いつまでもいつでも

陽菜

みんなと会った夜は昔を思い出したのか
凄く甘えたな優ちゃんに戻って可愛かったなー

久しぶりにこじぱーて呼ばれてドキッとしたし（笑）

まあ、その夜、鳴かせたのは陽菜なんだけどね

優ちゃんは筋肉痛なのにーて怒ってたけどそんなこと知らないし(бвб)　

いよいよ一週間後に迫ったシークレットライブ
ドッキリ企画もプラスされてるからマスコミにもバレてない（笑）

会場は劇場が良かったんだけど、やっぱり狭いから

卒業前に二人でしたいねって言ってた初コンサートの
場所でもある青年館

卒業してもずーと応援してきてくれたファンと
お世話になったスタッフ、関係者、家族を招待してあるらしい

TV中継もするんだって！ 民放は無理だから
お世話になっているひかりTVさんとオンデマンドさん
もちろん無料の生中継

生放送で緊張しちゃうけど卒業生が多いし
お祭りなんだから失敗してもいいよね

振り忘れたら回ってごまかそっと(бвб)　

優ちゃんがどんな反応するか楽しみ

陽菜

みんなで朝食を取り９時にチェックアウト

優子とはホテルで別れタクシーで新大阪に向かう

さすがに子供二人と荷物を持って電車はきついから

新幹線から麻里ちゃんにメールをする

ゴールデンウィーク、新幹線はいっぱい(汗)

指定席取っといてよかった

東京駅の改札を出るとモデルさんみたいな人が
恥ずかしさのかけらの微塵もなく両手を振って叫んでる

「じゅり坊お帰り(*｀ω´)　」

「ママー 」

全力で走って行く珠理奈・・・

やっぱりさみしかったんだね、抱っこされて泣いてるし(бвб)　

「ニャロとゆっぴーもお帰り」

「ただいま」

「で！どうだった？ 」

ニヤニヤしたやらしい顔・・・

「別に普通だったし・・・ 」

抱いている珠理奈に何やら耳打ちをしていて
それにニコニコしながら返事をしてる珠理奈・・・

嫌な予感しかしない

「ほお・・・・ほおほお 」

「なっ、何なのよぉ(汗)」

「上手くいったんだ(*｀ω´)　
でも、子供たちの前ではまずかったねぇ 」

「別にソファーで寝てただけだし 」

「二人で抱き合って？」

「服着てたもん」

「終わってから着たとか 」

「キスしかしてないもん ・・・・あっ 」

「キスはしたんだ 」

「もうしゃべんない 」

麻里ちゃんの誘導尋問にいつも引っかかっちゃう
本当に上手いんだから

でも、麻里ちゃんおかげでうまくいったみたいなもんだし・・・

感謝してますよお姉さま(笑)

陽菜

小学校の時にした約束を律儀に毎日しにやってくる優ちゃん(笑)

陽菜が大学生の時はコンパだとかサークルの飲み会がしょっちゅうあって
夜遅くなったり朝帰りしたり・・・・・
あぁーもちろんみんなで遊んでるだけだからね(бвб)　

で、夜だと出来ないって言う事で朝優ちゃんが学校に行く前に
部屋にやってきて寝てても起こされてキスして出て行く毎日だったんだけど

また夜に戻ったの

だって陽菜の朝は戦争だから

メイクして髪の毛もセットしてたら優ちゃんの相手する暇なんてないし(笑)

働き出して3ヶ月、仕事にも慣れて生徒とも話せるようになり
先生方とも話すようになった

その中でもしつこいくらい言い寄ってくる”ちょり”て呼ばれている
体育の先生・・・名字は覚えてない(笑)

血も出てないのにバンドエイドくれだとかシップくれだとか言って
毎日保健室にやってくる
そこに休み時間はほとんどと言っていいくらいやってくる優ちゃん
と会わないわけがなく・・・いっつもギャーギャー言い争ってる

陽菜うっくりしたいのに騒がしすぎだし(怒)


優子


にゃんにゃんに会うため休み時間になると自慢の足でダッシュして
保健室に駆けつける
お弁当はおばさんが作ってくれてるから
昼休みは保健室で一緒に食べるんだぜ(-∀-`)

毎日必ずっていってもいいくらいその場所で会う、ちょり！

授業では偉そうにしてるくせににゃんにゃんの前では
デレデレしやがって気持ち悪いったらありゃしない(怒)

「ちょり何でいるんだよ(怒)」

「篠田、先生に向かってなんて言葉遣いをするんだ」

「はあ？先生だったのか、てっきりストーカーだと思ってたぜ」

「なっなんだと(怒)」

「まあまあ、先生落ち着いて下さいそれと
そんな小さな擦り傷で保健室に来ないでください(бвб)　」

「やーい怒られてやんの」

「こら、篠田君も先生にそんな言葉を使っちゃいけません」

「そうだそうだ授業態度マイナスにするぞ」

「授業中じゃねぇ・・・・ないし・・・」

「先生、それ脅しになりますよ見損ないました」

「ウソです、冗談ですから(汗)嫌だなージョークですよ(汗)」

「ほら二人とももうすぐ授業始まりますから行ってください」

「いや、僕は次ないですから」

「ここに用事もないでしょう！は・や・く(怒)」

ちょりと一緒に廊下に追い出されると同時にチャイムが鳴ったから
いそいで教室に戻る

「優子また行ってたんか」

「当たり前(-∀-`) 」

小中とずっと一緒で親友の有華
親が関西人だから有華も関西弁
サッカーも一緒にやってる
だから俺がにゃんにゃんを好きな事を知ってる友達の一人

「でも、就任式の日やばかったよな
挨拶で白衣着てウインクしながらよろしくね！
なーんて首を傾げながら言われたら男なんていちころやで」

「マジやばかったよな、あっという間に人気者になっちゃって
先生とかからのアプローチも半端ないみたいだし・・・
俺のにゃんにゃんなのに(怒)」

「でも付き合ってないんやろ？」

「うう・・・それを言われると（ｼｭﾝ）」

「俺とっくに付き合ってるとおもっとったわ」

「中学生と付き合うと犯罪だから嫌なんだって」

「高校生とでも犯罪ちゃうん？」

「結婚できるのは18歳からだけど
一応義務教育か否かみたいな？」

「それまでに気が変わったらどうするん？」

「俺は絶対変わんない！
昔も今もにゃんにゃんが一番だから(´-∀-)」

「でも陽菜さんは色んな男の人と出会ってきてるわけだろ
この年で処女は無いよな
もしかして優子に黙って付き合ってる人いるかもよ（ニヤ）」

「なっ！なんてこと言うんだよ、いくら親友でもな
言っていいことと悪い事があるんだよ(怒)
謝れ！俺じゃなく、にゃんにゃんに謝れ」

「こら！篠田と増田何やってるんだ今授業中だぞ
辞めなさい(汗)」

いつの間にか有華にとびかかっていて・・・
初めてつかみ合いの喧嘩をしてしまった