ファミリー  35   軽井沢

やってきました軽井沢
 なんだかお金持ちになった気分

子供たちはみんな寝ちゃってて寝室を確認してそこに運ぶ

玄関は吹き抜けになっていて一階はキッチン・バス・トイレと広ーいリビング

2階は寝室が3部屋並びであって真ん中を子供部屋にし

もし一緒に寝る!て言われたら私とゆっぴーが一部屋ずつ分かれて寝ることにした

昼寝だから4人を真ん中の部屋に寝かせてドアを開けておく

泣いた時に声が聞こえるように

車から荷物を下ろしてバーベキュウーの用意に取り掛かる

私とゆきりんは食材の用意
ゆっぴーと佐江ちゃんは外で器具を組んだりテーブルを出したり
虫が来ないように蚊取り線香を四方に置いたり

用意が出来たころに子供達が起きてきた

「珍しくみなみ泣いてないじゃん」 

「だってあっちゃんが居るもんね、みなみ 」

「・・・みなみ、いちゅも泣いてないもん 」

「えーみなみ泣いてるじゃん」(бвб) 

「泣いてない― 」

「嘘はいけないんだよ 」 

「・・・・・ 」

「ハイハイ!川に行く人手をあげて 」  

「「はーい」」 

「「ハイハーイ 」」

「おいおい大小の子供は挙げなくていいから」

「麻里ちゃん・・・小って・・・・拗ねてやるからな 」

「ゆっぴーはその分心が大きくて広いでしょ 」

「デヘェ麻里ちゃんよくわかってらっしゃる 」

「私とゆきりんはティタイムしとくから子供達お願いね」

「2・30分で帰って来てくださいね」

「ホーイ!みんな行くぜ 」 

「おー 」

才加とゆっぴーは俺が先!と言わんばかりに走って行く
その後ろを陽菜が待ってよーて言いながらんしょんしょ早歩き?
その後ろからみなみとあっちゃんが手をつないでトテトテ歩き
その後ろから佐江ちゃんが見守りながらついて行く
前の二人の仲の良さにはちょっと複雑な顔をしているけどね

「あの二人ホントに仲いいね」

「そうなんですよ、みなみちゃんに逢えない日は敦子機嫌が悪くて
ずーとお菓子食べてるかジュース飲んでますから

「みなみちゃん家に遊びに行こうか?て聞くと
やら、みにゃみがあちゅのとこにくゆの
て聞かないんです」

「幼稚園の行事とか多くて最近いけない日多かったもんね」

「良かったらみなみ君見てますよ、その方が敦子も喜びますし」

「わー助かる!今度からお願いしようかな」

「ぜひ!みなみ君大人しいし二人で遊んでくれた方が私も助かります

話をしているとワイワイ言いながらみんなが帰って来た

「じゃーバーベキュー始めようか」 

「あちゅおにゃかしゅきしゅき」

「みにゃみもーしゅきしゅき」 

「あーみなみまねしてるぅー」(бвб)

「ちやうもん」 

「陽菜はみなみをからかわないの」

「だって面白いんだもん 」

いつもみなみをからかって遊んでるんだから

「陽菜は野菜とか運ぶの手伝ってね」 

「はーい」

「才加!火を点けるの見るか」 

「見たい!あっそのジェル出したい」

「よーし抱っこしてやるからやってみろ」 

「うん」

アウトドアを家族でするのってなんかいいよね

来年もまた来たいなーもしかしたら、お隣さんにもう一人増えてるかもね

あなたに出会えて   第2章   18

日本武道館でのコンサートの時に組閣があって

私はA優ちゃんもKのままだった

キャプテン制になりたかみな、才加、ゆきりんがそれぞれのキャプテンに指名された

そして、その次のシングルでグループ初のオリコン1位を獲得

最近ファンの間で《こじゆう》てはやってるらしい・・・

小嶋のこじと優子のゆうでこじゆう!なんだって

番組でじゃれてたり収録中に手をつないだり腕くんだりしてるのが
そのまま放送されて、二人は出来てるんじゃないか、 て言われてるらしい・・・

その通りなんだけど・・・バレタラやばいよね(汗)

AKBに居れなくなっちゃうんだから

もっと他の子とも仲良くしなきゃ

ぐぐだすで

「今日麻里ちゃんとご飯行きました」

「たかみなとみーちゃんと遊んだよ(笑)」

少しの間優ちゃんの話も写真も載せないでいると

まりこじ!さやこじ!・・・何でもこじを付けたがるんだよね

さらに、こじゆうは終わった! なんて書かれだして・・・ちょっと複雑(汗)

なのに、優ちゃんは、女の子が好き!とかニャンニャンすき!
みーちゃんの太もも気持ちいい〜なんて、TVやラジオで言うから

女好きのレッテル張られてるし・・・もう、人の気も知らないで(怒)
 素直すぎるんだから・・・

優ちゃんはドラマの仕事が増えて女優に興味を持ち出し将来、大女優になる!
て頑張ってる、陽菜と麻里ちゃんはモデルの仕事が増えて雑誌の専属モデル
にもなった

優ちゃんとはすれ違いの生活が多くなり麻里ちゃんといることが増えて
まりこじが定着してしまった

「二人仲いいっすよね」 

「そうかな 」 

「背も高いしお似合いやわ 」

「たかみなは小さいもんね 」 

「優子とチビーズ!て言われてる」

そうなんだ・・・いいなー

優ちゃんは陽菜が隣に居なくても、匂いがしなくてもうなされる事は無くなった

もうすぐ4年だもんね当たり前か・・・

この頃みーちゃんやあっちゃん佐江ちゃんの家に泊りに行ってるみたいで
マンションに居ないことが多い

オフの時も才加・佐江ちゃんの心友トリオで
遊んでるし・・・・陽菜達って恋人なんじゃなかったっけ?

ただの同居人なの?ねえ、優ちゃんどうしちゃったの?

あなたに出会えて   第2章   17

麻里子

陽菜と今まで通りの関係に戻れてほっとしていたのもつかの間
新曲を聞いて呆然とした

私の気持ちだよ、これ・・・私歌えるんだろうかこの曲・・・

するとゆっぴーが大きな声で”好きだー”て歌いだしてるし・・・

素直にいえるっていいよね・・・
 私は片思いでいい!なんて思えないよ(涙)

ふと視線に気が付いてみると陽菜が申し訳なさそうにこっちを見ている・・・

いたたまれなくなって部屋を飛び出していた・・・

トイレの個室に入り声を押し殺して泣いていると

「麻里子様大丈夫ですか?」

珠理奈?

 「麻里子様居るんでしょ?」

「大丈夫だから部屋に戻ってて」

「泣くほどお腹痛いんですか?薬貰ってきましょうか?」

お腹痛いことになってるの? 

「誰に聞いたの」 

「にゃんにゃんが言ってました」

はるな・・・

「もう大丈夫だから」 

「私外で待ってますね」

そう言われると出て行かないわけにもいかず・・・顔を洗ってから廊下に出ると

「麻里子様でもお腹痛くて泣くんですね(笑) 」

屈託のない顔でニコッと笑うじゅり坊にキュンとした

「生意気だぞ 」

おでこを押すと、エヘヘって笑って抱き付いてくる

「選抜に入れてよかったです!麻里子様と一緒に歌えますね 」

こうやって私を慕ってくれる後輩もいるんだからしっかりしなくちゃ

「頑張ろうね(*`ω´) 」 

「はい♪ 」

部屋に戻るとソファーで寝てるニャロの膝で寝てるゆっぴー・・・

「あーいいなーにゃんにゃんの膝、いつも優子ちゃんが取ってる 」

「じゃーじゅり坊は私の膝に来る?」 

「えーいいんですか♪ 」

ピョンピョン飛び跳ねて可愛い珠理奈

「もうすぐ始まるっすよー!」 

「残念、また今度ね 」

ガチで悔しがる珠理奈を見ていると愛しさが込み上げてきた・・・

あれ?この気持ち、なんだ・・・?まさかね、相手は中学生だし・・・まさかね

わがままな女神   42

陽菜

麻里ちゃん今日はバイト無い日のはずなのになかなか帰ってこない・・・

ムウ・・・優ちゃんががいなくて暇だから遊んであげようと思ったのに

「あっ!才加、麻里ちゃん知らない?」

「麻里子なら今日は帰ってこないと思うよ」

「えっ!?なんで?」

「昨日外泊届出してたからね」

・・・・外泊?めずらしい・・・てか、昨日だすなんておかしいよね?

そう言えば優ちゃんも今日の朝、
用事あるから少し遅くなりますって言ってたっけ

夕飯もいらないのかな?優ちゃんが外食するはずないし

胸騒ぎがして聞いてみたらキャンセルになってた・・・・

急いで電話をかけると・・・・

「もちもち(´-∀-)」  

・・・・・酔ってる?なんで?

用事って飲み会なの?
でもまだ未成年だから年上の人とじゃないと無理だよね

どこにいるのって聞いたら、篠田先ぱーい!!て聞こえた?

やっぱり麻里ちゃんと一緒なんだ、途中で電話を切られて

かけなおしても出ないし(怒)

麻里ちゃんにかけると電源切られたし・・・

これって、やばいよね(汗)

優ちゃんのバージン麻里子に取られちゃう(汗)

優ちゃんを酔わして襲うつもりでしょ!

こんな事なら無理やりにでも奪っとけばよかった(泣)

どうしよ・・・・

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