練習が終わり着替えて全員で電車に乗り神奈川へ

たかみなさんとは競技場で合流


「にゃんにゃんお久」

「お久しぶりです(бвб)」

「敦子、ちゃんと仕事してるん?」

「はい、すごく助かってます」

「それならいいんやけど(笑)」

「なに疑ってんだよぅ(怒)」

「疑ってないやん(汗)聞いただけやん(汗)」

「小嶋せんぱーい♪一緒に行きましょう」


そう言って話に割り込み腕を組んできた松井さん

「あれ?この人だれですか」

「あっちゃんと幼馴染で優子先輩とも幼馴染の」

「高橋みなみっす」

「松井珠理奈です♪小嶋さんは渡しませんからね」

「へぇ?」

「男の人に渡しません」

「いやいや、女っすから(汗)」

「アハハハそんな格好してるから間違えられるんだよぅ」

「もういいですか、前の席取ってあるので行きましょう」


苦笑いのたかみなさんと呆れ顔のあっちゃん


前の方に行くと三年の先輩の横で・・・


「あっちゃんここに座って下さい(汗)」

「気にしなくていいよ(∵)
たかみなとここに座るから」


仕方なくそこに座り前を向くと優子先輩と目が合った

手を振りたい・・・・・でもそんな事出来るわけもなく


「あれが大島先輩と山本先輩ですか」

「そうだよ、二人共凄く速いんだから」

「珠理奈は高跳びだから100mは興味ないなー
小嶋先輩には興味ありますけど♪」


そう言って陽菜の腕に抱き付いて来て肩に頭を乗せて来た


「こ、こらやめなさい(汗)」


慌てて引きはがし優子先輩を見たらジッとこっちを見ていて・・・

違うって小さく首を横に振ったけど気づいてくれただろうか


「松井さん、外ではきちんと先輩後輩を守りなさい」

「はーい」


その言い方だと学校では良いって事になりませんかキャプテン(汗)


今から準決勝を走る先輩たち
上位二人が決勝進出

もちろん一位通過だって思ってたのに


「山本先輩の方が速いのか」

「・・・・・・・」


また陽菜のせいじゃん

後ろを振り向き


「あっちゃん(汗)」

「はぁ・・・・もう、チビ二人弱(怒)」


決勝戦は一時間後

その間に秋元先輩と宮澤先輩の競技が行われる
それも応援しないといけないんだけど


「にゃんにゃんちょっと来て」


あっちゃんが呼んでくれたから行こうとすると
珠理奈がついてこようとしたから


「今から高跳び始まるんだから見とかないとダメだよ」

「えぇ〜」

「すぐ戻ってくるから」

「はーい」


素直でいい子なんだけどフレンドリーすぎるのがちょっと・・・


「行くよ」

「どこへ?」

「決まってるでしょヘタレの所」

「たかみなさんならあそこに・・・」

「もう一人のにゃんにゃんラブな人」


嬉しい


「でも、誰かに見られたら(汗)」

「少し離れた場所に呼び出しといたから
見たらすぐ来ると思う」


いつの間に・・・さすがあっちゃん

結構反対側まで来た時


「はぁはぁはぁ・・・・・」


凄い勢いで走って来た先輩


「どういう事、あの子誰」

「その前に一発殴らせろ(∵)」


そう言い終わる前に頭をバシンと叩き


「イッテ」

「精神力弱すぎ(怒)」

「ごめん・・・・」


年下に怒られてる幼馴染の図(笑)


「あれは、新入部員の一年生で高跳びのスペシャリスト
うかうかしてたらにゃんにゃん取られちゃうからね(笑)」

「えっ、あっちゃん(汗)」

「先に売店行っとくから早く戻って来てねにゃんにゃん」

「はい」


横にあったトイレの個室に二人で入る


「松井さんとは何でもないですから(汗)」

「あったら立ち直れないよ」

「ごめんなさい・・・」

「はぁ・・・私も動揺して心配かけちゃってごめん」

「ううん・・・陽菜が悪いから・・・」

「でもね、あんなに簡単に肩貸したりしないで
ここは私だけのものなのに」

「うん・・・・・ごめんね」


「でもせっかくだから」


そう言うと陽菜を便器に座らせ
顎を持ち上げると


「・・・・・・・・」


「はぁ・・・・久しぶりのにゃんにゃんの唇(-∀-`)
これで充電できたから決勝はテープ切ってくるよ」

「・・・絶対だよ(бвб)」

「やばっ・・・そんな顔で言わないでよ
我慢できなくなっちゃうじゃん(汗)」

「優勝できなかったら今日帰るもん」

「絶対にそんな事させないから(-∀-`)」


そう言ってもう一度軽くチュッと触れ


「もう行かなきゃ」

「うん・・・・」

「今度はちゃんと応援してよ」

「うん(бвб)」

「アハッいい子」


そう言って大好きな手で頭を撫でられた