わがままな女神   40

優子


結局昨日は自分のベットに帰り一人寂しく寝た・・・・寂しく?

1人で寝るのが普通だよね・・・?

でも最近はずっと二人で寝ていたわけで・・・

いい匂いと適度な温度に包まれながら・・・

小嶋先輩の匂いがうっすらと残る布団に顔を押し付けて
いろいろ考えていたら朝になってた(汗)

ほとんど寝ないまま大学へ

朝は、一応声を掛けたら無言で起き出して見向きもせずに
顔を洗いに行った小嶋先輩・・・・

やっぱり怒ってるのかな(汗)はあ・・・追い出されたらどうしよう・・・

離れたくないなあ・・・・いや!違うだろ大島優子!
住むところが無くなるから困るんだよね?

ああーもうわかんない、これは相談するしかないよね

でも誰に相談すればいいのかな?

たかみなは・・・そんなのには疎そうだし・・・やっぱりあっちゃんかな・・・

考えながら歩いていると

「ゆっぴー!」

えっ?きょろきょろ探していると「こっちこっち!」

食堂の奥のテーブルから手招きされて近づくと

「明日さ寮の事で手伝ってほしい事があるんだけど時間空いてる?」

「何時ですか?」

「夕方からなんだけど」

「私明日バイト休みなんでいいですよ!」

「さすがゆっぴー頼りになる―、お礼に夕飯ご馳走するからね(*`ω´)」

「えっ(汗)いいですよいつも奢ってもらってるし」

「いいのいいの、バイト代は出せないからそれぐらいはさせて」

「ありがとうございます!どんな事をすればいいんですか?」

「それは明日話すから、それから他の寮生には黙っててね
内緒だから、特に陽菜にはばれないように(*`ω´)」

「分かりました大丈夫かな(汗)」

「ああ見えて篠田が後輩に用事たのんだって分かったら
怒られちゃうからね」

「分かりました、嘘はつきたくないので何も言わず出てきます」

「じゃー夕方5時に109の前に来てね」

「はい!あっ服装はどうしたらいいですか?」

「いつもの格好でいいよ!」

「分かりました、5時に行きますね」

一礼して次の講義に向かった

ファミリー  34

ピンポーン

 「ハーイ」 

ガチャ 

「あら、麻里子さんとみなみ君いらっしゃい 」

「ゆきりんおはよう あっちゃん起きてる?」

「今さっき起きたところ、良く寝てくれるのはいいんだけどちょっと寝すぎで心配
もうすぐ2歳になるのに」

「寝る子は育つって言うからね、現にみなみよりもだいぶ大きいし 」

「みなみ君はねないの?」

「寝るけどゆっぴーの血が濃いみたいで 」

「そうなんだ うちは佐江ちゃんも私も高いから大きくなるのかな?」

「まーま、おなかちゅいた」

「あっごめんね、みなみ君来てくれたよ」

「みにゃみーご飯食べよ」 

「みなみ食べたよ!」 

「あちゅと食べるの 」

「アハハみなみ、いっぱい食べて大きくならないとね 」

「・・・食べる 」

あれ?気にしてるのかな・・・まさかね まだ2才なんだから
分かるはずないんだけど

もぐもぐ食べてるあっちゃん 

「ほんとよく食べるね 」

「やっぱり 食べすぎかなって思うんだけど太りもしないからいいかなって・・・」

「みなみの倍は食べてるよ 」 

「そうなの、減らした方がいいかな?」

「子供だし太らないんだったらいいんじゃないかな」

あっちゃんが食べてるのをニコニコしながらみているみなみ

「これもどうじょ 」 

「ありやと、みにゃみ 」

クシャッと笑う顔に

デレッと照れるみなみ・・・やっぱりゆっぴーに似てる

それからお昼過ぎまで遊んで一緒にご飯を食べてお昼寝タイム

あっちゃんと一緒の布団に手をつなぎながら寝てる我が子を見て可愛いと思うのは
親バカなのか・・・

「ゆきりん、お盆の予定は?」

「どこもいっぱいだしどうしようか悩んでたんですよ」

「ゆっぴーの会社の保養所、抽選で当たって軽井沢に一泊で行くんだけど
一緒にどう?」

「えっ 良いんですか 」

「私一人で子供4人は無理だからゆきりんたちが来てくれると助かるかも 」

「子供6人になっちゃいますよ 」 

「アハハそうかもね、楽しくなりそう 」

「お昼ぐらいからバーベキュウして川も近くにあるから水遊びして、花火もいいかもね」

「わー凄い楽しみー 佐江ちゃんにメールしよっと」

「今から?」 

「今でしょ!」なんて真面目な顔で言う

ホントゆきりんは妹みたい大好き、同じ九州出身だし
いつまでも付き合って行けたらいいのになー

みなみ、頑張れよ

あなたに出会えて  第二章   14

優子


「「おはよう」」

二人で元気よく楽屋に入る

「おはよっす!」 

「優子、ニャンニャンおはよう 」

「あっちゃんおはよう 」 

体も復活して元気いっぱい

こじぱは・・・ソファーに座ってゲームをし出したから
私はみんなにスキンシップをしてまわろーと

しばらくして麻里ちゃんが入って来た 

「麻里ちゃんおはよう(-∀-`) 」

「あっ、ゆっぴーおはよう帰って来たんだ」

あれーなんかおかしいぞ

何がって言われるとわかんないけど・・・へんな違和感

いつもならすぐにこじぱの近くに行くのに遠い所に座ったし?

たまにこじぱをチラチラ見てるけどこじぱは全く見ない・・・

大島さんのいない間に喧嘩でもしたのかな?食事に行ったって言ってたし

「ねえたかみな、麻里ちゃんとこじぱ喧嘩でもしてるの?」

「たぶんしてないっすよ、普通に会話してたし」

「ふーん、なんかおかしいんだよね」

「優子もそう思う?、あっちゃんとかに聞いても普通だって言うし
でも、高橋的にはどっか引っかかるんすよねー」

「やっぱりなんかおかしいよね」 

「そうなんすよどこかわかんないけど変なんす」

やっぱり今日帰ったらきいてみよう

収録に入ると二人は今までのように仲良く話して少しいちゃついて・・・ムウ

普通だったからやっぱり私の勘違いだったのかも

撮影のあとこじぱは雑誌の撮影があったから私は一人寂しくマンションに帰って
食事の用意をして待っていると

(スタッフさんから食事誘われて断れないから・・・ごめんね先に寝ててね)

てメールが来た

こじぱの分はラップして冷蔵庫に入れて一人で食事をした・・・・さみしい

明日早いし、(おやすみこじぱ大好き)てメールしてベットに潜り込んだ

あなたに出会えて  第二章   13

優子


撮影から帰ってきていつものようにこじぱに甘えてるんだけど
なんかおかしいんだ

だってこじぱの方から異様にひっついてくるって言うか・・・触ってくるんだもん(汗)

3日間会えなくて寂しかったのかもしれないけど、あのこじぱがだよ!デレすぎ(汗)

私としてはうれしいんだけどちょっと心配・・・

麻里ちゃんと喧嘩でもしたのかな?

「なにかあった?」

て聞いても誤魔化されるし・・・
言いたくないのを無理やり聞くのも嫌だし言ってくれるのを待つことにした

その夜は、今日は私がこじぱを!てシュミレーションまでしてたのに

「陽菜がするの! 」なんて色っぽく言われるたから「お願いします」
なんて律儀に返事までして一緒にお風呂に入っては一回イカされ

バスタオルのままベットに連れていかれて髪がぬれてるからと
座ったまま、またイカされそのあとは意識が飛びそうになるたびに
連れ戻され

「優子、愛してる・・・陽菜の優子 」

なんて名前呼びされて愛してる
だなんて・・・何も考えれなくなっていつ眠ったのかわからないくらい愛された

「優ちゃん、優ちゃん起きて!」

眠い目をこすりながら声の方を見ると
エプロンをしてやさしく微笑む陽菜

「お寝坊さん、あと一時間しかないから早く起きてご飯食べよ 」

時計を見ると10時だった、昨日何時に寝たんだろう・・・

確か今日は昼からAKBの収録があったっけ

飛び起きようとしたけど体が重くて起き上がれない

「こじぱー起こして(汗) 」 

「えー甘えたさん(笑) 」 

「誰のせいなの(怒) 」

「陽菜知らなーい 」

とりあえずこじぱの大きめのシャツを着てご飯を食べる

「そんな服着て朝から誘ってる?」

「ちっ違うよ(汗) 今からしたら今日は仕事に行けない 」

「ウソだし(笑) シャワー浴びる?」 

「浴びたいけど・・・」

「じゃー連れて行ってあげる、はいおんぶ 」

恥ずかしいけど時間がないから
おぶって貰いなんとかシャワーを浴びて用意をして肩を貸してもらい
一緒に部屋を出てマネージャーの車に乗り込む

「優子どうかした?」

マネージャーに聞かれて

「アハッ疲れがたまってたみたいで・・・ 」

んー誤魔化せたかな

「ごめんね」小さな声で謝ってくるこじぱ

「だいじょうぶだよスタジオに着くころには元気になってるから 」

「うん・・・寝てていいよ起こしてあげるから」

そう言って膝をポンポン叩く

「お邪魔しまーす(-∀-`) 」こういう時って小さくて良かったと思うんだ

狭い車内でも十分横になれるんだもん
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