「にゃんにゃんおはよう」

「おはようございます」


駅であっちゃんに遭遇(笑)


「今日は早いんですね」


「なんかよそよそしいから二人の時はタメ口でいいのにまったく・・・」


と言われるんだけどクラブの先輩になったんだから
そういうわけにもいかない
あっちゃんと呼ぶだけでも最初怒られたんだから


でもあっちゃんがそんな事言うなら辞めるって言って
福田キャプテンに小嶋さんだけOKというお墨付きを貰えた


「今週末神奈川に来るんでしょ」

「うん、でも練習有るから応援に行けない・・・・」

「腹痛とか頭痛で休んだらいいじゃん」

「もしバレたら大変なことになるから・・・」

「私はたかみなと行くよ」

「いいですね・・・・」


私はいけない・・・・


「大会は見れなくても夜、会いにおいでよ」

「あっちゃん達は泊まるんでしょ?」

「同じホテルに泊まるつもり」


いいなぁ・・・優子先輩に会いたい
声だけじゃなくて姿を見たい、でも・・・二年生の陽菜には無理だ


「あ、いいこと思いついちゃった♪」

「??」

「じゃーまた放課後ね」


あっちゃんにしては珍しくスキップする勢いで廊下を歩いていった


「おっはよー」

「あ、みーちゃんおはよう」

「何見てたの?」

「あっちゃんだよ駅から一緒に来たから」

「ふーん・・・そうだ、プリントしてきた?」

「うん、一応埋めてきた」

「わかんないところがあっあんだよね、見せて」

「陽菜もあってるかどうかわかんないよ」

「いいっていいって
でもさ、2年になって宿題ちゃんとしてくるでしょ
どういう風の吹き回し」


だって優ちゃんが毎日今日は宿題無いの?
て聞いてきてしておかないと早く切られちゃうんだもん
だから最近は先にしておいてわからないところを聞くようにしてる

そうしたら電話時間が少し伸びるし
話すことがなくて沈黙!なんてことが無くなるから


「別にいいでしょ」

「まあ、私は助かってるからいいけどね」



放課後

練習前のミーティング
今日の練習内容を伝えられ始まるのかと思ったら

「それと今週の土日に神奈川で陸上競技会が行われるんだけど
卒業生の先輩方が出られるのでみんなで応援に行こうと思います
自分の勉強にもなるのでしっかり見ておくように」

うそ・・・・

あっちゃんの方を見るとウインクされた

「土曜の午前中は練習して午後全員で行きます」

やった!

「日曜日は練習を休みにするので
見に行く行かないは自由です」


行く!絶対に行く(бвб)


早く優子先輩に連絡したいけどスマホは部室だし
何より先輩は練習中だから無理


練習が始まりあっちゃんが隣に来て

「よかったねにゃんにゃん♪」

「どうやって説得したんですか?」

「そこはトップアスリートの大会で
珠理奈の勉強にもなるし
何より先輩方が殆ど出てる大会こんな近くでするのに
応援に行かないわけないよねって言っただけ」


さすがあっちゃん尊敬します



(やば、陽菜に会えるの?)

「うん、全員で行くけど夜はあっちゃん達と泊まるから会えるよ」

(まじかぁ〜どうしよう、ドキドキしてきた集中できるかな)

「競技に支障をきたすなら行きません!」

(だめ!それこそ支障をきたして走れない)

「ふふ頑張ってね」

(陽菜も頑張って声出してよ(笑))

「うん」

(そろそろ寝なきゃ、おやすみ陽菜)

「おやすみ優ちゃん」


おやすみって言ったけどドキドキして眠れない
髪の毛切って一段と短くなったって言ってたし楽しみ

今日はパックしながら寝よーと

綺麗な陽菜を見てもらいたいもんね