結局テレビをつけても夕方の情報番組しかやって無くて
録画してあった洋画を見てたんだけど
1時間で終わるわけがなく

「ご飯できたわよー」

呼ばれた時はクライマックスの少し前

「マジかぁ〜最後までみたい(;´-∀-)」

「時間があるなら食べ終わってからも見ますか?」

「にゃんにゃんは時間良いの?」

「私は全然だいじょうぶです」

「じゃーそうさせてもらおうかな」

やったーまだ一緒にいれる(бвб)

二人で下に降りていきリビングダイニングへ入ると

「うわぁーいい匂い(-∀-`)」

「うふふ、どうぞ大島さんはそこに座って」

「はい、あ、何か手伝うことありますか」

「お客様は動かなくていいのよ
陽菜は動きなさい」

「むぅ、わかってるし」

ご飯をよそって先輩の前に置く

「足らなかったらおかわりしてくださいね」

「ありがとう(-∀-`)」

はぁ・・・この笑顔を毎日みていたい

「いただきます・・・・んっ、美味しい!」

「お世辞は良いわよ」

「お世辞じゃないですよ前も言いましたけど
本当に美味しいです
こんなに美味しい料理が毎日食べれるなんて
にゃんにゃんはお母さんに感謝しなきゃダメだよ」

「この子は私が作るのが当たり前になってるから
感謝なんてしたことないわよね(笑)」

「そ、そんなことないし(汗)」

「何も出来ない子ですけど器量だけはいい子なので
これからもよろしくお願いしますね」

「こちらこそよろしくお願いします」

なんか、ママとの会話のほうが弾んでるのは気のせい?

それにママだっていつもより品数が2品ほど多いと思うんだけど
結構頑張ってるじゃんね(笑)


お腹いっぱい食べおえまた部屋に戻って最後まで録画を見たら

「うわっ、7時半だ早く帰んなきゃ」

「遅くまで引き止めてすみませんでした(汗)」

「私がいたかっただけだから気にしないで(-∀-`)」

「・・・・・・え!?」


あっ、て顔をしてでもすぐ元にもどり


「今度は私の部屋だね、国体が終わってからでもいいかな」

「はい、いつでも良いです」


やったークラブ引退されてもこれで繋がっていられる♪


そしてまたママに挨拶をして帰っていった




迎えた宿題テストの日


・・・・うそ・・・これ知ってる・・・あ、これも
陽菜天才かも(бвб)


優子先輩の予想が半分以上当たっていて
たぶん人生において一番多く正確な答えがかけたと思う

その日ももちろんクラブはあるわけで

なのにLINEが来て

(テストどうだった?)

「バッチリです(бвб)」

(アハッそれはよかった)

「優子先輩のおかげです、ありがとうございました」

(これでまた一緒にクラブ出来るね)

「はい、今日もよろしくお願いします」


こんなLINEしてるのって陽菜だけだよね?
あ、もしかしたらあっちゃんともしてるかもしれないけど
それは仕方ないとして後輩として・・・してるのは
陽菜だけであって欲しいなぁー



宿題テストでは誰一人休部しなくてすみ
みんな結構賢かったんだと思った

陽菜1人だけ危なかったんじゃん(汗)
優子先輩、ありがとうございましたm(_ _)m


それから国体まで何事もなくクラブが出来たんだけど
さらなる問題が発覚

なんと国体開催中に中間テストが有ることに
やっと気付いた陽菜
始めの予選に引っかかってるから
国体に出る人以外はテストを受けないといけないわけで・・・

100メートル走は初日に有るから
午後の決勝に残らないと見れない
祈るしか出来ないという・・・

ううぅ・・優子先輩の走りを全部見たかったのに(泣)

テスト一週間前は国体に出る人しかクラブに出たらいけなくて
学校の図書室で勉強するという、したこと無いことをしながら
ちょこちょこグランドを覗いて先輩を見ていた

テスト前日今日も図書室へ向かっていると

「陽菜ちゃん」

後ろから大好きな声で呼び止められ勢い良く振り返る

「優子先輩(бвб)」

「テスト勉強どう?」

「あ・・・・まあまあです(汗)」

「危なっかしいなぁ(笑)
テスト範囲と教科書出して
出そうな所また丸してあげるから」

「クラブ良いんですか(汗)」

「国体は明々後日からで明日のテストは受けるから
今日は軽めの調整だからゆっくりなんだ明後日は移動ね
だからまだ時間有るから見てあげる」

「ありがとうございます♪」

図書室で勉強してる人達の中に
先輩方を見たことなかったから大丈夫だよね

図書室の個室、と言っても机が区切られてるだけだけど
そこに二人で入って一つの椅子に二人で座るから
密着感が半端ない(汗)


何で優子先輩はこんないい匂いがするんだろう・・・
シャンプーとか何を使ってるのかな

陽菜のほうが背が高いから自然と先輩の頭が
陽菜より下にあるわけで少し顔を横に向けると
髪の匂いがする

この姿勢、後ろから見られてたらヤバイかも

「・・・・こことここ・・・・こんなもんかな」

「あ、はい、ありがとうございました(汗)」

「私もそろそろ行かなきゃ
みんなに高校最後の走りを見て貰いたいから
最後まで残れるよう頑張る
応援しててね」

「もちろんです、毎日お祈りしてますから」

「そうなの!?ありがとう(-∀-`)
これでまた頑張れる♪」

「絶対に優勝してくださいね」

「うん、にゃんにゃんに金メダルプレゼントするね」

「え!?」

「じゃー会場で、バイバイ」

「あ・・・・失礼します」


今、陽菜に金メダルくれるって言った?
聞き間違えじゃないよね(бвб)