「麻里子・・・何でここにいるんだ?」

「なあ、もうやめようぜ
スキャンダラスの評判落ちちまう(汗)」

やめる?何を?敦子に向かって言ってるけどどう言う事なんだ?

「まあいいわ、仕事潰す覚悟で行くぐらい本気だって分かったし」

「さっきから何を話してるんだ、分かるように説明しろよ」

「優子、行くはずだったツアーに急に同行出来ないと言ったのはなぜ?」

「それは夏期講習が・・・」

「塾ならまだしも学校の夏期講習が土日にあるの?」

「な、無いです(汗)」

「はぁ?どういう事だよ(怒)」

「陽菜の事が嫌いになったんだよねぇ〜」

「違う!嫌いになってなんか無い!・・・けど
私と付き合ってたら陽菜がダメになっちやうから・・・」

「俺がいつダメになったんだ?」

「打ち合わせ出なかったり、すぐ帰ったり・・・」

「そんなの優子と付き合う前からだし、
て言うか誰がそんな事を・・・・・もしかして」

麻里子を睨むと

「篠田は敦子に言われてだね・・・優子ちゃんごめんね(汗)
篠田、惚れた弱みで敦子のお願いは断れないんだよ(汗)」

「あっちゃんが?」

「私はね、優子の事が心配だったの
陽菜結構な遊び人だったから優子の事も
その中の一人かもしれないでしょ」

「違う!俺はマジで優子の事が好きなんだ!」

「どんなにいい加減でも仕事は絶対に穴を開けなかった陽菜が
後さき考えず飛び出して行ったのには驚いたわ」

「そのおかげで篠田が頭を下げに回る羽目になったんだけどね(汗)」

「優子の為なんだからそれぐらいしなさい」

「はい・・・」

「ちょっと待てよ、じゃーあれは優子の本心じゃないのか?」

「私は陽菜の為に離れようって思って・・・」

「陽菜の為なら離れるな!ずっとそばにいろよ」

優子を引き寄せ抱きしめる

「うん・・・ごめんね陽菜(涙)」

「俺はこれから優子だけを見てるから
お前も俺だけを見てたらいいんだからな」

「うん(-∀-`) 」


これにて一件落着・・・と言いたいところだが
さっきから気になってる事がある

「さっき惚れた弱みとか言ってなかったか?」

「あれ?篠田いってなかったっけ敦子と付き合ってる事」

『えぇぇぇ!!』

「すぐ帰っちゃう陽菜が気づくはずないでしょ(笑)」

「お姉ちゃん・・・もしかして朝帰りなのにお風呂も入らず
仕事に行く時って・・」

「麻里子のマンションで入って帰ってたからね」

『うそ!?』

「これ今世紀最大のスキャンダルじゃねえか!?」

「バラしたら殺すから(∵)」

これが清純派お姫様アイドルの裏の顔

みんな騙されんなよ!



おしまい



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