私、自慢じゃないけど朝の目覚めは良い
でもここに来てからはもっとここで寝ていたい・・・
と言うかこの匂いを嗅いでいたいって思うんだ
小嶋さんが隣で眠ってる時はなおさら起きたくない
でも起きて御飯作らなきゃ・・・・
「クンクン・・・・・(-∀-`)」
はぁ・・・どうしてこんなにいい匂いなんだろう
同じシャンプーにボディシャンプー
洗濯だって同じようにしてるのに
私からはその匂いはしない
そう言えば病院のあの匂いもしない
もしかしてどこかでシャワーを・・・・・・
そうだったとしても私には止めることはできない
小嶋さんが選んだことだし
今こうしていてくれるのは国から言われてるからだって
ちゃんと理解しいる
「はぁ・・・・・」
次の発作が起きた時ってどうなるんだろう
だって近くにいたら苦しいんだよ
気を失っちゃうほど苦しいんだよ
そんなのでどうやって子供を作るの?
ん?・・・・・ちょっとまって
どうすれば出来るのか聞いてない(;´-∀-)
まさか・・・・・キスしたら出来る?
「ねえ、さっきからブツブツ何言ってるの
煩くて寝てられないんだけど」
「な、なんでも無い朝ごはん何作ろうかなーて
考えてたんだアハッ(;´-∀-)」
「・・・・・・・」
小嶋さんに見つめられると
心の中を見透かされるようで怖い
「御飯作ってくるからまだ寝てて」
「・・・・・目が覚めたから起きる」
短パンとTシャツで寝ている私と違い
オシャレなパジャマで寝ている小嶋さん
「違いすぎるよね・・・・」
「え?」
「急いで御飯作るね(;´-∀-)」
「今日から数日部活ないんでしょ」
「そうだけど・・・・どうして知ってるの?」
「麻里子が言ってたから
だったら家に帰ったら」
「・・・・・・・もう無理ってこと?・・・・」
「そうじゃなくて
お母さん今ひとりでしょ
たまには帰って泊まってくれば?」
「良いの?」
「まだ大丈夫そうだし」
「排卵日?」
「ん」
「ありがとう、お母さん喜ぶ(-∀-`)」
「三日間くらいは大丈夫だから
親孝行してくれば?」
お母さんの事まで考えてくれてたなんて・・・
小嶋さんて実は優しいの?
それとも他の人を呼ぶため・・・・・
ダメダメ
ポジティブに考えなきゃ
「じゃー夕飯作っておくね」
「外で食べるからいらない」
「そ、そっか・・・じゃー掃除と洗濯物干したら帰るね」
「ん」
仕事に行く小嶋さんを見送り
お母さんに今日は帰ると連絡をし
家事を全部済ませ部屋を出た