浮気から本気になった二人   18

陽菜

会う場所は、外だと誰に逢うかわかんないし話を聞かれてもまずいから
篠田さんのマンションにした

あの日の光景が蘇ってくるけど、優ちゃんもいるし
あっちゃんもついて来てくれるみたいだから大丈夫だよね!

三人でタクシーに乗り込み住所を告げる

マンションに着いて呼び出しの番号を入力すると

「にゃんにゃん何で知ってるの?」

「えっ・・・ほら、付き合ってたんだから当たり前じゃん(汗)」

焦ったーあっちゃんは何かと鋭いから気を付けないと(汗)

自動ドアが開いてエレベーターに乗り込み最上階へ

「凄いところに住んでるんだね」

「さすがホープ、お金持ってるね〜」

しきりに感心する二人、玄関のまえで呼び鈴を鳴らすと鍵が開いた

「どうぞ入って」ばつが悪そうに下を向いたまま招き入れてくれた

あの、ふかふかのソファーに座って待っていると
紅茶のいい匂いがしてきた

「どうぞ」テーブルに並べて一歩下がりいきなり土下座して

「本当に申し訳ありませんでした、篠田が出来ることなら
何でもするので許してください」

頭を床にこすりつけて謝り続ける篠田さん

一番大きいはずなのに一番小さく見える

「何でもしてくれるの?」(бвб) 

「篠田が出来ることなら」

「何でもくれる?」(бвб) 

「篠田が買えるものなら」

「もう、もってるから買わなくていいよ!」(бвб) 

三人とも頭の上に?マーク

「にゃんにゃん何が欲しいの?」

「ここ!」

「ここ?何かの名前?」

「違うよ、今陽菜が居るところ(бвб) 」

「ソファー?」

「これも欲しいけどもっと大きなもの(笑)」

「にゃんにゃん・・・・まさか・・・ねえー?」

「あっちゃんさすが”!そのまさかだよ(笑)」

まだ二人は?マーク

「あの・・・篠田にわかるように教えてください・・・(汗)」

下から麻里子だね!

「このマンション陽菜と優ちゃんに頂戴!」

「「えっえぇぇぇ////」」

「にゃんにゃんちょっと待って(汗)マンションて・・・気は確か?」

「ここって賃貸じゃないでしょ?」

「去年キャッシュで買ったばかりです・・・」

「陽菜達が訴えたら仕事も、このマンションだってなくなるかも
でも何も言わなかったらまた、買えるんじゃないかな(ニコニコ)」

おろおろする優ちゃん

さすが!なんてケラケラ笑うあっちゃん

だって・・・あの夜景を優ちゃんに見せてあげたいし
それを見ながら・・・フフフ(笑)

「にゃんにゃん顔が・・・(汗)」

危ない危ない優ちゃんの癖がうつってきたかも(汗)

ファミリー   14   お隣さん

「ゆきりんチュー」 

「もう、さえちゃん、しっかりしてよ!すいません御馳走様でした 」

「まりご〜 」

腰にからみつくゆっぴー

「連れて帰れる?」 

「隣までだから大丈夫です 」

と言いながら優の方をちらっと見るゆきりん

「あーこれはいつもの事だから じゃー明日ね 」

「はい、おやすみなさい!」 

 「おやすみー!」  

ガチャン

さっきからお尻を触りながら顔をスリスリしている変態オヤジ・・・・

「まじご〜ヂューじでー」  

「・・・・後でね」

「いやだーあー、いまじで〜 」

もう・・・チュッ

しゃがんでした瞬間手を首に巻きつけてきて唇を離さない

「んーん・・・ちょっ・・・んっ・・ゆっ・・・ぴー」

無理やり引き離すと

眉毛をハの字にして「まじぢゃん・・・ 」

「・・・・私、お風呂に入って来るから、先にベットに行ってて 」

「うん 」

嬉しそうにフラフラしながらベットルームに向かうゆっぴー・・・・

きっと寝ちゃうだろうなー、あんなに飲まなければいいのに

まあ、それだけ楽しかったってことか

久しぶりにゆっくりお風呂に入れる、半身浴しよーと

あなたに出会えて  始まりは突然に   15

「陽菜たちって助けあってるよねー
お互いの足りない所を補ってるって言うか・・・
優ちゃん出て行ったらまた部屋がちらかっちゃうし、
美味しいご飯も食べれないし
笑顔もなくなっっちゃうから・・・・
もっといて欲しいな(бвб) 」

驚いたように顔をあげて陽菜を見ると

「ほんどうに・・・いいの? 」 

涙を親指で拭ってあげながら

「いいよ、そのかわり陽菜の世話しっかりしてね 」 

「うん、全部する!何でもする!体だって洗っちゃう♪ 」

「それはしなくていいから(汗) 」  

「えっいいの? 」

「もしかして・・・やってたの?」  

「うん、しないと置いてやらないって」

「・・・洗って貰ってた?」 

「うん・・・触らせないと追い出すって・・・」

まさか・・・エッチも!?  

「あのさ・・・・男の人の・・そのー下の部分をさー・・」

「触ったり口に入れたりしてた!」 

そんなにあっさり言う(汗)

「じゃー・・・・それを・・・優ちゃんのなかに・・・」

「されそうになって、痛くて逃げながら叫んでたらおばさんが来て・・・
それで家を追い出されたの 」 

そっか、最後までは行って無いんだ・・・
陽菜、何でホッとしてるんだろう

「こじぱも触りたい?」 

「・・・優ちゃんは触られてどうだったの?」

「・・気持ち悪くて・・何も考えないようにしてた・・無になるんだよ 」

「陽菜に触りたい?」 

「うん・・・初めて自分から触りたいって思ったしチューもしたい」

真っ赤になって俯くコリスが可愛くて・・・

「陽菜も優ちゃんにチューしたい、しよっか 」

ゆっくり頷くコリス、顔を近づけていくと・・・目空いたまんまだし

「目、つむって(汗) 」

やさしく触れるくらいのキスをする

「どうだった?」 

「凄いドキドキした(汗) 」 

「もう一回する?」 

「うん(-∀-`) 」

目をつむるコリスに今度はチュッとリップ音をたてる

ゆっくり目を開けると、

目の前にはデレッと顔面が崩壊した顔があった

「もっとしたい (´-∀-) 」

「今日はもう、終わり(бвб)」 

耳をたらしてシュンとする子犬・・・また幻覚が(汗)

「ゆっくりね」 

「うん、がまんする!」 

「いい子 」

頭をナデナデすると、耳をピンと立ててしっぽをぶんぶん振る

・・・だめ!人間、人間

「寝よっか!」 

「一緒に?」 

「そうだよ 」 

「うん♪ 」

ベットに入って抱き寄せる 

「こじぱ?」 

「陽菜の抱き枕(бвб)  」

「アハ!ドキドキして寝れないかも 」

「明日はどうする?嫌なら来なくていいよ」

「こじぱの友達にも会いたいし・・・」  

「し・・・何?」

「こじぱが歌って踊ってるところ見て見たい(-∀-`) 」  

「踊りはあんまり上手くないから・・・(汗) 」

「可愛いから大丈夫だよ 」 

「ありがとう♪ 」

おでこにキスをしてあげる

また真っ赤になってるし・・・可愛すぎるんですけど

「篠田さんもいるの?」 

「麻里ちゃん?いるよメンバーだもん」

「そっかー・・」  

「嫌い?」 

「ううん違うけど・・・」

「違うけど、なに?」 

「ライバルだから!」  

??何でライバル?陽菜わかんないんだけど

「おやすみ、こじぱ 」  

「・・・・おやすみ優ちゃん・・・」

なんかごまかされた気がする・・・・

あなたに出会えて  始まりは突然に   14

お風呂から上がってきたコリスが 

「見てみて! 」 

今日買ってあげたパジャマだ!

「これ可愛いの(-∀-`) 」 

あなたが可愛いからだから・・・

「そう(бвб) 」

「うん、こじぱありがとう♪ 」

そう言って抱きついてきて

「幸せのおすそ分け(-∀-`) 」

・・・やばい、可愛すぎる

陽菜の膝に座らせてギュって抱きしめ

「おすそ分けのおすそ分け(笑) 」

「アハ(-∀-`) 終わらないね(笑) 」 

「そうだね(笑)」

「髪の毛乾かしてあげる!」  

「うん♪ 」

「テレビ、見てていいよ」

「うん!」

・・・チャンネルかえすぎだし・・・

「リモコン押すの楽しいね♪ 」 

「あんまり押すと壊れるから」  

「ごめんなさい・・・ 」

「また謝ってるし」

「ごめ・・・・あう・・・」

「怒ってるんじゃなくて教えてあげてるんだから謝らなくてもいいの」  

「うん・・」

「わかればよろしい」

「うん♪ 」 

「ハイ終わり―」

「ありがとう(-∀-`) 」

「そうだ、明日陽菜の仕事場遊びにに来る?」

「歌うたってるところ?」 

「そうだよ、メンバーが会いたいって」

「夜でしょ?」 

「そうだけど、嫌?」

「こじぱが居れば大丈夫だけど・・・・」

「何かあるの?」

「・・・・明日・・・3日目だから・・・」  

あっ、また忘れてた(汗)

「・・・・こじぱと離れたくない・・・出て行きたくない・・・(涙) 」

大きな目から大粒の涙を流して声を押し殺して泣くコリス

「優ちゃん、おいで」

また膝の上に乗せて抱き寄せる

「陽菜もね3日間だったけど楽しかったんだー
ファンの人達にも楽しそうて言われたし、優ちゃんのおかげかな 」

「私・・何もしてないよ?」

「んーそうなんだけど・・・
見てるだけで楽しいっていうか癒されるって言うか・・・」

「わかんない・・・」  

「優ちゃんはどう?」

「初めてのことだらけで、凄く楽しくて
血も繋がってないのに拾ってくれて
優しくしてくれて・・・こじぱの事を考えるとドキドキして・・
一緒に居ると抱きつきたくなって
こんな気持ち初めてで・・・どうしていいのかわかんなくて・・・
でも約束したから出て行かないといけないと思うと苦しくて・・・
ううぅぅ・・・わぁーん」

吐き出すように声を出して泣き出した


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