ファミリー  31

「「ママ―」」 「才加、陽菜来てくれたの」

「ママいちゃいの 」(бвб)   

「大丈夫だよ 」

「昨日は寝れたのか?」  

「ちょっとね」

「やっぱり我慢したんだろ 」 

「だって・・・初乳はあげたかったから薬はね・・・」

「そうか・・・で、もう渡したのか?」  

「うん、朝一で搾って保存してある 」

「起きれるか?」  

「大丈夫だよ」  

「才加、陽菜、赤ちゃん見に行くか」

「行く 」 

「さわいじゃだめだぞ!」 

「はーい 」

4人で保育器に入っている赤ちゃんを見に行く

「あっ、あかちゃん」  

「ゆうちゃん 」 (бвб) 

「優ちゃんは人形だろ?(笑)」

「この子が家に帰ってきたら優ちゃん人形捨てられちゃうかもね 」

「なんか俺、複雑・・・」

「名前は考えたの?」 

「実はずっと前から考えてて男でも女でもいけるかなって」

「そうだったんだ、で?」 

「みなみ、ってどうかな?」  

「みなみかー、いい名前だね」

「そっか!おい、才加、陽菜、弟のみなみだぞ」

「みにゃみ?」 

「み・な・み」  

「み・にゃ・み 」(бвб)  

「まっいっか 」



それから3か月後、お隣の宮澤さん家に女の子が生まれた

5人で病院に出かけて行く

「ゆきりんおめでとう 」  

「ありがとうございます 」

「佐江やったな!可愛いだろ 」

「ありがとう めっちゃ可愛いから驚くなよ 」  

「佐江、ありがとう 」(´-∀-)  

「何でお礼を言われてるのかな??」

「俺んちの嫁 」  

「・・・・あげない 嫁に出さない、絶対無理 」

「才加の嫁でもいいぜ 」  

「1000歩譲って養子に貰ってやる」

「そんなの無理だし 」

「じゃー次、男だったら陽菜ちゃんを嫁にもらうからな 」

「無理無理ぜってームリ 」  

「だろ!佐江もだから 」

「はいはい、男はどうしてそんな話になるのかなーもう 」

「そうですよね、まだ仲良くなるかもわからないのに」

「「なるに決まってる 」」  

「「えっ?」」

「親が仲いいんだから子供もなる 」 

「そうだそうだ 」

「もう、うるさいから帰るよ」 

「ほーい あっ、佐江今日飯食いに来いよどうせ1人だろ?」

「いいのかな?」  

「いいよな、麻里子?」  

「どうぞ」

「すいません、佐江ちゃん飲みすぎないでよ」

「ゆきりん心配しなくても大丈夫だよ!」

「麻里子さん怒ってくださいね 」

「了解!二人ともしっかり見とくから安心して寝てね 」

「なんか子供みたいじゃんか 」  

「「子供だし!」」

「二人、声揃ってるから 」  

「じゃー佐江、また夜にな!」

帰りにスーパーに寄って久しぶりのアルコールも沢山買いこんで帰った

あなたに出会えて   第2章   8

打ち上げは結構盛り上がってマンションに着くころには日付が変わっていた

優ちゃん寝てるよね、大丈夫かな(汗)

静かに玄関を開けると中は真っ黒!・・・

怖がりの優ちゃんが電気も付けず一人で寝るわけがないのに・・・

それに違和感が・・・優ちゃんの靴無いよね?
なおしてるのかと思い靴箱を見ても
今日履いていた靴が見当たらない・・・

急いで部屋に上がり愛しい人を探すけどどこにもいない・・・

あの体でどこに行ったの?優子のマネージャーに電話をかける

寝ているのかなかなか出ないけど気にしない

「もしもし、優子はどこ(怒) 」

「陽菜ちゃん・・・優子やっぱり体調良くなくてそのまま病院に言ったら2・3日
入院することになって ・・・
みんな楽しんでるから誰にも言わないでって言われてたの」

「どこの病院ですか?」 

「今から行っても逢えないよ」

「・・・明日朝一で行きますから」 

「〇△病院の408号室だよ」

「ありがとうございます、夜分遅くすいませんでした」

そのまま鞄と陽菜の枕を持って部屋から飛び出した

病院に着くと救急で入る横からこっそり入って部屋まで行く
名前はさすがに張り出されていなかったけどゆっくりドアを開ける

オレンジ色のサイドの電気がついていて点滴をしながら
氷枕をしいて眠っているコリスの横の行きそっと頬を撫でる

まだ熱いかも・・・時間は一時を過ぎていた

椅子に腰かけて枕を頭の横に置き左手で手を握り右手で頭を撫でていると

「ん〜んっ」

優子が目を覚ます

「優ちゃん」

「こじ・・・ぱ? 」

なんでって顔してるし・・・

「どうして言ってくれなかったの 」

「だって・・・せっかくみんなと・・・」

「帰ったらいるはずの人がいないってどんなに寂しい分かる? 」

「こじぱ・・・ごめんね 」 

「早く治して帰って来てよ 」

「うん 」

「枕もってきてあげたよ 」

「ありがとう抱っこして寝るね  」

・・・・・

「どうしたの?」(бвб)

「もう少し居てくれる?」 

「いいよ、優ちゃんが眠るまで居るね 」

「じゃー寝れないね 」 

「バカ! 」

エへへと笑う顔が弱弱しい

「また明日仕事に行く前に来るから」 

「うん、おやすみなさいこじぱ 」

「おやすみ優ちゃん 」

おでこに優しくキスをしてあげるとゆっくり目を閉じた

あなたに出会えて   第2章   7

中間速報とは違う順位が当たり前、上がってる子下がってる子

陽菜もドキドキしてきた、選抜落ちたらどうしよう(汗)

ちゃんとアピール出来なかったし・・・苦しいよ優ちゃん

どんどん名前が呼ばれていく中、陽菜の名前はなかなか呼ばれない

いよいよ選抜メンバーだ、優ちゃんもまだ呼ばれてないから二人とも
選抜に入れてるんだよね? まさか圏外?

メディア選抜まで来た・・・焦っていると陽菜は6位で名前を呼ばれた

優ちゃんはまだ呼ばれない・・・なんで陽菜がこんなにドキドキしてるんだろう

第2位チームK大島優子

 やったー優ちゃんおめでとう2位だよ凄い(бвб)

家で寝てるかなーなんて思っていると凄い歓声が聞こえて
舞台袖からスタッフに寄りかかりながら優ちゃんが出てきた

大丈夫なの? 肺炎になりかけてたんだよ(汗) フラフラじゃん・・・

それでも必死にスピーチして椅子に座った

もう無茶なんだから 結局陽菜が優ちゃんの背中を見て踊るんだよね

まあ、陽菜は踊り覚えるの苦手だし前に人がいる方が見て踊れるから丁度いい

1位はやっぱりあっちゃん
 
センターのプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも頑張って来たのが
認められたんだね よかったねあっちゃん(бвб)

写真撮りも終わって軽い打ち上げがあるんだけど、もちろん優ちゃんは
すぐに帰らないといけないから陽菜も帰ろうとしたら

「こじぱは残ってみんなと楽しんできて!」て言うし

麻里ちゃんも「ニャロ行くよ!」て言うから

「なるべく早く帰るから」

て言うとコクント頷いてマネージャーと一緒に
帰って行った

わがままな女神   37

優子


小嶋先輩とのキスは嫌じゃない

あのぷっくりした唇に触れた時柔らかな感触(ヘラ)

チュッてするだけなのに胸がキュンとなる

お風呂での出来事が頭から離れず部屋に戻ると

「今日こっちで寝るから!」

よかった、あんな事があった後だから別々はありがたい(ホッ)

電気を消し自分のベットに行こうとすると・・・・

どうやら今日は小嶋先輩のベットで寝るらしい・・・

やっぱり一緒なんですね(汗)

布団に入ると先輩の匂いが(´-∀-)

はあ・・・いい匂い・・・と思った瞬間何故か私の上に小嶋先輩が・・・・?

へえ?なんで?驚いていると顔が近づいて来て・・・

あーキスされるんだと思い目を閉じると今日はいきなり舌が入って来て・・・

はあーなんだろう、この気持ちの良さ(´-∀-)

だめだ、ボーとしてきた・・・ふえっ!?私の胸に先輩の手が(汗)

服の上からだけど・・・

はあ・・・はあ・・・んっ!・・・どうしよう・・・気持ちいかも(汗)

一瞬手が離れたと思ったら手が服の中に入って来て直接揉まれてる(汗)

反射的に「やっ///」肩を押してしまった・・・

どうしよう(汗)やばい、これって反抗してるよね?

でも・・・付き合ってもない人とするなんて絶対ダメ!

そしたら、したいから付き合うって言われて・・・おかしいよね

先輩の事嫌いじゃない!むしろ好きだけどたぶん先輩として好きなだけで・・・

それに先輩から一度も好きって言われてないし・・・・もう、わかんない(泣)

恋したことないんだもん!キスはよくて触るのはダメ?

ほんとにわかんないんだもん(汗)どうしたらいいの(泣)

本当のことを言うとムッとした顔したからやばいと思って
土下座して謝ったのに

「もう寝る!」と言って壁の方を向いて寝てしまった・・・

はあ・・・明日からどうしたらいいんだろう・・

て言うか、今日はこのままここで寝たほうがいいのか
自分のベットに戻るべきか

誰か教えて下さい(涙)
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