にゃんにゃんに名前を呼ばれ目が覚め
そうだよって返事したつもりだったのに口から出たのは

「ワン・・・・」

あれ?違うぞ俺
間違ったらダメじゃないか

「ワン」

他の言葉を喋ろうとしてもワンとしか言えなくて・・・

布団から出て座って下を見ると
いつもの前足が見えた

なんだこりゃー
犬になってるじゃないかぁ〜・・・
あ、俺犬だった・・・じゃなーい!!はぁはぁはぁ

昨日のは夢だったのか?
俺のにゃんにゃんと愛を確かめあって
あんな所を舐めたり吸い付いたり
広がる手のひらで夢だったおっぱいを鷲掴みにしたり・・・

あんな気持ちよかったことが全部夢だったのかぁー(泣)

だがしかし、眼の前に居るにゃんにゃんは裸で・・・
俺が吸い付いた場所にはちゃんとマークが残っていて
優子君、昨日のは夢じゃないよって
教えてくれてる気がしたんだけど

どう見ても犬に戻っていて
日頃の行いが悪かったのか
浮気した事でのくまちゃんの呪いなのか
それともお祈り不足か・・・

何かわからないけど
にゃんにゃんはいつものように朝ごはんの準備と
仕事に行く用意をしだしたから

とりあえず俺もいつもの場所でそれを見守った


「おっはー(*`ω´)」

元気無いじゃんと言うこいつは
いつも能天気野郎で大っ嫌いな麻里子

いつもなら言い返すところだがそんな元気
今の俺にはない・・・

だが仕事はちゃんとしないと
にゃんにゃんに迷惑がかかるから頑張ってこなし
マンションに帰ってきた

「御飯作るからもう少し待っててね」

「ワウン」

ふと窓の外を見ると昨日の月より少し丸みがなくなった
お月さまが俺のことを見てる気がした

はぁ・・・一夜の幻・・・
もう二度と俺は交尾することはないんだ
だってにゃんにゃん以外とする気はないから

ソファーの上に丸まって目を閉じる



「優ちゃん・・・・優ちゃん!」

「ふわぁぁ〜もうご飯できたのか?」

「に、人間になってる(汗)」

「え、えぇぇぇ」

急いで起き上がり鏡の前に立つと
確かに人間の男の子ででもやっぱり耳としっぽは付いていて裸だった

「うん、立派な一物がぶら下がってるぜ(-∀-`)」

「何いってんの、とりあえず下着とか服無いから
陽菜のを着ておいて」

「いつも裸なんだからこのままでいいぜ」

「ダーメ、いつもは毛で覆われてるし
四つん這いだから見えないけど
二足歩行されると丸見えだから(汗)」

「にゃんにゃんも俺のここが好きなくせに(-∀-`)」

「・・・・・それ以上言ったら追い出すから」

「う、嘘ぜ(;´-∀-)」

にゃんにゃんから与えられた服を着て椅子に座る

「人間のご飯一人分しか作ってないけど
ドックフード・・・・・・は、嫌だよね(汗)」

「どうだろう半分人間で半分犬みたいだから食べれるかもしれない」

そう言って一粒食べてみた

「・・・・どう?」

心配そうに聞いてくるにゃんにゃん

「いつもの味ぜ(-∀-`)」

「食べれそう?」

「食べれないこともないけど・・・
そっちの良い匂いしてるのも食べたい」

「だよね・・・今日は半分こしてあげる」

「にゃんにゃんお腹すくだろ」

「今日麻里ちゃんから貰ったチーズケーキがあって
それをデザートに食べるから大丈夫」

「俺も食べたい?」

「そうだね、半分あげるね」


にゃんにゃんと全部を半分こして食べた

「うっま、いつもこんなに美味しいご飯食べてたんだな(-∀-`)」

「おいしい・・・かな(汗)」

「上手い!最高ぜ(-∀-`)」

「ふふ、ありがとう(бвб)」

なぜかうれしそうなにゃんにゃん

そして・・・


「う、う、う、うまぁぁぁ!!!!」

「大げさ(笑)」

「これ何?毎日食べたい♪」

「チーズケーキ好きなの?」

「わかんないけど美味すぎるぜ(-∀-`)」

「そんなに好きなら今度休みの時に作ってあげる」

「え!?作れるのか?」

「陽菜お菓子作りは得意なの(бвб)」


それから一緒にお風呂に入って・・・
もちろん裸のにゃんにゃんを目の前にして
俺の息子が大人しくしてるわけがなく

「キスマーク見える所に付けたらダメだよ」

という事は見えないところなら良いってことだな(-∀-`)

無事二度目の・・・と言うか2日目の交尾を終え一緒にベットへ

寝て目が覚めたら犬に戻ってたら嫌だから
頑張って起きてたんだけど睡魔には勝てず・・・


朝起きたら!




やっぱり犬に戻っていた(。-∀-)