わがままな女神   24

麻里子


たまに篠田のバイトしているバーに来ていたニャロが

ゆっぴーを連れてきてお金まで払ってあげてる・・・(驚)

あの陽菜がだよビックリどころじゃないよ

篠田だって奢ってもらった事無いしどこかに誘われたのもいつだったか
覚えてないほど前だったと思う・・・

いつもは、お腹すいた!買い物行きたい!

行こう!じゃなくて行きたい!だからね

ゆっぴーの事よっぽど気に入ってるんだね

ゆっぴーも陽菜のペースに上手に合わせてあげてるし

いいコンビだと思うんだけどね・・・

でもねニャロ、ゆっぴーは篠田が貰うからね!

だって篠田のもろ、好みなんだもん!

小さくて笑うと笑窪が出来るし、人の気持ちを大切にする優しい子

何よりも初心なのがいいよね(笑)

ゆっぴーの初めては篠田が貰っちゃうから

陽菜がもたもたしてる・・・と言うか自分の気持ちに
まだ気づいてないみたいだからね

さーてどうしようか・・・もうすぐ三か月に一度の寮祭があるね

秋葉寮ではみんなで仲良くやって行くために

全員参加で飲み会をするんだよね、そこでニャロを酔わせて
先に寝かせ、理由を付けてゆっぴーを部屋に呼ぶ(ニヒヒ)

よし!これで行こう!楽しみだなー♪

ファミリー   15

「ただいまー 」

タッタッタッタ「パパ、おきゃえいー 」  

「ゆうちゃ、おあえいー 」

二人から両頬にお帰りのキス

「あはぁ、ただいま 」

毎日幸せだな〜

「ママは 」 

「ママごあん」

走って行く才加

「ゆうちゃ、あっこ」

上目づかいで2歳にして色っぽい陽菜

「にゃんにゃん」

抱っこして頬をスリスリ


「あらあら、パパが変態になってるよ」

才加を抱きながらお出迎えの麻里子に

「へんあい 」(бвб)

「パパへんあい 」 

「ゆうちゃ、へんあい 」

陽菜に言われるとつらい・・・

「へんな言葉教えるなよ 」

「ごめんごめん、最近すぐ覚えちゃうから・・・ねえ〜」  

「ねえ〜 」

「くー、可愛いぜ!腹減りすぎて、食べちゃいそう」(´-∀-)

あーん・・・バチン

 「イッテーにゃんにゃん・・・・ 」  

「へんあい・・・」   シュン

「ごはん出来てるよ 」(*`ω´)  

「はい・・・」



「今日さモデル事務所にチビ達連れて遊びに行ったら
子供モデルやらないかって言われたんだけどどうかな?」

「俺達の子が、日本中にはっしーん 」

「OKしちゃうよ 」  

「今でしょ!、するしかないでしょ!」(´-∀-)

報酬もあるけどいくらかは黙っておこーと


あなたに出会えて   始まりは突然に   17

「楽しかったーでもつかれたー(汗)」 

「やっと着いたね 」

「みんな引っ張り合いっこするから手がもげるかと思って怖かった―(汗) 」

「優ちゃんまんざらでもなかったんじゃないの 」

「・・・・オコッテルノ 」

何で片言?

「怒ってないし・・・」 

「怒ってるじゃん(涙)」

あーまた眉毛がハの字・・耳が垂れてる

引き寄せて抱きしめ

「みんなに優ちゃんを取られそうで嫌だったから」

耳が立ってきた(笑)

 「こじぱー、チューして 」 

「やだ!」 

「なんで(涙) 」

「嫌だから 」

あっまた垂れてきた(笑)

チュッ!   

「アハッ(-∀-`) 」

顔面が崩壊して行ってますよ(笑)



それから劇場公演の日は毎回一緒に行きリハーサルを客席から見て
本番は楽屋でモニターやDVDをみながら歌って踊っていたコリスは・・・

「えっ!全部覚えたの? 」 

「うん! こじぱ、一緒に踊って 」

「えーやだー、家でまで踊りたくないし・・」

「・・・・じゃー一人で踊るから見ててね(-∀-`) 」

「まさか全部踊る気? 」  

「もちろん! 」

すごいドヤ顔(汗)

「今日はもう遅いから・・今度の休みの日にね 」

「うん・・・絶対だよ! 」  

「わかった!」

「約束だよ! 」 

「うん、約束(бвб) 」

・・・・してたのにすぐ忘れる陽菜は予定を入れちゃって・・・

拗ねちゃった優ちゃんは家を飛び出しちゃったんだー

あなたに出会えて   始まりは突然に   16

「ここが陽菜たちの劇場が入ってるビルなんだよ 」

「すごいねー 」 

キラキラした目で上を見上げるコリス

「行こうか!」 

「うん 」

手を握るとギュッと握りしめててきたから
握り返しそのまま楽屋へ向かう

「あっちゃんおはよう!」 

「ニャンニャンおはよう あっその子?」

「うん」 

ビクッてして陽菜の後ろに隠れるコリス

「ぱるさん、おはようっす!あっかわいいっすね 」

「かわいい服、ユニクロじゃん!」

「昨日買ったんだよねーニャロ、ゆっぴーおはよう 」 

「ゆっぴー?(бвб) 」

「優子ちゃんだからゆっぴー(笑) 」

「へー優子って言うんだ、いくつ? 」

「ニャロといっしょー!」  

「「「えっえぇー!!? 」」」  

「みえなーい(汗) 」

「小さくてかわいいー♪ 」

「あの人の方が小さい・・・・」

私の後ろから上半身だけ見せてたかみなを指さしてぼそっと呟くこりす

「確かに(笑)」

みんな爆笑してしていると

「なっ!なんなんですか、あんまり変わらないっすよ 」

小さいと言われて二人とも拗ねている

「確かにたかみなの方が小さいね、ごめんね優子ちゃん 」

「敦子、それはないっすよー(涙) 」

落ち込むたかみなを見てまた笑いが起こる

「もうすぐリハーサル始まるんだけど客席から見る?」

「見ていいの? 」 

「みんないいかな?」  

「「いいよ!」」

「だって、行こう 」  

「うん(-∀-`) 」


最初っから最後までキラキラした目で食い入るように見ていたコリス
体を縦横にぶんぶん振ったり、手足をバタバタさせたり、踊ってるつもりなのかな?

リハーサルが終わると、みんな優ちゃんの周りに集まってきて

「優子ちゃんかわいいー♪ 」 

「どこから来たの?」 

「どこに住んでるの?」

「ご飯行こうよ♪ 」

「ちょっと、おびえてるからやめてよ(汗) 」

助けに行くと私に飛びついてくるコリス

「山奥の方に住んでるから人見知りが激しいしテレビも無いから世の中の事も
あんまり知らないの、今は陽菜の所で面倒見てるんだ」

苦しい言い訳だけど仕方ないよね(汗)

「ごめんね、見てる姿が凄くかわいかったから・・・」  

「優子ちゃんごめんね」

「ごめん」

首を横にぶんぶん振って

「みなさん凄かったです!大好きになりました!
また来てもいいですか? 」

「全然いいよ、ぱるさんと来るっす」

何故かドヤ顔

「はい!ありがとうございます(-∀-`) 」

すごく嬉しそうなコリス・・・陽菜も何故かうれしい(笑)
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