家へ行くと平日だから誰もいなくて
「ご家族とお別れしなくてよかったんですか?」
「永遠の別れじゃないんだから(笑)」
そうだけど・・・・
家族には絆があるから離れていても大丈夫なのかな・・・
「あ、やっと帰って来た(∵)」
「こんにちは(бвб)」
チャイムも鳴らさず入って来れる仲が羨ましい
「そっか、にゃんにゃん家にお泊まりだったのか」
「そ、そうやったんや(汗)」
含み笑いのあっちゃんと焦り気味のたかみなさん
「昨日はごめんね」
「にゃんにゃんの為なら許す(∵)」
話について行けないでいるとそれに気づいたたかみなさんが
「昨日の夜、遊ぼうって言ってたんやけど
急用が入ったからってドタキャンされたんや」
急用って・・・陽菜?
「すみません(汗)」
「私がにゃんにゃんの約束すっぽかしてばっかりだったから
気にすることないよそのお詫びにランチ奢るから」
「許す(∵)」
はや(笑)
「早めに東京駅に行ってゆっくりしよう」
「二人じゃなくていいのかよぅ」
「私も四人がいいです(бвб) 」
「という事だから30分後に出れる?」
「私は大丈夫やけど敦子は?」
「いつでもいける」
「じゃー家の前で」
にゃんにゃん後でねって言って出て行った二人
「何か手伝う事ありますか?」
「私の荷物は昨日のうちに用意してあるから
掃除だけしていこうかなって」
「手伝います」
「掃除機かけるだけだからそこで応援してて(-∀-`) 」
「ふふふ、わかった」
応援と言っても見てるだけで・・・
でも近くに来るたびに顔を近づけてきてキスのおねだりをする先輩
もちろんそれにこたえる陽菜
だから掃除機をかけるのに結構時間がかかったみたい
「後10分ですよ」
「ほんとだ(汗)」
そう言うと陽菜の横に座り
「家を出たらもうキスできないから」
そう言って陽菜を引き寄せ・・・・長いキス
服の上からだけど胸も揉まれて吐息が漏れる
ガタン!
物音に慌てて離れる優子先輩
「こら、覗き見だなんてお行儀が悪いぞ(笑)」
「たかみなが早く来るから」
「何で私が悪いんや(汗)
それに敦子しか見てないやろ」
「お前に見せたら鼻血出すだろ」
「出せへんわ」
あっちゃんに見られたなんて恥ずかしい(汗)
当の本人は何も見てません!て態度で
普通に話してくるから凄いと思う
四人で電車に乗り東京駅へ
お昼より少し早目だけどどのお店も結構人が多い
「2時間ぐらい潰せるところがいいんだけど」
なんとか四人入れるお店を探し中へ
「私はまだドリンクだけでいいや」
「私もお腹すいてません」
二時間ほど前に食べたばかりだから
あっちゃん達はランチを頼み私達はドリンクのみを頼む
「で、やったの(∵)」
「・・・・・(бвб) ?」
「いきなりかよ(;´-∀-)」
優子先輩はすぐに分かったみたいだけど
陽菜が理解するのに少し時間がかかり
理解した途端に顔が熱くなる
「ほぉ〜・・・」
「最後までしてないから(;´-∀-)」
「ヘタレ(∵)」
「うっ・・・・」
「違うんです、陽菜が悪いんです(汗)」
「まあ、優子は優しすぎるから仕方ないか
という事は四年間お預け?」
「それまでには・・・」
「え?」
「いや(汗)あははは(;´-∀-)」
誤魔化すように笑ってるけど・・・
「優子もにゃんにゃんもモテるから浮気したり
されたりしないようにね」
「私はしません!」
「私だってしないよ(汗)」
「私はする(∵)」
「あ、敦子?(汗)」
「冗談だよ冗談(笑)」
あっちゃんが言うと冗談に聞こえないから怖い
最後は入場券を買って新幹線の前までお見送り
「優じゃん体にぎおづげでね」
さっきからずっと泣いてるたかみなさん
「たかみな顔汚いって(笑)」
でも、陽菜は泣かない
笑顔を覚えていてもらいたいから
「じゃー行ってきます(´-∀-)」
「行ってらっしゃい(бвб)(∵)('A`)」
ドアが閉まり動き出す新幹線がどんどん歪んでいった
「にゃんにゃん」
「あっちゃん・・・(涙)」
姿が見えなくなったとたん我慢できなくて
どんどん溢れ出る涙
「よく頑張ったね(∵)」
そう言って頭を撫でてくれた