優子
オーバーチュア―が終わり静粛の中幕が上がって行くけど
真っ暗で何も見えない
目を凝らし客席を見つめていると緑の光がポツポツ光りだす
サイリューム?えっ?どう言う事(汗)
そして懐かしいイントロが流れ懐かしい声で
‘君に出会えた奇跡”この声、才加だよね
何で?曲順違うし、なーんてそこだけ冷静な私(笑)
後ろを振り返ると1人、また一人旧K(2期)のメンバーが出てきた
ボーとしていると佐江が(歌え!!)デスチャーと口ぱくであおってくる
とりあえず歌い終えるとあっちゃん達が飛び出してきて
「優子!お帰り」
すると客席からもおかえりコール・・・・
「なんで・・・?今日は陽菜達1期生の特別公演て・・・」
「あそこ見て! 」
二階席の壁の所に大きな横断幕が
(大島優子、小嶋陽菜凱旋帰国お祝い公演 )
「ううぅぅぅ・・・みんなぁ・・・(涙) 」
「優ちゃん、泣いたら歌えないよ(бвб)」
「こじぱー(涙) 」
「良かったね優ちゃん(бвб)」
「こじぱは知ってたの?」
「あたり前だし 」
「じゃーこの前の練習に佐江達が来てたのも振り合わすためだったんだ」
「そうだよーん 」
「大島さん、ずっと騙されてたの?」
「そう言う事だよゆっぴー(*`ω´)」
「ひどーい、けど・・・うれしい(泣) 」
「だから泣かないの(笑)」
「ママー、なーな、頑張って♪ 」
「優陽!?」
優陽が一番前の真ん中の席に座っていた
「さあ優子、ここからは昔を思い出して思いっきり弾けようぜ!」
「よーし、こじぱ、ついておいでよ(笑)」
うん、と頷く陽菜
「では聞いてください、ヘビーローテーション! 1・2・3・4!」
全曲を終え幕が下りる
そう言えばアンコールの曲なかったよね?どうするんだろう・・・
客席からはアンコールの声、
とりあえず用意された衣装に着替えてるんだけど・・・
「ねえ、たかみな、アンコール何歌うの?」
「優子の好きな曲でいいよ!音源は全部あるから」
「じゃーさ、ファーストラビットと・・・あなたがいてくれたからでもいいかな」
「ぱる、すげー 」
「うえっ?こじぱがなんで凄いの?」
「優子が歌いたい曲あてたから 」
「そうなの?」
「ずーと優ちゃんと一緒にいるから何でもわかっちゃうんだから 」
エヘン!て言いながらドヤ顔の陽菜(笑)好きだなー♪
「後、しんみりして終わるのもなんだからさ
もう一度ヘビロテ歌ってもいい?」
「エヘン(бвб)」
「これも読まれてたの(汗) 」
「あたり前だし(бвб) 」
陽菜にはかなわないや(´-∀-)
陽菜
「ちょっと、こちょばいからそんなに動かさないでよ
」
「だって気持ちいいんだもん(´-∀-)」
陽菜の膝の上に座り胸に顔を押し付けて
スリスリしてる変態さんは大きい方の優子・・・
優ちゃんはさっき寝かせて今は二人だけでソファーの上
「て言うかさ、遊びに来るの早くない?」
「そうかな?3日にバイバイして今日は7日だから
4日もたってるよ(´-∀-)」
「まだ、たった4日じゃん 一週間たってないんだよ」
「だって大島さん凄く頑張ったんだよ
1日中立ちっぱなしで写真撮って次の日は握手して
次の日は一人で歌って握手して次の日はまた握手して」
「ハイハイ、わかったからもういい(бвб) 」
「やっと休みになったから癒されたかったんだもん 」
「優子って甘えたなの?」
「うん(´-∀-)」
「ドラマの時はぐいぐい引っ張って行ってくれてたじゃん
この前だって全部やってくれて・・・」
「変幻自在だからね 」
「・・・・・(бвб) 」
「嫌いになった? 」
そんなに眉毛ハの字にされたらだれだって嫌いなんて
言えないと思うんだけど・・・
「嫌いになってないよ(бвб) 」
「わーい 」
なんか優ちゃんが二人いるみたい・・・
優子も優ちゃんなんだけど、子供が二人・・・
陽菜は保護者なの?なんかヤダ
「むぅ・・・陽菜だって甘えたいときあるもん」
「いつでも甘えてきて!
大島さんのこの大きな胸で受け止めてあげるよ(´-∀-)」
「体が小さいから無理じゃん」
「グサッ 何気に傷つけられた気がする・・・」
「陽菜、本当の事しか言えない(бвб) 」
「知ってる・・・」
「うふっ、知ってたんだ(笑)」
「当たり前!ねえ・・・キスしていい?」
「聞くなバカ」
「わぁー耳が赤くなってる 」
「煩いし もうキスして・・んっ・・・」
「アハッ(´-∀-)しちゃった」
「・・・・・・もっと(бвб) 」
「グハッ やられた・・・心臓止まりそう(´-∀-)」
「止まっちゃえ(笑)」
「にゃんにゃんのもとめてやるぅー(´-∀-)」
「陽菜はとまりませぇーん(бвб) 」
「くそーツンデレめ!」
ウフフフ(бвб) 、アハッ(´-∀-)
優子といると凄く楽しい
優ちゃんもそうなんだけどいろんな陽菜に気づかせてくれる
このまま三人で・・・
お会計しようと思ったら
「割り勘でいいよ同い年だしお給料そんなに変わんないでしょ」
「でも、今日は私が誘ったから」
「お互い一人暮らしなんだし無駄遣いしたらダメだよ(бвб) 」
いい子だなー・・・普通だったらすぐご馳走様!て言って
みんな外に出てくのに・・・
結局半分ずつ出し合った
道路には運転代行の車が来ていて後ろに乗り込む
「家どこ?送って行くよ」
「駅まででいいよ(бвб) 」
「だめ!飲んでるし心配だからこれは譲れないよ」
「んっわかったありがとう(бвб) 」
住所を聞いて近くまで行くと
「あっ!ここ」
「ええぇぇ!!ここなの?」
「うん(бвб) 」
「ここ、高級マンションだよね?」
「なんかね会社からここに住んでくださいって言われて
住宅補助も出してくれてるから家賃半分でいいし
給料引き落としで支払忘れること無いから
いいかなって決めたの(бвб) 」
半分て・・・それでもすごいだろうなぁー
「いくらか聞いてもいい?」
「確か・・・3万円?」
「・・・・・・共益費は?」
?(бвб) ?
「他に支払ってるお金ある?ガスとか電気とか」
「うーん・・・携帯代くらいかな、後は家賃に含まれてるんだって」
おかしい・・・3万なんて光熱費ぐらいじゃん
もしかしてパパの愛人?
そんなわけないかママにラブラブだもんね
まさか麻里ちゃんがモノにしようと囲ってるとか・・・
「・・・ちゃん・・・優ちゃん!」
「えっ?なに?」
「明日お休みだしうちに泊まって行く」
「いいの?」
「優ちゃんならいいよ(бвб) 」
いいのかこの速い展開・・・(´-∀-)
「だって絶対変な事しないでしょ(бвб) 」
「アハッ(´-∀-)当たり前じゃん」
・・・・私のバカ(泣)
「あのーすいません私の車あのパーキングに止めてもらえますか」
「ここでいいんですか?」
「はいありがとうございました」
鍵を受け取り陽菜と一緒にマンションへ入った