誰かに見られたら困るから時間差でトイレから出ていき
あっちゃんが待ってるであろう売店へ急ぐ


「にゃんにゃーん(∵)」

陽菜の姿が見えると手を振ってくれて

「あっちゃんありがとう」

「早かったね」


そういいながらアイスを食べていた


「優ちゃんも早く戻らないといけなかったから」

「そっか・・・・じゃー行こうか」

「みんなのジュース買わないの?」

「二人で持つには重いからやめた」

「たしかに(бвб)」


そうだよね部員の分全部買って二人で持っていくなんて無理だもんね
でも・・・

「なにか買っていかなくて大丈夫かな(汗)」

「私がお腹空いてにゃんにゃんが着いてきてくれたってことにするから」

「ありがとう(бвб)」


あっちゃんにはいつも助けられてる

この恩返しはいつかきっと




迎えた決勝

もちろん先頭でテープを切り優勝
山本先輩が二位


「へぇ〜先輩方ってすごかったんですね」

「だから言ったでしょ♪」


褒められると自分のことのように嬉しい


「小嶋先輩明日も来るんですか?」


先輩が大学から初めた200m走に出るから


「あっちゃん達と来るよ」

「私も来ようかなー
待ち合わせして一緒に来ましょうよ」

「あぁ・・・・ごめん私は(汗)」

「にゃんにゃんは私達と一緒にホテルで泊まるからだめだよ」

「私も泊まりたい」

「トリプルだから無理でーす(∵)」

「小嶋先輩一緒に寝てくださいよー」

「いい加減にしなよ、一年生がしつこいよ(怒)」

「あっちゃん(汗)」

「一年生、ちゃんと同期の面倒見て」

「はい!すみません(汗)」


「ごめんね(汗)」

「先輩がそんな簡単に謝らないの!」

「でも・・・・・」


「松井さんはちゃんと自分の競技見ときなさい」

「はぁーい・・・・・」


少しすね気味だけど仕方ないよね

秋元先輩と宮澤先輩は途中で敗退しちゃったけど
まだ一年生だから仕方ないか


高校生だしあまり遅くなったらダメだから
全競技が終わらないうちに解散になった


「夕飯どうする(∵)」

「マック行こや」

「買ってホテルで食べようか」

「私はコンビニかスーパーがあればそこで買おうかと思ってます」

「それもいいね、スーパーだったらジュースとかお菓子も安いし」


そう、交通費とホテル代でお小遣いが殆ど残ってない
お年玉はイザという時のためにあまり使いたくないから


スマホでホテルまでの道になにかないか探していると
スーパーらしきものがあって
ナビ通り歩いていくと

(タイムバーゲン中)

「やったやんナイスタイミングやわ」

「たくさん食べれる(∵)」

どうやら夕方のタイムバーゲンをしているみたいで
中に入ると色々安くなっていた

「ホテル素泊まりやから朝食も買っといたほうがいいで」

「わかりました」

朝の分におにぎり一つだけを買って
夕飯はお弁当が半額になっていたからそれにした

あっちゃん達はカゴに結構な量の食べ物
お菓子やチョコなども入ってる

陽菜の目線に気づいたのか

「明日食べるお菓子買っといた」

なるほど売店で買うより安いもんね


ホテルに着いたのが6時前
チェックインしていたら入り口からジャージ集団が入ってきた

優子先輩の大学かな・・・・

外には三大学の名前が書いてあって
どの大学かわからないから外を見るふりをして
優子先輩を探すけど見つからなくて違うんだと思い
エレベーターの方へ歩きかけたら


「にゃんにゃん」

振り向くと人をかき分けて現れた優子先輩

「あっちゃんとたかみなも応援ありがとう」

「私達はついでかよぅ」

「ち、違うよ(汗)」

「ウチラの部屋番」


そう言ってたかみなさんがキーを見せてる


「自由時間になったら連絡して」

「優子何してるの、早く名前書いて」

「すみません今行きます(汗)
じゃーまたあとでね」

慌てて戻っていった先輩


「今の上級生かな」

「みたいだったね(∵)」

「きれいな人・・・・」

「にゃんにゃん?」

「あ、早く部屋行きましょう」


変な胸騒ぎがしてその場を早く離れたかった