ファミリー   12   お隣さん

「こんばんわー 」 

「いらっしゃい、どうぞ!」(*`ω´)  

「おじゃましまーす 」

「あっご飯食べてるんですね 」

「先に食べさせちゃうからちょっと待ってくださいね」

「可愛いですよね 男の子と女の子ですよね 」

「こっちが才加でこっちが陽菜です」

「才加君、陽菜ちゃん、よろしくね 人見知りしないんですか?」

「んー人によるみたいなんだけど宮澤さん達は大丈夫みたいね」

「はい、ごちそう様は」  

「あんまー」 

「にゃーまー」

「うわーやばい、佐江チューしたい 」

「にゃんにゃんは俺のもんだからダメ」

「えーほっぺたぐらいいいでしょ 」

「もししたら・・・お前の所に女の子が出来たら俺がチュウーしてやるからな 」

「それはダメ〜佐江しかダメ〜 」

今日初めて会ったのに、仲がいいというか・・・似た者同士と言うか・・・

「ごめんね、あんな主人で 」

「いえ、こちらこそ、楽しそうな彼、久しぶりにみました 」

前は年配のご夫婦だったからあいさつ程度だったけど

今度は楽しくなりそう

「食事の用意するからソファーに座ってて」

「あっ手伝います・・・食器とか出します!」

「お鍋にしたから、そこのお皿とかコップをお願いします」

「ハーイ 」

まだギャーギャー騒いでいる男達だけど凄く楽しそう

「子供たちはほっといていいんですか?」

「最近ト〇ロにはまってて、テレビつけるとジーと見てるから
2時間ぐらい大丈夫だよ」

「お風呂は?」 

「さっき主人が入れてくれたから」

「優しそうですよね」

「年下なんだけどね、すごく助かってる」

「いいですよねー私達も大島さんの所みたいな家族になりたいなー」

「普通だけどね、ありがとう」褒められるのはいい気分(*`ω´) 

「何かあったら相談に乗るからいつでも言ってきてね!」

「ありがとうございます 」

気が合いそうでよかった


あなたに出会えて  始まりは突然に   11

秋葉原に移動して遅めの昼食をとる

いろんなお店に行って感動するコリスを見て癒されてる

「小嶋さんは買い物しないの?」 

「今日はいい」

「もうすぐお仕事だね・・・」

また眉毛がハの字に・・・

「一人で帰れる?」 

「うん・・・晩御飯・・」

「優子は何が食べたいの?」

「私は何でも食べるから・・・」 

聞き方換えないとか・・・

「何が好きなの?」

「チーズ入りハンバーグが好きだった(-∀-`) 」 

「じゃーそれでいいよ 」

「え、いいの? 」 

「なるべく早く帰るから」 

「うん♪ 」

「あれっ!ニャロ?」  

「え? 」

独特の呼び名に振り向くと麻里ちゃんが立っていた

「買い物?」 

「うん・・・」  

「ふーん・・・その子は?」

私の後ろに怯えるようにかくれるコリス・・・

「・・・・いとこ」 

「へー似てないね」 

「とっ遠い親戚だから 」

「ふーん・・・可愛いね、篠田に紹介してよ(*`ω´) 」

「・・・優子」 

「こんにちは優子ちゃん いくつかな?」

「陽菜と同い年だし・・・(бвб) 」 

「えっ!ごめん(汗)」

「こんにちは」

小さい声で言うとまた隠れる

「アハハ篠田は嫌われちゃったかな」

「人見知りひどいから・・・」

「ニャロ、劇場行くでしょ?一緒に行こうよ 」

優子を見るとコクンと頷いた

「駅まで送って行く」 

「大丈夫だよ 」

「陽菜が送りたいから」 

「ニャロがやっさしー (笑)」

「田舎から出てきてるんだから迷ったらいけないでしょ(怒) 」

キッと麻里子を睨む

「こわー・・」

肩を挙げておどける麻里子・・・

「麻里ちゃんはどうする?」 

「まだ時間あるから一緒に行く 」

コリスの手を引っ張って歩き始める・・・

「何で顔赤いの?」

「手・・・・」 

あっ!無意識につないでた(汗)

それをニヤニヤして見ている麻里子

もう・・一番会いたくなかったかも・・・

「これ、電車賃とおかず代ね」

五千円を渡すと

「こんなにいらないよ(汗)」 

「明日の分も買えばいいから」 

「うん(-∀-`) 」

「お菓子とかジュースも買っといて、炭酸以外ね」 

「うん♪」

「変な人について行ったらダメだからね」

「子供じゃないんだから大丈夫だよ 」

ムッてしてる顔もかわいい でもすぐに

「お仕事がんばってね」

そう言うと眉毛が下がって行く・・・ 

「早く帰るから!」 

「うん・・・もう行って!」 

「じゃーね、気を付けて」

ぶんぶん手を振るコリスを見ながら劇場に向けて歩き出した

あなたに出会えて  始まりは突然に   10

電車に乗って原宿にやってきた

「凄い!ここが原宿なんだ」 (´-∀-)

「来たことないの?」  

「うん 」

「渋谷とかは?」 

「無い! 」 

なんでドヤ顔

「家の近所とかしか行ったことなかったから」

「服とかはどうしてたの?」  

「従妹のおさがり」

・・・・なんか辛くなってきた・・・

「ユニクロでいい?」 

「聞いたことある! 」

・・・・とりあえず先に買ってからぶらぶらしよう

「下着のサイズは?」 

「えっ・・・ん〜・・・下はLで胸は・・・Gカップぐらい?」

「どこみていってるゥ 」 

「小嶋さん(-∀-`) 」 

バシッン 「優子のサイズ! 」

あっ、て顔して

「下はMでブラはおさがりだからわからない」

下着までおさがりって・・・

ちょっと待って、胸をわし掴みにする 

「うえっ!? 小嶋さん・・(汗) 」

真っ赤な顔をするコリス、可愛い

「細くて小さいのに胸は大きいじゃん」 

「そうかな」

したを向いて照れてる

今日は適当に・・・Dカップぐらいかな?

「家に帰ったらはかってあげるから」

ショーツ2枚とブラ1枚、
後は・・・パジャマは胸あるからMかなー

「欲しい洋服、上下1枚ずつ選んできて!」

「えっ!でもお金持ってないから・・・・」 

「いいから早く!」  

「う、うん・・・」

あっこれ似合いそうじゃん、これも着せたら可愛いだろうな〜

なんか子供の服を選んでる気分になって来てちょっと楽しい

「これ、いいかな・・・?」

すっごく地味なんですけど・・・それに安いやつだし

「ちょっとこっち来て、これとこれとこれ、嫌い?」

首をぶんぶん振る

「でも・・・高いよ(汗) 」 

たかいって・・・全部で3980円だし・・・高いのかな?

「じゃーこれで決まり!」     

「はい、自分で持ってね」

「うん、洋服と、下着まで買って貰っちゃって・・・
こんなの初めてで・・ありがとう(涙) 」

「ちょっと、こんな所で泣かないでよ
陽菜が泣かせてるみたいじゃん(汗) 」

「だって・・嬉しくて・・・がまん・・出来ない・・(泣) 」

手を引いてトイレの個室に入る、
ふたを閉めて陽菜が座り向かい合わせで膝の上に座らせる

「小嶋さん(涙)」 

「思いっきり泣いていいから」 

「ありがとう」

陽菜の胸に顔をうずめてなくコリスが愛おしくなって来て・・・

どうしよう、突き放せないかも・・・

わがままな女神   22

優子


久しぶりのバイトがない日曜日

昨日少しお酒を飲んじゃったせいか目が覚めたら8時半だった

それよりももっとびっくりしたのが・・・・

両頬に感じる柔らかい感触といい匂い(´-∀-)

目を開けると何も見えない?

上を向くとぷっくりした唇に長い睫が見えた・・・うわぁーこれ胸(汗)?

いつの間に向かい合ってたんだろう・・・(汗)

ゆっくり離れてベットから脱出!起きなくてよかった(ホッ)

胸に顔を埋めて寝ていた!
なんて言う事がバレタラ追い出されるに違いないもんね

ふー危なかった(´-∀-)てか、
早く起こして朝食に行かないと時間が(汗)

「小嶋先輩、もうすぐ9時になっちゃいますよ、ご飯食べに行きましょう!」

んん〜て伸びをして目をこすりながらゆっくり体を起こす

「顔洗ってるひまはないので着替えて行きましょう」

んっ!と言って手をあげる???

「はやく脱がせて」

・・・うえっ!私が?

「は・や・く!」

とにかく時間がないから言う通りにパジャマを脱がせると
下はタンクトップでもちろんブラなんてしてなくて・・・・

今朝この胸に顔が・・・(´-∀-)

「顔崩れてるよ・・・」(бвб)

「きっ着替えは何処ですか(汗)」

「机の上」

急いで取って渡すと着替え始めた、後15分しかないから
急かすのは嫌だけど、手伝えるところは手伝って手を引いて部屋を出る

食堂に行くともう誰も居なくて、おばちゃんには遅くなりました!て謝って
二つ用意してもらった

食べるのもゆっくりな小嶋先輩、時間が過ぎちゃう(汗)

おばちゃんに、最後洗っておくからすいません、と謝って許してもらった

その後は私も食べるスピードを合わせて同じくらいに食べ終える

先輩には先に部屋に戻ってもらい後片づけをして部屋に戻ると
顔を洗い終えお化粧したいつもの美人な先輩が出来上がっていた

ノーメイクだと可愛いのに化粧をすると美人さんになる(´-∀-)

童顔の私からすると凄く羨ましい

篠田先輩も秋元先輩も綺麗な顔をしてるけど
小嶋先輩はなんか違う・・・

本当のお姫様みたい!

今日から心の中で姫!て呼ぼう(´-∀-)

お姫様ならわがままも仕方ないから許せちゃうもんね(笑)

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