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二人の恋人 U 75

車を運転して病院へ向かい

もうすぐ着くとLINEを送ると

ロビーまで迎えに来てくれた佐江ちゃん

 

「佐江ちゃん(-∀-`)」

 

走って行く優ちゃんを抱っこしながらこっちへ来て

 

「申し訳ありません、自分のせいで七瀬さんが」

 

「命に別状はなかったんだから気にしないで」

 

そう、生きていてくれさえすれば後は何も望んでいなかった

望んでいなかったけど・・・

 

「七瀬は?」

 

「まだ手術中なんです」

 

「そう・・・・」

 

撃たれた所の治療だけにしたら時間がかかってると思う

レイジも一度あったけどこんなにかかってはいなかった

 

佐江ちゃんの案内で手術室前の椅子に座り待つことに

 

「優ちゃん寝ててもいいよ」

 

「眠くない」

 

そう言いながら目をこすってるから我慢してるんだと思う

 

「七瀬が心配?」

 

「・・・・うん」

 

「出てきても麻酔で眠ってるから話せないよ」

 

「そうなの?」

 

「うん・・・・・・・おいで」

 

膝をトントンと叩けば嬉しそうに膝に乗り

もたれかかって来たと思ったらあっという間に寝ちゃった

 

何があったのかどういうふうに撃たれたのか色々聞いていたら

手術中のランプが消え少しすると

ストレッチャーに乗せられた七瀬が出てきた

 

やっぱり眠ってる・・・・当たり前だけど

 

「ご家族の方は」

 

「私です」

 

「少しお話があるのですがよろしいですか」

 

「あ・・・・はい」

 

「優子ちゃんと一緒に先に病室へ行ってます」

 

「お願いね」

 

優ちゃんを預け先生についていく

 

 

 

「・・・・・・絶対に無理なんですか?」

 

「脊髄ではないので動く可能性はあると思いますが

元のようには動かないと思います」

 

「でも、本人凄い頑張り屋できっとリハビリだって

人の何倍すると思うし・・・・お願いします

治してあげて下さい(涙)」

 

「人間の体には自然治癒能力があります

別の機能が別の機能を補いあっていく

奇跡を信じましょう」

 

奇跡を待つしかないの?

七瀬・・・・

 

「本人にはまだ言わないで下さい

時期を見て私から言うので」

 

「わかりました、私からは今の状況とリハビリについてだけ

伝えることにします」

 

「よろしくお願いします」

 

私が泣いてちゃダメだよね

絶対七瀬に涙を見せてはいけない

悟られてはいけない・・・・

 

涙を拭い少しだけ外の風にあたってから病室へ向かった

 

二人の恋人 U 74

「七瀬、優ちゃんご飯出来たよ」

 

『はーい(-∀-`) 』

 

「うんまっ!アサヒの料理は日本一美味しいよね」

 

「違うよ!ママのご飯は世界一美味しいんだよ、ねぇママ(-∀-`) 」

 

「ふふふ、優ちゃんありがとう、チュッ」

 

「あぁぁ!しまった(汗)今日も優子に負けちゃったよ(涙)」

 

「エヘヘ優子の勝ち〜♪」

 

「そうだ、明日宮澤さん来るんでしょ?」

 

「そうなんだよ、二人に会わせろって煩くてさ

面倒なのにごめんね(汗)」

 

「七瀬の大切な相棒でしょ」

 

「新人だけどなかなか仕事が出来るやつでさ」

 

「ふふ、七瀬と初めて会う前の日レイジさんもそう言ってたよ」

 

「そ、それは・・・誰だって新人を越えてだね(汗)」

 

「今は立派な刑事さんだもんね(бвб)」

 

「あぁぁぁ!!二人で見つめ合ったらダメぇー

ママは優子を見るの!」

 

そう言って陽菜の顔を両手で挟み顔を向けさせる優ちゃんに

またやきもちを妬く七瀬(笑)

 

 

レイジが殉職してから3年

七瀬のおかげで優ちゃんに・・・もちろん私にも笑顔が戻り

幸せに暮らしていた

 

そう、あの事件が起こるまでは・・・・

 

 

 

 

 

「いいねぇ、ナレーションを小嶋さんにしてよかったよ」

 

「始めは誰だったんですか?」

 

「大島さん語りで行こうと思ってたのに

小嶋さんがいいって直訴して行ったみたいだよ

で、書き直すのに時間がかかったんだって」

 

「・・・・・・優子!(怒)」

 

「いや(汗)ほら、私のだみ声より

陽菜の甘ーい声の方が聴いてて心地いいかな〜て

提案してみたら先生がそれで行こう!て言われて(汗)

私はあくまでも提案しただけだから(-∀-`;)」

 

もう・・・でも、語りは覚えなくていいから許してあげる

 

 

 

 

一人暮らしで料理が苦手みたいでそれならと

週に三日はうちで食べて帰るようになった佐江ちゃん

人懐っこくてとても優しいいい子だから

優ちゃんもすぐに懐いた

 

土曜日のお昼寝前に優ちゃんとスーパーへ行っていると

佐江ちゃんから電話がかかって来た

 

電話なんてかけてきたことが無かったし

七瀬じゃなくて佐江ちゃんからの電話に

嫌な記憶がよみがえる

 

「もしもし」

 

(うくっ・・・アサヒさん・・七瀬さんが・・七瀬さんが(涙))

 

「落ち着いて・・・七瀬がどうしたの」

 

(私を・・・佐江をかばって撃たれて今手術室で・・・・)

 

・・・・・・・嫌だ、私から七瀬まで奪わないで

 

(・・・・〇×・・・)

 

「・・・マ・・・ママ?」

 

私の服を引っ張り呼ぶ優ちゃんの顔をボーと見ていると

だらんと落とした手からスマホを取り

 

「もしもし・・・・あ、佐江ちゃん♪

ん?ママは・・・いま優子を見てるよ

うん、わかった・・・ママ佐江ちゃんが代わってって」

 

ニコニコ笑う優ちゃんをギュッと抱きしめる

 

「きゃ〜♪嬉しいけど電話だよ、どうぞ」

 

スマホを耳にあてられると佐江ちゃんの声が聞こえて来た

 

(アサヒさん・・・アサヒさん聞いてますか?)

 

「・・・・・・どこの病院へ行けばいいの・・・」

 

(今から必要な物を言いますからそれを持って

○○警察病院へ来てください)

 

「まって、メモがないから・・・・」

 

(LINEで送りますね)

 

すぐに送られてきたLINEには

 

パジャマ、洗面用具、お茶を飲むコップ

バスタオルとフェイスタオル・・・・・・・

 

何これ入院する為の用意みたいじゃん・・・・

 

慌てて電話をかけなおすと

腰のあたりを撃たれたけど意識ははっきりしていたらしい

 

もう、紛らわしい電話をしてくるからじゃん(怒)

 

でも・・・・命に別状はないらしくてホッとした

 

電話してる間私の足にしがみつき

ずっと見上げていた優ちゃんの頭を撫で

 

「七瀬怪我して

今日から入院しなくちゃいけなくなっちゃった」

 

「怪我したの?痛くて泣いてるかな?」

 

「七瀬は強いから泣かないと思うよ」

 

「優子だったら泣いちゃう(汗)」

 

「優ちゃんはまだ子供だから泣いてもいいんだよ(笑)」

 

「病院行く?」

 

「ゼリーとかドリンクとか買って帰って

入院の用意して行こうね」

 

「うん(-∀-`)七瀬に会ったら

優子が痛いの痛いの飛んで行け!てしてあげるね」

 

「ふふふ、痛いのなくなっちゃうね」

 

「エヘヘ(-∀-`) 」

 

意識があってずっと話していたのなら大丈夫だと思うし

すぐ行っても手術中だし

慌てず行く事にした

二人の恋人 U 73

「おはようございます」

 

「おはよう、お待たせして悪かったね」

 

「いえ、思ってもいなかった休みが頂けて

家族で楽しめましたから」

 

「そう言ってくれると心が少し楽になったよ」

 

『それでは打ち合わせに入りますので

B会議室へ集まって下さい』

 

スタッフの声に従い会議室へ入ると

 

「佐江ちゃん!(-∀-`) 」

 

「チビちゃん久しぶり」

 

「チビじゃないもん、

2センチも伸びたんだよねにゃんにゃん」

 

「そうだね、身体測定で伸びてたんだよね(笑)」

 

「そっか〜優子を抜かす日も近いな(笑)」

 

「うん!(-∀-`) 」

 

「へん、まだまだこの差は大きいぜ」

 

「あぅ・・・」

 

「おいよいよい子供相手に何マジになってんだよ(笑)」

 

「親としてだな、まだまだ抜かさせるわけにはいかないかんな」

 

「佐江ちゃんもしかして・・・」

 

「そう、出させていただきま〜す」

 

「優子知ってたんでしょ」

 

「シークレットゲストだけどね」

 

「共演者なんだからいいじゃん」

 

「知らない方が嬉しさも倍増するでしょ」

 

「そうだけど・・・」

 

他にもドラマで見た事のある方が沢山いて緊張してきた(汗)

 

設定として未亡人のアサヒとその子供の優ちゃん

レイジの相棒であった七瀬と一緒に暮らしている

までは連ドラの続きなんだけど

 

「優ちゃん大丈夫かな(汗)」

 

「大丈夫!でいてもらいたい(-∀-`;)」

 

 

台本をみんな・・・優ちゃん以外目を通し終え

それぞれの役に入り込んでいく

 

「アドリブはどんどん入れて言って貰っても構わないが

大切なセリフは飛ばさないで欲しい」

 

「あのう・・・・」

 

「小嶋さんなにか?」

 

「優子・・・娘の優子のセリフがあまり書かれていないんですけど

その都度増えるという事ですか?」

 

「そこは優子ちゃんの感性にお任せです」

 

「でも、子役でもありませんし

レッスンも何も受けていませんので素人のようになるかと」

 

「そこはお二人の演技次第では?」

 

「迫真の演技を見せれば優はちゃんと答えてくれるよ」

 

「でも、私も女優さんじゃ無いから・・・」

 

「大丈夫!私が引っ張って行くから(-∀-`) 」

 

前回もそうだったけど

陽菜はモデルだから演技に関しては素人

 

それでも表情とかはモデルと同じで

作ることはできる・・・でもセリフはやっぱりね(汗)

 

陽菜はそのままでいいんだよって優子は言うけど

連ドラの時も一部の人には叩かれたっけ

 

 

まあ、気にしないけど(бвб)

 

だって、陽菜はモデルだから仕方がないじゃん

そう自分に言い聞かせて今回も頑張るだけだから

二人の恋人 U 72

♪ ♪ ♪ ・・・・・・

 

「はい・・・・わかった、じゃー現場で」

 

「うぅ・・・ん・・・・連絡?」

 

「そう、今朝方やっと書き上がったらしくて

先生も仮眠するから

打ち合わせは一時からだって」

 

「今何時?」

 

「8時過ぎ」

 

「結構寝てたんだね」

 

二人で話しているとごそごそしだした優ちゃん

目をこすりながら陽菜の顔を見て嬉しそうに

 

「にゃんにゃんおはよう(-∀-`)」

 

「おはよう(бвб)」

 

「優子ちゃんもおはよう」

 

「おはよう」

 

「もう起きる?お仕事行くの?」

 

「まだだよ、お昼からだって」

 

「じゃー優子宿題する」

 

そう言うと唇を突き出し

おはようのキスをして寝室を飛び出して行った

 

「そっか、小学生になると夏休みの宿題があるんだ」

 

「まだ一年生だから少ないけどあるみたい」

 

「お昼,をはやめに食べなきゃいけないから

朝は軽くでいい?」

 

「私が作るよ」

 

「優子は早く起きた時だけ作って

それ以外は私が作るから」

 

「ありがとう(-∀-`) 」

 

唇を重ね一緒にリビングへ行くと

自分の部屋から紙と色鉛筆を持ってきて

ダイニングテーブルに座ろうとしてる優ちゃん

 

「朝ご飯そこで食べるからこっちでしてくれる?」

 

「わかった」

 

ローテーブルに移り用紙を広げてる

 

「お、絵日記だな」

 

「そうだよ、水族館とくまさんのこと書くの(-∀-`) 」

 

「毎日書くの?」

 

「えーとね、毎日のは絵が無くて

絵を描くのは・・・・1、2、3枚だよ」

 

「じゃー後一枚で終了だな」

 

「もっとたくさん描きたいのにー」

 

「他の宿題もあるし工作もしないといけないでしょ」

 

「あ、そうだった、工作はねぇ・・・」

 

「もう決めてあるの?」

 

「エヘヘナイショ(-∀-`) 」

 

「え!?なんでだよ、陽菜は知ってるの?」

 

「もちろんだよねぇ優ちゃん」

 

「ねぇ〜(-∀-`) 」

 

「あぁぁ!!いけないんだー隠し事はダメなんだぞ」

 

「隠し事じゃなくてナイショ事だよね(бвб) 」

 

「・・・・同じじゃん(怒)」

 

「出来たらわかるんだからいいでしょ

ほら、宿題の邪魔しないの(笑)」

 

「チェッ・・・・」

 

納得いかない!

なーんて拗ねてる優子は放っておいて朝食作り

 

サラダと昨日のパンの残りとヨーグルト

朝だからホットカフェオレとミルク

あっという間に出来ちゃった

 

「出来たよ(бвб)」

 

「はーい(-∀-`) 」

 

W優子のいい返事

 

「宿題あと何があるの?」

 

「ドリルが一冊かな」

 

「撮影が始まると家で出来ないと思うから

撮影場に持っていく方がいいかもね

待ち時間とかどっちかが空いた時見てあげれるし

マネージャーとかにも見てもらえるでしょ」

 

「そうだね、早めに済ませちゃった方がいいし

そうしようか優ちゃん」

 

「うん」

 

陽菜はどっちかって言うと追い込まれないとしない方だったから

いつも夏休みの終わりにお母さんに手伝ってもらってたなぁー

叱りながらも手伝ってくれてたっけ・・・

 

「陽菜どうかした?」

 

「え!?何でもないよ、昔を思い出してただけ

優子って宿題とか先に全部やって遊びまくってたタイプでしょ」

 

「みんなそうじゃないの?だってその方が

気にせず遊べるじゃん」

 

してなくても気にしてなかったけど・・・(бвб)

 

「そう言う陽菜は全然してなくて

終わりに徹夜してたタイプでしょ(笑)」

 

「・・・・・・(бвб)」

 

何でバレてるの?

 

隣の優ちゃんは黙々と食べていて

 

「ご馳走様でした」

 

食べ終わった食器を運んでから

絵日記の前に座り作業を始める

 

「時間までどうする?」

 

テレビはつけない方がいいし

掃除も出来ないから・・・

 

「洋服の整理でもしようかな(бвб)」

 

「あぁ・・・そうだねそろそろかける場所が

無くなって来てるし断捨離した方がいいかも」

 

「捨てるの勿体無いからどうしよう・・・」

 

「ファンにプレゼントしたら」

 

「・・・・・・それ良いかも(бвб)」

 

「え、冗談だったのに(;´-∀-)」

 

「今度写真集とか出すことあったら

ご購入者応募特典で当たるようにしたら

もっと売れるかも(бвб)」

 

「・・・お主も悪よのう(;´-∀-)」

 

「そう言えば優子ってファンクラブ作らないの?」

 

「うーん・・・色々問題があったからな〜

昔のファンは離れて行っちゃっただろうし

蓋を開けて少なかったらショックだからいらないかな」

 

「ごめんね・・・」

 

「違うよ!後悔なんて全然してないし

私が望んだことだし

今すごい幸せだから陽菜が謝らないでよ(汗)」

 

「し、声大きい(汗)」

 

「どうしたの?喧嘩してるの?」

 

優子の声に反応して陽菜に抱きついてきた優ちゃん

 

「喧嘩してないよ〜するわけ無いでしょ(бвб)」

 

「うん・・・」

 

「絵進んでる?」

 

「うん、お魚さんは描けたよ(-∀-`)」

 

「見ていい?」

 

「いいよ」

 

「わぁー上手に描けてるね

優子も見においでよ」

 

「あ、うん・・・おぉー上手いじゃん」

 

「エヘヘ(-∀-`)

次はね優子とにゃんにゃんと優子ちゃんを書くの〜

あ、珠理ちゃんも(汗)」

 

「そんなに描けるかな」

 

「描けるもん!」

 

「ふふふ、楽しみ(бвб) 」

 

12時に才加が迎えに来るから

11時前には昼食を作って〜

 

そう思っていたのに

 

「にゃんにゃん出来たよ(-∀-`) 」

 

優ちゃんが絵を見せに来るまで

二人で仕分けに没頭していたら

 

「やばいもう11時過ぎてるじゃん(汗)」

 

「ほんとだ、お昼作らなきゃ間に合わないね」

 

食べる時間を考えたら・・・

時間足りないじゃん(汗)

 

「何でもいいなら私が作ろうか?」

 

「・・・ごめんね」

 

優子の方が手際がいいから任せることにした

 

「出来たよ(-∀-`) 」

 

あっという間にチャーハンが出来上がり

インスタントのスープを添えると完璧

 

「多くない?」

 

「おにぎりにして持って行っとけば

お腹すいた時すぐ食べれるでしょ」

 

うん、完璧(бвб)

 

食べ終わって着替えてたらちょうど才加から

下に着いたよコール

 

何でも出来る旦那様で良かった(笑)

 

 

みんなも欲しいでしょ?

でもあげないよ

だって優子は陽菜の!なんだから(笑)

 

二人の恋人 U 71

「次はドナルドとミッキーさんに会いに行きたい」

 

今日は写真撮影巡りになりそう(笑)

 

クマさんに並んでる時

優子が取って来てくれたニモのファストパス

時間までもうないから先に見に行く

 

その後は複数のキャラクターと写真を撮って

ダンスショーを見てたらいい時間

 

「私席取りしてくるから三人で休憩してて」

 

水上ショーの席取りは一時間前からしか出来ないから

優子が持ってきたレジャーシートを持ち行ってくれた

 

優子には悪いけど

子供たちをゆっくり休ませてあげたかったから

三人でレストランに入る

 

「何か食べる?」

 

「何があるか見てくる」

 

二人でメニューを見に行ったから

陽菜は席取り

 

丁度四人席が空いたからそこにタオルと帽子を置き

優ちゃん達の所へ

 

「いいのあった?」

 

「いろんなパンがあるから迷っちゃう」

 

「好きなの選んでいいよ

余ったら持って帰ればいいし」

 

「じゃー優子は・・・これとこれと・・・これ」

 

「三つも食べるの?」

 

「これとこれは優子ちゃんのだよ

でね、ここで食べないで

優子ちゃんの所に行って食べてもいい?」

 

「いいけど・・・1時間下に座ってなきゃいけないから

暑いし疲れるよ」

 

「優子は大丈夫、珠理ちゃんも大丈夫って言ってるよ」

 

「ふふ、優子ビックリするかもね」

 

「ねぇ(-∀-`) 今はきっとね一人はさみしいって泣いてるよ(笑)」

 

「そうだね、優子さみしがりやだもんね」

 

「うん(-∀-`)」

 

パンと飲み物を買って優子にどの辺にいるのかを聞く

 

ダッシュしたからいい席取れたって返って来た

きっとドヤ顔で打ってるんだろうな(笑)

 

席に置いていた帽子とタオルを持ち

送られてきた写真を目安に探していると

立ち上がりこっちに向かって大きく手を振ってる

 

・・・・・あれってバレてるよね(汗)

だってまだ明るいから周りから丸見えだし(汗)

 

ま、いっか(бвб)

 

”やばい、大島優子が目の前で手を振ってる”

”こじはるバリ可愛い”

”ちっちゃい優子ちゃん可愛すぎ問題”

 

目撃情報あがりすぎ(笑)

写真も勝手に撮られて載せられてるし・・・

 

むぅ・・・もう少し可愛く写してよね(怒)

 

 

食べてる所を撮られないように

陽菜と優子は前を向いて食べる

優ちゃんと珠理奈とは向かい合わせ

 

今日の楽しかったことを思い出しながら

話していると1時間なんてあっという間

 

ショーは20分

 

終わると同時に駐車場へゴ―

 

「二人共トイレはいい?」

 

「出ない」

 

車に乗り込み運転は陽菜

場所が良かったからそんなに時間がかからず出れた

 

「珠理奈、ママに今から帰るって電話して」

 

スマホを渡してかけさせる

 

「カレー用意してるよだって」

 

「パンしか食べてないからありがたい(-∀-`) 」

 

「二つ食べたのに(бвб)」

 

「育ち盛りですから(-∀-`) 」

 

「・・・・・・・・(бвб) 」

 

「沈黙はやめて(汗)」

 

 

麻里ちゃんのマンションに着いたのが九時半過ぎ

 

「お帰り早かったね」

 

「意外と空いてた」

 

「温めてあるけどどうする?」

 

「少しだけ食べて帰る」

 

「了解、すぐ入れてあげる(*`ω´)」

 

十時過ぎにはマンションを出て部屋に着いたのが

十一時前、もちろん優ちゃんは夢の中

 

「運転お疲れ様でした、ありがとね」

 

「どういたしまして、荷物持つから優ちゃんお願いね」

 

「ほーい」

 

お風呂は私達が食べてる間に

麻里ちゃんがいれてくれていたから

そのまま寝かせても大丈夫

 

 

「明日の連絡来た?」

 

「そう言えばまだ来てないかも、何してるんだろう」

 

遅い時間だけど才加に連絡してみる

 

「もしもし・・・どうなってるの・・・うん・・うん・・わかった」

 

「なんか、事務所にも連絡来てないらしくて

問い合わせてるんだけど返事来なかったんだって」

 

「こっちの事務所も同じような事言ってる

朝一で連絡するからって」

 

「それ一番困るやつじゃん

起きる時間計算できないし」

 

「今わからないって事は昼からになるんじゃないかな」

 

「そうだよね・・・朝はゆっくり寝たーい(бвб) 」

 

「連絡来るまで寝ていよう」

 

「気づくかな(汗)」

 

「私は大丈夫」

 

「優子に任せた(笑)」

 

「えーと、今日も(-∀-`) 」

 

「だーめ、今日は寝ないと

明日の打ち合わせ居眠りしちゃうもん」

 

「だよね・・・・」

 

「また今度ね、チュッ」

 

「場所間違ってますけど」

 

「唇にしたら止まらなくなるでしょ(笑)」

 

順番にシャワーを浴び

その日は大人しく眠りについた

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