陽菜

やっと会えた傘の人

名前は大島優子さん誕生日は傘に刻んであった
10月17日の丁度一週間後でチーズが好き(бвб) 


大島さんは初めて会った時とは全然違っていた

頬はコケ、確か肩まで髪があったはずなのに
かぶった帽子でほとんど見えなくて・・・

でも、笑うとこけた頬に笑窪が出来て幼く見える

三人のかけ合い面白くていつの間にか笑っていた陽菜

咄嗟にチーズケーキを作って来ると約束しちゃったし・・・


「陽菜にしたら凄いと思わない?」

「うん、思う!陽菜が誰かの為に何かを作るなんて
考えられないもの」

「むぅ・・・それが友達に言う言葉?」

「本当の事じゃん、人に興味なくて
バレンタインに手作りチョコとか誕生日とかに
プレゼントあげた事ある?」

「あるもん(怒)」

「誰に?」

「みーちゃん(бвб) 」

「それは私がしつこく頂戴って言い続けて
やっとくれたのが何だったか覚えてる?」

「・・・・・(бвб) 」

「はあ・・・緑色で何の動物かわかんない
マスコットのストラップだよ」

「あぁ・・・」

「ああじゃないよ、あんなの付けれないし
どうせどこかで貰ったんやつでしょ?」

「鋭い(бвб) 」

「そんな陽菜が手作りをあげる人物を
一目拝みたいから連れて行け!」

「誰を?」

「私に気まってるでしょ(怒)」

「・・・・・やだ(бвб) 」

「なんでよーいいじゃんかぁー」

「だって病院だよ!病人が沢山いるのに
人が増えたら迷惑じゃん」

(嫌な予感もするし)

「陽菜も無理やり連れて行ってもらったんでしょ?」

「・・・・・・(бвб) 」

「それにその日はおお・・・」

「大島優子(бвб) 」

「そう、その大島さんの誕生日でしょ?」

「なんで誕生日知ってるの?もしかしてストーカー( ゚Д゚)」

「違うわ!(怒)1017て書いてあったの覚えてただけ」

「・・・・」

「誕生日なら一人より二人に
お祝いしてもらった方が嬉しいじゃん」

「・・・・・」

「ね、二人なら他の患者さんの
邪魔にもならないだろうしいいでしょ?」

「・・・大人しくしててよ」

「してるしてる♪」

「余計な事言わないでよ」

「言わない、お口チャック♪」


結局みーちゃんに押し切られ一緒に連れて行くことになった。