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あなたに出会えて<新しい未来へ> 6

陽菜

会見場の控室で中継を見ていて涙が止まらない

優陽をお母さんに預けてきてよかった

カチャッ

「優ちゃんお疲れ様でした 」

「にゃんにゃんどうしたの?泣いてたの(汗) 」

「優ちゃんがかっこよすぎるのが悪い(怒) 」

「これからは私が陽菜と優陽を守って行くからね 」

「うん・・・ありがとう(бвб) 」

「優陽が待ってるから早く帰ろう!」

「うん(бвб) 」


外に出ると記者たちが待っていて目がくらむくらいのフラッシュの嵐

タクシーに乗り込むまでずーと撮られていた

「陽菜目が腫れてるのに新聞とかに載ったらヤダな 」

「仕方ないけど、どんな陽菜も可愛いから大丈夫だよ 」

「もう、優ちゃんたら・・・・ 」

タクシーの中でキスをする・・・・
あっ、また日本だって言うの忘れてた(笑)

でも、夫婦なんだからいいよね

「にゃんにゃん、明日からどこで練習するの?」

「もちろん劇場だよ!」

「えー使わせてくれるんだ 」

「夜公演のリハーサルまでの間だけだけどね」

「今、指原が総支配人だもんな 」

「そうだよ、ヘタレだったのに人ってわからないよね」

「何人くらい来るの?」

「さあー・・・あっちゃん達に任せっきりだからなー
優ちゃんも行こうよ!」

「優陽いるし連れて行けないでしょ?それに私2.5期だし・・・」

「なんで?、みんなに優陽を見てもらいたいし
優ちゃんと先に仲良くなったのは1期生じゃん!」

「・・・そうだよね、うん!3人で行こう 」

「わーい! 沢山来てたらいいね 」

「そうだね、楽しみ♪ 」

何とか、連れ出すことに成功!麻里ちゃんに褒めてもらおーと♪

可愛い恋人 U   33

陽菜

さすが優子、迷子になった時の為に先に言い聞かせてるんだね

大人が二人もいるんだから大丈夫だとは思うんだけど・・・

スヌーピータウンで遊んで次に目指すはキティゾーン

二人で手をつなぎ前を歩く二人の後ろから
見失わないように引っ付いて歩く優子

その後ろから三人を見つめてる陽菜

ほのぼのとした光景に頬が緩む(бвб) 

前からベビーカーを押したお婆さんが歩いて来た
きっと孫の子守をしてるんだろう

すれ違いざまにタオルが落ちたのに
気づかずに歩いていくから拾ってあげて追いかける

ベビーカーの中が見えて1歳くらいの男の子が乗っていた

可愛い バイバイをして前を見ると・・・・

あれ?三人はどこに行ったの?

一瞬焦ったけど行く場所がわかってるから急いで追いかけた

・・・・・・居ないし

そうだ携帯

バックを開けて・・・・あれ?陽菜の携帯何処

朝からの行動を思い出してみた

持ったままトイレに入ってー
座るとき落とさないように棚の上に乗せてー
手を洗ってたら優ちゃんが「おしっこー 」
て入ってきたから脱がせてあげて・・・・
置いたままだった

どうしよう・・・はぐれた場所に居てくれてるかもしれない!


居ないじゃん・・・むぅ

みんなどこに行ったのよ〜


”迷子になったら近くのお姉さんに声を掛けるんだよ”


「あのー・・・」

「はい、何でしょうか 」

「迷子センターてどこにありますか?」

「どなたか迷子になられたんですか?」

「あっ・・・はい・・・子供が三人・・・」

「それは大変ですね、ご案内します」

「あっ いいです場所を教えていただければ

地図をもらいその場所に行くと

「にゃんにゃーん(-∀-`) 」

「優ちゃん(汗)」

凄い勢いで走ってくる優ちゃん
その後ろから走ってくる二人

「よかった 携帯に何度もかけたんだけどつながらなくて
何かあったのかと心配したよ 」

「ごめんね、携帯ホテルに忘れてきちゃったみたい 」

「アハハそうなんだ、何もなくて安心したよ」

『迷子の方は見つかりましたか?』

「はい、ありがとうございました(汗)」

「にゃんにゃん居なくて優子ちんぱいちたんだよ 」

「ごめんね(汗)」

「お姉たんにね、にゃんにゃんがまいごでちゅ
ちゃがちてくだちゃい ておねがいちたら
優子たんが、まちあわちぇでちゅから!て言うんだよ
ここで待っててねって言ったの?」

優子を見ると陽菜にウインクしながら

「スヌーピーの所で約束してたんだよね」

「あっ・・・うん・・・そうだよ、
陽菜が迷子になるわけないじゃん(бвб) 」

「ちょうだったんだ・・・
ねえ、優子あれ食べたい(-∀-`) 」

指さしたのは定番のポップコーン

「いいよ買ってあげる、珠理奈もおいで」

「うん!」

ベンチに座らせ少しの間食べさせる

「どこ行ってたの?」

「珠理奈ちゃんがトイレに行きたいって言ったから
探して行ったら並んでて待ってたんだけど
後ろからついてきてるもんだとばっかり思ってたから
確認せずにそれちゃった ごめんね」

「あーだからどこにもいなかったんだね
キティの所にも行ったんだけどどこにもいなくて焦った 」

「私達も少し探したんだけどチビ優が
にゃんにゃん迷子だからお姉たんにまいごでちゅ!
て言ってるよ(´-∀-)て言うから、なるほどと思ってあそこで待ってたら
にゃんにゃんが来て、さすがチビ優!て感心した」

さすが優ちゃん陽菜の事わかってる

半分くらい食べたところで

「残りは並んでる時に食べようね
さあ、キティちゃん見に行くよ!」

「わーい 」

ベンチから降りて手をつなぐ二人

「はい!(´-∀-)」

えっ!?

「また迷子になったら困るからね 」

左手を差し出す優子

仕方ないから繋いであげた(бвб) 

記憶の中に   17

なんて言って誘おうか・・・・

私なんでこんなにドキドキしてるんだろう
食事誘うだけじゃん

そう自分に言い聞かせながらまた考える

明日金曜日だけど、何か予定は言ってるかな
デートとかだったらショックだしなー

ハアー・・・私ってこんなに悩むキャラだったっけ?

佐江の時はガンガン行ってたのに(笑)

コンコン!「はい」

「板野です」

「入れ」

「この後のご用がなければ私はこれで失礼させていただきますが」

時計を見ると七時前だった

「こんな時間まで悪かったね」

「いえ、私の仕事ですから」

淡々としゃべり部屋を出て行こうとしたから

「いつもありがとう(-∀-`) 」

急に振り返り目を大きく見開いて

「えっ!?・・・・いえ、私も社長にお仕え出来て嬉しいです」

言い終わるとはにかみながら少し俯く
初めて笑った顔を見たような気がする・・・
私は今まで何を見て何をしてきたんだろうか・・・

「今度秘書課のみんなと食事にでも行こうか(-∀-`) 」

「社長がお忙しいのではないですか?」

「そこは板野が調節してくれればいいんじゃないかな(笑)
たまには息抜きしないとね」

「ありがとうございますみんな喜びます♪」

「嫌がられないかな(汗)」

「社長とお話してみたいって言う子が結構いるんでっすよ」

「そうなの?私も楽しみだと伝えておいて」

「かしこまりました!それではお先に失礼いたします」

嬉しそうに出て行く板野・・・

これからはもっといろんな社員とコミュニケーションをとって行かなきゃ

麻里ちゃんに負けてらんないからね(笑)

まずは・・・陽菜からかな(笑)
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