「にゃんにゃん・・・・にゃんにゃん」


誰かが呼ぶ声に目を開けると


「ここは・・・・どうしてベッドに・・・」

「にゃんにゃんいきなり倒れたんだよ
沙紀が横にいて支えてくれたから良かったけど
あのまま地面に倒れてたら怪我してたよ」


そうだったんだ・・・そう言えばキャプテンに
ドリンク渡そうとしたまでは覚えてるんだけど
その後の記憶がない

「なんか・・・・・寒い・・・」

「そりゃそうだ、あなたを冷やすためにクーラーの温度下げて
体には保冷剤当てまくってるからね」

「先生・・・」

「どれどれ・・・・うん、もう大丈夫だとは思うけど
今日は帰りなさい」

「たかみな呼び出したから送ってあげる」

「ありがとう・・・あ、優ちゃんには」

「言ってないよ、知ったら飛んで帰ってきそうじゃん(笑)」

「そうだね・・・・」


去年は倒れなかったのに・・・
今年は暑いからかな

そう言えば辛くなった時に限って
小嶋さんも水分取らなきゃ
って、優ちゃんが言ってくれてたかも・・・

そっか・・・私ずっと守られてたんだ・・・


「本当に大丈夫なのかよぅ」

「え、体温も下がってるし大丈夫でしょ
まだ気分悪い?」

「ううん(бвб)」

「だって、ボーとしてるぞ」

「アハハハそれは誰かさんの事でも考えてたんじゃないの(*`ω´) 」

「なーんだそう言う事か(∵)」


う・・・・的をつかれて何も言い返せない(汗)


「ここで着替えた方がいいから
カバンと着替え持ってきてあげな」

「自分で行く」

「いいって、私のも取ってくるから待ってて」

「ありがとう」


「頑張るのはいいけど頑張り過ぎたらだめだよ」

「うん」

「ゆっぴーは元気にしてるの?」

「ゆっぴー?」

「大島優子」

「どうして優ちゃんの事・・・」

「ほら、あの子っていつも元気でしょ
だから擦り傷作っては薬塗って―て遊びに来てたんだよね
もちろんクラブじゃなくて休み時間の傷(笑)」


そうだったんだ・・・・

「していく話は陸上の事ばっかりだったのに
三年生になってからはピタッと止まってさ」

「どうして?」

「それ聞いちゃう(*`ω´) 」

「はい?」

「くそ可愛い子が入って来てヤバいんだよねーから始まって
怪我もしてないのに殆ど毎日惚気に来るんだよ
告白すればいいじゃんって言ったら
私の事なんてなんとも思ってないからって
あんなに可愛いんだから彼氏が居ないはずないって
いつも強気なゆっぴーが誰かさんに対してだけは
弱腰だったなー
まさか付き合うようになるなんて・・・・・

篠田は思ってたけどさ(*`ω´) 」

「・・・・・・それって陽菜?」

「他に誰かいる?(笑)」


知らなかった・・・そんな前から好きでいてくれたなんて・・・


「ゆっぴーが卒業しちゃって寂しくなったからさ
よかったらたまには遊びにきてよ」

「保健室に遊びに来てもいいの?」

「ノープロブレム(*`ω´) 
ウォーターサーバーもあるし
冷温ドリンクも飲み放題♪」


麻里ちゃん先生は変だけど面白い


「にゃんにゃん持って来たよ」

「あっちゃん有難う」

「私がいない間に変な事されなかった?」

「酷い言われよう(*`ω´) 」

「可愛い子好きだから気を付けて」

「・・・・・・(бвб) 」

「生徒には手を出しませんよ♪」

「元生徒に手を出してるだろ」

「あら、バレてる・・・
ちゃんと卒業してからだから問題なし山(*`ω´) 」


ここの生徒と言う事は・・・・へぇーそうなんだ


「だから相談にはいつでも乗ってあげるからね」

「円満なので相談することはありませんよーだ」

「敦子には言ってない、ニャロに言ってるの」

「ほら、もう変なあだ名付けてる」

「可愛いでしょ」

「ゆっぴーとかニャロとか、センスなさすぎ」

「酷い(シクシク)」

「変人は放っておいて帰ろ」

「あ、うん・・・ありがとうございました」

「勿体ないから敬語なんて使わなくていいよ」

「こらこら、これでも先生(*`ω´) 」

「一応だろ」


あっちゃんとも相当仲いいみたい

たまには来てあげてもいいかも(бвб)