陽菜

少しだけ飲んでたから寮の前まで車で送って貰った

ゆっぴー!て言う声に驚いて振り向くとそこに優ちゃんが立っていて

街灯に照らされた頬には涙が流れていた・・・何で?

歩み寄ろうとしたら方向をかえ走り出す優ちゃん

優ちゃんの腕を掴み抱き寄せる麻里子

慌てて走り寄って行き

「ちょっと何やってんのよ、優ちゃんを離しなさいよ(怒)」

引きはがそうとする陽菜の手を振り払い
麻里ちゃんにしがみつく優ちゃん・・・・なんで?

「優ちゃん・・・?」

「やだ・・・・」

今にも消えてしまいそうな声で拒否をする

「ゆっぴー行こう!」

優ちゃんの肩を抱えて寮へ歩き出す二人・・・

「ちょっと待ってよ(汗)」

「ゆっぴーが嫌がってるんだから・・・
今日は篠田の部屋で預かるね(*`ω´) 」

「ダメ!麻里ちゃんの部屋ベット一つしかないじゃん」

「大丈夫篠田細いから十分寝れるよ(*`ω´) 」

「絶対ダメ出し(怒)
優ちゃんどうしたの?ちゃんと話してくれないと陽菜わかんないよ」

俯いたまま何も言わない優ちゃん

「仕方ない、とりあえずニャロの部屋に行って話そう
篠田もいるから大丈夫だよねゆっぴー?」

こくんと頷く優ちゃん

歩き出す二人の後ろからついていった


麻里子

バイトを終えて帰っていたら前を歩くゆっぴーを見つけ
声をかけようと近づいたらいきなり立ち止まったから
前を見ると車から降りてくるニャロを見つけた

かすかに肩が震えてる?
車が走り去っても動かないゆっぴーに声をかけると
ビクッて体を揺らしたけど振り向かない

その代わりにニャロがこっちを向いたんだけどね(笑)

珍しく驚いた顔を見たかも(笑)

いきなり走り出すゆっぴー、自然と出た右手が腕をとらえた

そのまま抱き寄せると篠田の胸で泣くゆっぴー

不謹慎だけど・・・萌えちゃいました(*`ω´) 

それを見て慌てて走ってくるニャロ

ニャロが走るのを見たの体育以外でいつぶりだろう(笑)

必死に引き離そうとするけどゆっぴーに腕を払われて
ショックな顔してる

それにゆっぴーが力を入れて抱き付いてくる・・・

とうとう時が来たんだね!篠田とゆっぴーの時が(*`ω´) 

ニャロはゆっぴーがなんで泣いてるのか
何でニャロを拒否してるのか分かってないみたい

篠田は両方の理由を知ってるけど教えてあげないよ

だってゆっぴーが篠田の物になるかもしれないんだからね!