・・・まっ、麻里ちゃんとだって嬉しそうに動画撮ってたじゃん
それも酔っぱらって・・・酔った陽菜の破壊力知ってるの?(怒)」

「そんなの自分でわかるわけないじゃん」

「TOだよTO、まさか二人っきりだったんじゃ(汗)
泊ってないよね?ちゃんと帰って来たよね?」

「・・・・・・・」

「う、浮気だ浮気(怒)」

「自分の事は棚に上げて何言ってんの
はねゆりやあっちゃんと同じ部屋に泊まって・・・
自分は二人で泊ってもいいんだ(бвб)」

「あの二人とはそう言うんじゃないやい
でも、麻里ちゃんはTO陽菜なんだよ!」

「TOがどういうのか知らないけど
一か月以上も恋人をほったらかしておいて
自分はその間何回連絡してきた?」

「それは・・・・じ、時差もあるし
陽菜忙しそうだったし・・・・(汗)」

「誰も電話してくれなんて言ってないでしょ
LINEだったら見れる時に見れるし
ひと言ならすぐ打てるじゃん」

「は、陽菜だって送ってくれなかったじゃん(怒)」

「私は仕事してたの!先に卒業発表して経験してるんだから
その後どれだけ忙しいかわかってるでしょ!誰かさんみたいに
美術館行ったりお芝居見たり自分の好きなことして
遊んでたわけじゃないの!」

「わ、私だってこれからの勉強の為に見て回ってただけだもん・・・」

「美味しいもの食べて、素敵な音楽聞いて、ゆっくり寝て・・・」

「ううぅぅ・・・・ごめんなさい・・・」

「謝るんならパンプス脱いでその髪洗ってきて(怒)」

「はい・・・(シュン)」

お風呂からあがってきた優子をソファーに座らせ
玄関へ向かう

今ごろ頭に?マークが浮かんでるんだろうな(笑)

大きく息を吸い込むと

「だだいま!」

・・・・・・?

もう・・・・わかってよね(怒)

「優ちゃん!た・だ・い・ま!」

ダダダダッと足音をさせて走ってくる小さいの

「お帰り陽菜!そしてただいま(-∀-`) 」

両手を広げてたら飛び込んできたチビ

そうこれこれ、これがしたかったんだから(бвб) 

「うん、お帰り陽菜の優子」

陽菜に抱き付き胸に顔を埋めてる愛しい人

「背が高かったらこんな事できないでしょ」

「うん・・・胸柔らかい(-∀-`) 」

「こうやってすっぽり収まる大きさが好き」

「はるなぁー(涙)」

大きい優子なんて想像できない

だって大きい変態さんて・・・
全然可愛くないでしょ(笑)

それに、ベットでは身長差なんて関係ないもんね、優ちゃん♪


おしまい


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