四日目の朝
早く寝る優ちゃんに対し疲れてない陽菜は
布団に入ってからも携帯でゲームをしてるわけで・・・
必然的に寝るのが遅くなり朝も遅い
「・・・にゃん・・・・にゃんにゃん」
「ん?」
「もう八時だよ」
「んん…もう少し・・・」
「優子お腹すいた・・・」
「あと30分待ってね・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「にゃんにゃん30分たったよ…起きる?」
重い瞼を必死にこじ開けると目の前には水着に着替え
目をキラキラさせた優ちゃんが
「あれ・・・散歩は?」
「海行って帰ってきてから行く(-∀-`) 」
昨日つまんないって言ってたのに子供って・・・
お昼は絶対に散歩に行こう
じゃないと・・・陽菜少し日焼けしてる気がするから・・・
食事をとりビーチに出て陽菜はいつものようにパラソルの下で椅子に座り
優ちゃんを見てるんだけど
「ふあぁぁ〜・・・・眠い・・・」
少しだけ・・・目をつむるだけ・・・
目をつむると意識は飛んじゃうわけで・・
いい気持ちで寝ていると
「ちゅっ・・・・チュッ、ちゅ・・・」
何かが顔に触れる感触で意識が戻ってきた
なんか・・・キスされてない?
「ヤダッ!!」
怖いから目をつむったまま手にあたたった体を突き飛ばす
「うわっ 」
「だ、誰 ・・・・」
ゆっくり目を開け見ると
「イテテテテ、急に突き飛ばすなんてひどいよ(汗)」
「ゆう・・・こ?」
「アハッおはよう(-∀-`) 」
「おはようじゃないし 」
「怒んないでよー眠り姫を起こしてたんだから 」
「バカ!普通に起こせ(怒)」
「いやーぷくっとした唇がさ
キスして〜て言ってるみたいでつい(デヘヘ)」
「変態(怒)」
「ありがとう(-∀-`) 」
「褒めてないし!もう・・・・(笑)」
2人で笑いあい
「お待たせ」
「遅い(怒)」
自然と近づく唇・・・・
「ゆうこちゃぁ〜ん(-∀-`) 」
大きな声を出しながら走ってくる優ちゃん
「夜までお預けだね」
「しらない(бвб)」
大きな声で優子を呼んでもここじゃばれることはないから安心
抱き付いた優ちゃんを抱き上げ
「うわっ、真っ黒だな(笑)もしかして毎日海に入ってたの?」
「うん!ずーとだよねにゃんにゃん(-∀-`) 」
「優子が来るの遅いから(怒)」
「アハッごめんごめんちょっと色々あってさ
調整とかしてたら遅くなっちゃった(汗)」
「仕事?」
「んー仕事とは違うかな・・・そうなるかもしれないけど・・・
それにチケット取るのにも手間取っちゃって 」
「チケット取ってたんじゃないの?」
「二人の分はすぐ取ったけど私はいつ行けるかわかんなかったし
それと・・・」
「それと?」
「・・・・あ、来た来たこっちでーす 」
ホテルの方を見ながら手を振る優子
え?あの人って・・・・
「初めまして蜷川です、こっちは私の息子ちゃん」
「初めまして小嶋陽菜と娘の優子です」
「小嶋優子です(-∀-`) 」
「わぁー本物の方が可愛い」
「エヘッ(-∀-`) 」
照れて優子の首元に顔をうずめる優ちゃん
「それに小嶋さんも本物の方が色気あるわね」
「そんなこと・・・・」
女性に言われるとなんか恥ずかしい
「これってどういうこと?」
優子に問いかけると蜷川さんが
「バカンスよ、そのついでにちょっと写真を撮っとこうかなってだけだから
気にしないで」
「優子?」
「詳しくは夜話すからさ、あ、お昼まだでしょ
みんなで食べに行こう、
その前に優は部屋に帰ってシャワー浴びようか」
「うん(´-∀-)」
「ミカさん30分後フロントでいいですか?」
「良いわよじゃー後でね」
部屋に戻ると優子の荷物が置いてあった
「メールしても返事来ないしさ
ベランダに出て外を見たらはしゃぐ優が見えて
ビーチに出たら寝てる陽菜を見つけてついしちゃった」
「外国だからいいけど・・・・」
「わかってる、遅くなってごめんね」
「そうだよ遅いよ、メールも返してくれないし・・・
でも来てくれただけでうれしい」
どちらかともなく近寄りキスをする
優ちゃんはまだシャワーを浴びてるから
数日の空白を埋めるようにゆっくりと
お互いの存在を確かめ合うように・・・