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二人の恋人 U 18

「ただいまぁー」

 

ダダダダダ

 

「トリックトリート

お菓子くれないといたずらしちゃうぞ(-∀-`) 」

 

「お、魔女だなでも・・・その呪文ではお菓子をあげられないなー

 

「???」

 

「おかえりー・・・・優ちゃんもう一度言って見て」

 

「トリックトリート」

 

「おしい(бвб) 」

 

「違うの・・・・

 

「いい、ゆっくり言うからよーく聞いてね」

 

「うん」

 

「トリック・・・・オア・・・トリート」

 

真ん中がない!」

 

「正解(бвб)」

 

「トリックオアトリート!
お菓子くれなきゃ入れてあげないぞ(-∀-`) 」

 

「わぁ、厳しくなってるじゃん(汗)・・・はいどうぞ」

 

「あぁぁ!!ケーキだぁ

優子ちゃんありがとう(-∀-`) 」

 

ケーキの箱を持ってリビングへ行った魔法使いさん(笑)

 

「ふぅー危なかった、何もなかったら追い出されるところだったよ(笑)

ありがとね、陽菜」

 

「どういたしまして(бвб) 」

 

「にゃんにゃーん冷蔵庫に入れておいたよー」

 

「ありがとー・・・・・おかえり」

 

「ただいま(-∀-`) 」

 

チュッ

 

「ご飯できてるから手洗いうがいしてきてね」

 

「アハッ、陽菜もうがいしないとダメなんじゃない

 

「軽いキスぐらいなら大丈夫でーす」

 

「じゃー軽くないやつを・・・・て話の途中じゃんかぁー(汗)」

 

変態になる前に退散しておいた(笑)

 

 

 

「明日あれでするの?」

 

「そう、手作りとかだと凝る人もいて

親御さんが大変だから

百円均一で統一するみたい」

 

「しかし、今の百均そんなものまで売ってるんだね」

 

「凄いよ、大きい所なんてもはや百均じゃないからね(笑)」

 

「どういう事?」

 

「二百円三百円五百円とかあるもん(笑)」

 

「そうなんだ今度行ってみようかな」

 

「なんかね、いろいろ買っちゃって結局は結構いい値段になるんだよね」

 

「なんかわかる気がする、いつか使うかな、とか思って買うけど

結局使わないやつ(笑)」

 

「そう、それ!わかってるのに見たらついつい・・・・」

 

部屋の隅に置いてある袋を指さすと

 

「・・・・もしかしてあれ全部・・・」

 

「せいかーい(бвб)」

 

「何買ったの(汗)」

 

「ん〜・・・いろいろ?」

 

「見なかったことにする

 

「それは無理、だって優子が片付けるんだもん」

 

「なんでだよ」

 

「片付けは優子の方が上手いもん」

 

「そうだけどさぁ―(汗)」

 

 

「にゃんにゃんケーキ食べていい?」

 

「そうだね、お風呂入る前に食べちゃおうか」

 

「やったー(-∀-`) 」

 

冷蔵庫から箱を出してテーブルに置くから

お皿とフォークを用意していると

優子がお湯を沸かしてくれる

 

自然とすることを分担してるから

一人だけの負担にはならない(бвб)

 

 

 

「何にするか決めた?」

 

「まだ迷ってる、どうしよう・・・」

 

「優は何になりたい?」

 

31日はみんなで仮装してディズニーランドへ行くことになってる

後三日しかないのにまだ決まらない(汗)

 

「優子ねオラフになりたい(-∀-`)」

 

「オラ・・・フ?雪だるまのオラフ?」

 

そう言えばアナ雪何回も見てたかも

 

「・・・・・ちょうどいいじゃん、
陽菜がアナをして私は・・・」

 

「エルサ?」

 

「チッチッチ・・・私はスヴェン

 

「なにそれ?」

 

「知らないの?トナカイのスヴェンだよ」

 

「そんなの売ってないでしょ(汗)」

 

「そのためのお姉さま(笑)」

 

「なるほど・・・・すぐラインしてみる」

 

「・・・・・・・・・・高級焼肉で
手を打つですって(笑)」

 

「アター・・・痛い出費だ(汗)」

 

「オラフやアナのカツラならドンキにありそうだから

今から見に行こうか」

 

「行くいく!(-∀-`)」

 

「待って、優ちゃん絶対に寝ちゃうから

先にお風呂入っとかなきゃ」

 

「よし、今日は私と入ろう

陽菜髪濡れたらなかなかだからね」

 

「わーい!」

 

「わっちょっと優ちゃんここで・・・
て・・・・ゆう・こ!

 

「あっ・・つい(汗)優が脱ぐから釣られちゃったじゃないか

 

「アハッ知らなーい(-∀-`)」

 

「ほら、続きは脱衣所でして」

 

『はーい』

 

二人共いい返事をしてバスルームへ消えていった

 

二人の恋人 U 17

「久しぶり」

 

「ご無沙汰していてすいません(汗)」

 

「優子ちゃんこんにちは」

 

「こんにちは・・・・今日はいないの?」

 

キョロキョロあたりを見回す優ちゃん

 

「ん?・・・・あぁー今日はお仕事だから息子ちゃんはいないわよ(笑)」

 

「そっかー・・・」

 

少し残念そう

 

 

イビサでの写真集以来だからいつぶりだろう・・・

 

実花さん達のお陰で今の生活があるみたいなものだから

感謝してもしきれない

 

「また仕事できて嬉しいのよ」

 

「こちらこそ、大島も入ればもっとよかったんですけど」

 

「そうなのよね、柔軟剤のフンワリ感と

家族のふんわりした感じを撮りたかったから

ぜひ優子も!て言ったんだけど

色々あった後だしまだ時期が早いって言われて・・・・

ごめんなさいね

 

「謝らないで下さい(汗)

あの写真集のおかげで新しいファンも沢山できましたけど

世間ではまだまだ色々言われてるので・・・

次回もしチャンスがあれば今度は三人でお願いします」

 

その後打ち合わせをして絵コンテを見せてもらい・・・

 

「これだけですか?」

 

「そうよ、あとは二人で好きにやってちょうだい

 

「で、でも・・・」

 

「あなた達は自然体がいいの

決められた演技より自然に任せて思った通り動いてくれればいいの

それをつなぎ合わせるのが私達の仕事だから」

 

「わかりました」

 

「にゃんにゃん、見て!これ可愛い(-∀-`) 」

 

衣装であるモコモコのパジャマ

 

「優子とお揃いなんだよ

 

「ほんとだ、嬉しい?」

 

「うれしいのぉー(-∀-`) 」

 

ニコニコ顔の優ちゃんと控室へ戻り

モフモフのパジャマに着替え決められたことだけ優ちゃんに伝える

 

「私の事をママって言いながら走ってきて胸に飛び込んできてね」

 

「思いっきり?」

 

「そうだなー・・・ぶつかると痛いから・・・
バフッ!て少しなるくらい、わかる?」

 

「う〜ん・・・・やさしくバフッ!だね」

 

「そう(бвб) 」

 

「練習していい?」

 

しまった着替える前にしておくんだった(汗)

 

「ごめん、だめなんだ

しっかり受け止めるから優ちゃんの思う通りでいいよ」

 

「わかったー(´-∀-)」

 

 

”本番行きまーす”

 

「優ちゃーん(бвб)」

 

「ママー(´-∀-)」

 

バフッ・・・・・

 

「うわぁーいいにおーい(-∀-`)

これなんの匂い?いつもと違う

 

「柔軟剤替えたの(бвб)」

 

「優子この匂い好き

それにモコモコが気持ちい―」

 

陽菜の胸元でグリグリ顔を動かす優ちゃんが可愛くて

ついつい家にいる錯覚に陥っていつもみたいに

 

「こしょばいでしょー優ちゃんにもしてあげるぅー」

 

「キャッハ、ウキャーやめてぇー(´-∀-)

 

思いっきりじゃれてしまった・・・・

 

「はい、カット!!」

 

の声に我に返り・・・・・しまった
ふざけすぎちゃったじゃん(汗)

 

「すいま「よかったわーあんなの演技で出来ないわよ」

 

「いいんですか?」

 

「あの優子ちゃんのいい匂いがしたときの顔と

小嶋さんの愛しそうな顔・・・最高よ!」

 

遊んでただけなのに褒められてしまった・・・ま、いっか

 

「では、二人で商品の名前を言う場面を撮ります」

 

 

 

「でね、二時間ほどで全部終わっちゃった」

 

「それは早いね(笑)

でもリハ無しはさすが実花さん

優の嘘のない表情が撮りたかったんだろうね」

 

「そう言ってた」

 

「いつからオンエアなの?」

 

「三か月後くらいだって言ってたよ」

 

「まだまだじゃん、早く見たい!

そうだ、先に見せてもらおうかな(´-∀-)」

 

「そんなずるしないで下さーい」

 

「なんでだよ、別にいいじゃんか」

 

「ちゃんと出来上がったら動画送ってくれるって言ってたもん」

 

「それ早く言ってよー

 

「聞かないからじゃん」

 

「そうだけどさぁー・・・はぁ、
言い合いしても負けるからやめとく」

 

「ふふ、陽菜の勝ち(бвб)」

 

「夜の勝負には負けないもんね」

 

「そんな勝負しませーん」

 

「絶対?」

 

「・・・・・・どうしてもって
お願いするなら考えてあげる」

 

「お願いするくらいならしなくていいかな」

 

「何でそう言う事いう・・・

 

「したいんじゃん(笑)」

 

「別にしたくないし(怒)」

 

「じゃーもう寝よっかなぁー」

 

「・・・・・・意地悪

 

「拗ねる陽菜も可愛いね」

 

「うっさい」

 

「口の悪い陽菜も好き」

 

「しらない・・・」

 

「陽菜は私の事好き?」

 

「・・・・・・嫌いじゃない」

 

「アハッマジやばい可愛すぎでしょ(´-∀-)」

 

「むぅ・・・・」

 

チュッ

 

「バカッ」

 

その後襲われたのは言うまでもない

 

二人の恋人 U 16

優子

 

 

おかしい・・・・

とっくにお昼を食べ終わってるはずなのに

陽菜からメールが来ない・・・

 

「大島さんさっきからスマホを片手にずっと見てますけど

なにかあるんですか?」

 

「ちょっと野暮用で(・_・;)」

 

「もうすぐ始まりますのでよろしくお願いします」

 

「わかりました」

 

仕方ないこっちから送ってみるか・・・

 

ピロン・・・

 

すぐ返信が来た

 

お、やっと来たか・・・・へっ?

 

嘘でしょ

 

”優子のバカ、帰るまでお預けでーす(怒)”

 

なんで怒ってんだよ、意味わかんない

 

そろそろ始まるから行こうとしたら佐江からメールが来て

 

うっわぁ〜凄い喜んでるじゃん(-∀-`)

 

「あっ・・・・」

 

怒ってる意味がやっとわかった

 

しまった、まさか他のお母さんたちと一緒に食べるなんて

思ってなかったから・・・そりゃー見られたら怒るよね

 

動画を見ながら何故怒ってるのか納得

 

保険でゆきりんにも出来たらでいいから撮って欲しいと

佐江を経由して動画を頼んでおいてよかった(汗)

 

帰ったら土下座もんだな

 

 

 

「ふあぁ〜ぁ」

 

「寝不足ですか?」

 

「あ、今日早かったものですみません」

 

「え、朝イチで別の仕事に行かれてたんですか?」

 

「いえ、家の用事です(-∀-`)」

 

「・・・・幸せそうですね」

 

「当たり前ですよこれ以上の幸せなんてありませんから」

 

「だからですかね、大島さん前よりも綺麗になられましたよ」

 

「えー照れるじゃないですかありがとうございます

人間て恋をすると綺麗になるって言いますからね」

 

「いい恋愛されていて羨ましいです」

 

「誰でも出来ますよ

運命の人に出会えればですけどね

 

「それが難しいんじゃないですか

 

「確かに(笑)」

 

その日の夜

玄関のドアを開けると優が走って来て抱きついてきた

 

「優子ちゃんありがとう(-∀-`)」

 

「どうだった?」

 

「ピカチュウ上手だったよ

みんなもいいなぁーて言ってたし

ママさん達も写真パシャパシャ撮ってたの〜

 

「そっか、よかった

 

「にゃんにゃんは隠して食べてたんだよ

おっきいピンクのハート可愛かったのに〜」

 

「アハハ・・・だーね・・・」

 

いつもなら優の後ろからついてくるのに今日は姿を見せないし

顔も覗かせてくれない・・・

 

「陽菜は?」

 

「ご飯温めてるよ」

 

小さい声で

 

「何かに怒ってるみたいじゃない?」

 

「ん?どういう事」

 

「えーと、例えば大島さんの話をすると怒った顔するとか?」

 

「ううん、ニコニコしてたよ(-∀-`)」

 

「優ちゃん早く戻っておいで(бвб)」

 

「はーい!優子ちゃんも早く」

 

「お、おう・・・」

 

優と一緒に行けば怒られないよね

 

手を繋いでリビングダイニングへ

 

「ただいまぁー」

 

「おかえり」

 

・・・・・優が見てないと笑顔がない・・・

 

「うわー美味しそう」

 

「美味しそうじゃないよ美味しいもんねにゃんにゃん」

 

「そうだよねぇー優子はいつも美味しくないのかもね」

 

「美味しい!いつも、全部美味しい!!」

 

「優子ちゃんのご飯も美味しいよ(-∀-`)」

 

「ありがとう〜優はいい子だぁー」

 

「当たり前じゃん、優ちゃんは!凄くいい子だもんねぇ〜」

 

「アハッ照れるぅ〜(-∀-`)」

 

優ちゃんは!て強調しなくてもいいじゃん・・・

せっかく渾身の愛を表しただけなのに

そんなに怒んなくてもいいだろ・・・

 

そう思ってたら顔に出てたみたいで

 

「優子ちゃんどうしたの?」

 

「へぇ?あ、いや・・・なんでもないよアハッ・・・」

 

「ブッ・・・・ふふふ、あははは(бвб)」

 

いきなり笑いだした陽菜

 

「・・・・あぁぁー騙したなぁー(怒)」

 

「騙してない!怒ってたのは本当,

でも・・・」

 

「でも?」

 

「気持ちはわかったから、ていうか

あんなことしなくても知ってるから」

 

二人のやり取りにキョトンとしてる優

 

「安心したらめちゃくちゃお腹空いてきた

ご飯大盛り〜(-∀-`)」

 

「はーい(бвб)」

 

「優もた〜くさん食べて早く大きくなれよ」

 

「はーい(-∀-`)」

 

その夜、優が喜んでいる動画を見せてもらっていると

 

ありがとうって言いながらいきなりキスしてくるから

その後はやっぱりねぇ

 

アハッ(-∀-`)

 

 

 

 

二人の恋人 U 15

午前中は動物を見るだけで終わった

 

だって一つの場所にどれだけいるのって言うくらい

 

すごいね、とかあくびした―とか一つ一つの動きに

興味を示すからなかなか進まない

 

ライオンとキリンも全員でクリアして

かしわげちゃんの”そろそろお昼だよ”

 

という言葉にみんな反応してやっと休憩する場所へ

 

「疲れたー(бвб)」

 

「そんなに広くないのに凄く歩き回った感がありますよね」

 

「ほんとですよ、恐るべし子供達(笑)」

 

設置してあるイスに座りテーブルにお弁当を出す優ちゃん

 

録画モードOK

 

なのにみんながお弁当箱を開くのを見ていてなかなか自分のを開けない

 

「どうしたの?」

 

「ううん・・・・」

 

首を横に振るとゆっくり覗きながら開けてる

 

「・・・・・・(-∀-`) 」

 

中を見た瞬間蓋を一気にあけて凄い笑顔

 

「にゃんにゃん見てみて!!」

 

「わぁーすごーい」

 

優子頑張り過ぎ(笑)

 

「見て見て!ピカチュウとねボールもある(-∀-`)

りょうちゃんほらピカチュウだよ 」

 

「うっわすげー」

 

お弁当箱を持って近くのテーブルに見せて歩いてる優ちゃん

 

「落とさないでよ(笑)」

 

「はーい(-∀-`) 」

 

「凄い、小嶋さんが作られたんですか?」

 

「いえ・・・大島が・・・(汗)」

 

「えっ!?大島さんですか、
アイドルだったのに器用ですね」

 

「料理は上手なので、朝早く起きて頑張ってました(笑)」

 

「お二人で協力し合えるのって羨ましいわ」

 

「ほんとに

うちの人なんて料理は一切作れませんから(怒)」

 

「でも、最近の男性って作る人も多いんじゃないんですか?」

 

「そんなの一部ですよ

珍しいから取り上げてるだけで一般人はまだまだ無理です」

 

「そうなんですね、相手が料理してくれて

それが美味しいだなんて贅沢なのかなー」

 

 

「にゃんにゃんの料理も美味しいよ(-∀-`) 」

 

いつの間にか戻って来ていた優ちゃん

 

「ふふ、ありがとう」

 

「そう言えばお弁当の度にアンパンマンだったとか

ミッキーさんだったとか言ってて

子供が自分も作って欲しいというから作っても

こんなのじゃないとか言われていて

私も今日は頑張りました」

 

「なんかすみません(汗)

普段遊びにとかあまり行けない分

喜んでもらいたくて頑張っちゃってました

 

「良いんですよ、子供が喜んでくれるのが一番なんですから」

 

そう言いながら写真取らせてねって言って

お弁当を撮ってるお母さんとかしわげちゃん

 

「小嶋さんのもキャラクターになってるんじゃないですか?」

 

「まさかー」

 

一つで大変なのに二つも作らないでしょ

と思いながら余裕で蓋を開ける

 

バッ・・・・・

 

慌てて蓋を閉じてゆっくり目をあげるとみんなこっちを見ていて・・・

 

「凄い愛を感じました(笑)」

 

「新婚さんみたいでいいですよねー」

 

「小嶋さんが羨ましいです・・・」

 

かしわげちゃんまで何言ってんのそれに携帯構えてて・・・

と言うかあり得ないんだけど

 

優ちゃんがお弁当を食べながらこっちを見て

 

「にゃんにゃん、おっきいハート食べないの?」

 

優ちゃんにまで見られてたし(汗)

「た、食べるよ・・・・

 

優子のバカ(怒)

二人の恋人 U 14

最後の遠足は保護者と一緒だから現地集合

 

どうしても保護者が参加できない家庭は

保育園から先生と来ることになっている

 

平日のこの時間は通勤ラッシュの終わり頃で

やや混雑

 

可愛いリュックを背負った優ちゃんをなるべく奥へ誘導し

迎え合わせに立たせる

 

「にゃんにゃん」

 

持つところがないから陽菜の腰に抱きつき見上げて来る

 

「ん?」

 

「いくつ乗るの?」

 

「4つ乗って乗り換えるよ」

 

「はーい(-∀-`)」

 

少しすると

 

「どこへ行くの?」

 

前に座っているおばあさんが優ちゃんに話しかけてきた

 

「えーとね・・・遊園地」

 

「お母さんと二人で行くのかい?」

 

「遠足なの(-∀-`)」

 

ニコニコしながら答えている優ちゃん

 

お母さん・・・か・・・人に言われるとなんか恥ずかしい(汗)

 

「綺麗なお母さんでいいね

お嬢ちゃんも大きくなったらお母さんのように綺麗になるよ」

 

「エヘヘありがとう(-∀-`)」

 

乗り換える駅についたからおばあさんに軽く会釈して降りる

 

 

「にゃんにゃんの事キレイだって言ってたね

優子もにゃんにゃんみたいにキレイになるって

 

「優ちゃん可愛いもん」

 

「にゃんにゃんは優子のママだもんね(-∀-`)」

 

「ふふそうだね(бвб)」

 

ニコニコしている優ちゃんの手をつなぎ次の乗り場へ

 

次の電車は空いていたから二人並んで座れた

 

「遊園地だけど動物もいますって先生が言ってたよ」

 

「そうなの?私行ったこと無いから知らなかった」

 

「ダイちゃんとリョウちゃんと

一緒にライオン見に行こうねって約束してるの」

 

「男の子?」

 

「うん、いつも一緒に遊んでるんだよ」

 

「女の子は?」

 

「りっちゃんはライオン怖いから行かないって」

 

「そっか(笑)優ちゃんは怖くないんだ」

 

「だってオリに入ってるでしょ?」

 

「ふふふ、そうだね」

 

「きりんさんはねさきちゃんとりっちゃんと行こうねって約束したの」

 

「別々に約束したら大変だよ(笑)」

 

「そうなの?」

 

何故大変なのかまだわかんないか

子供だから何とかなるよね

 

 

駅を降りると目の前が遊園地で

入り口横の少し広い場所に園長先生や

リュックを背負った子供と親がぽつぽついた

 

同じ電車の別の車両に乗っていたのか

改札口からも親子連れが結構出てきたから

時間丁度良かったのかも

 

園長先生が

 

「子供と親御さんは組毎に分かれて並んでください」

 

と言っても二クラスしかないけどね(笑)

私達はかしわげちゃんの方に並ぶ

 

次の電車で全員揃ったみたいで園長先生のお話と

注意事項、集合時間を聞いて順番に入って行く

 

「かしわげちゃん一緒に回ろ」

 

かしわげちゃんの両手共ふさがっていて

 

「この子達と回らないといけないのですみません

 

「りっちゃんとリョウちゃんおはよう」

 

りっちゃんとリョウちゃん?さっき言ってた子達かな

 

「ライオンとキリン見にいく約束してた子?」

 

「そうだよ(-∀-`) 」

 

「という事なんで一緒に行きましょう(笑)」

 

あとはダイちゃんて言う子とさきちゃんか・・・・

 

「ダイちゃんとさきちゃんてどの子ですか?」

 

「えーと・・・あ!あそこにいるのがダイちゃんで

さきちゃんは・・・」

 

「さきちゃ〜ん(-∀-`) 」

 

かしわげちゃんが見つける前に走って行った優ちゃん

 

その後をついて行き

 

「小嶋です、なんか子供同士で約束してるみたいなので

迷惑じゃ無ければ一緒に回りませんか?」

 

「え・・・いいんですか?」

 

「多い方が楽しいですし(бвб)」

 

ダイちゃんと言う子はこっちに気づいて走ってきて

お母さんが慌てて追いかけてきたから

同じように誘ったらみんな快く受けてくれた

 

子供たち五人はキャッキャ言いながら前を歩き

その少し後ろから見守るようについて行く

 

 

「あのう・・・・もう大丈夫なんですか?」

 

そういえば保育園にも子供たちにも迷惑かけてたもんね(汗)

 

 

「その節は皆さんにもご迷惑をおかけして
申し訳ありませんでした」

 

「迷惑だなんて・・・・全然(汗)

さきが毎日のように今日優ちゃんがね何々したんだよ

と、楽しそうに話してくれていたのに

あれがあってから

いつ優ちゃん保育園に来るの?もう来ないの?

て、煩いくらい聞いて来るから大変でした

 

「うちもですよ、優ちゃんと競走したとか

鬼ごっこして遊んだって言うから

当然男の子だと思っていたら

テレビを指さして優ちゃんだ!
て言うから見てビックリしましたもの」

 

「柏木先生に
九月から来るようになったって聞いて安心しました」

 

「運動会はお二人共大活躍でしたね(笑)」

 

「わぁーバレてました(汗)?」

 

「そりゃー・・・ねぇ

私達はお二人の顔は存じてますから(笑)」

 

「あと少しですけどよろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

保育園はお迎えの時間がみんなそれぞれだから

会った事のない親御さんの方が多い

行事もほとんど参加で来てなかったから余計に・・・

 

こんなに良い方達ならもっと交流持ちたかったなー・・・

 

まだ行事は残ってるから

全員のお母さん達と話せるようにしなきゃ

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