お腹も少し目立ち始めた12月、月に一度お互いの家に行き来して食事会をしている
ゆきりんにクリスマスパーティーをしましょうと言われ、遅くなっても子供たちが寝れるように
大島家ですることになった
昼過ぎからゆきりんと料理を作りケーキも焼いた
「本当にうまくなったね 」
「麻里子さんのおかげですよ」
「ゆきりんの努力だよ!」
「佐江ちゃんに美味しいご飯食べてもらいたくて頑張りましたから」
「愛だねー」
「うふふ、そうですね 」
デレてるゆきりんもかわいいよ
「麻里子さん、少し太りました?」
「あっわかっちゃった 」
「なんだかお腹が出てきてるような・・・あっ少しですけどね 」
「今5ヶ月だから 」
「えっえぇぇー 」
わっオーバーリアクション
「今まで全然わかりませんでした 」
「前は双子で大きかったからね、今回は一人でちょっとホッとしてる
」
「実は・・私も3か月なんです 」
「わーおめでとう! 同級生だね」
「そうですよね 」
「佐江ちゃん喜んだでしょう 」
「凄いはしゃぎようで・・参りました 」
「アハハハ、なんか想像できる 」
「優さんも凄かったんじゃないですか?」
「大変でした (汗)」
ウフフ、アハハ、二人で笑いあってると
「何々?なんで笑ってるの 」
「あっ子供軍団登場 」
「子供じゃねーし 」
「佐江は大きいもんね 」
「身長の事言ってるんじゃねーし 」
あーあーじゃれ合ってるし、どう見ても子供だね
「あっ、佐江ちゃんおめでとう 」
「あっ、優さんおめでとうございます 」
「「何が?」」
「「赤ちゃん 」」
「何で佐江?なんで優ちゃん?・・・・」
「「えっ 」」
「まっマジか佐江とこもか!」
「優ちゃんとこも?」
「俺ら仲いいな 」
「そうだね 」
「いいな、隣同士で同級生の幼馴染ってやつだな 」
「ドラマみたいだね」
「結婚するかもよ」
「女だったら上げない 」
「俺もだよ!」
「男同士なら陽菜ちゃんを貰おうかな 」
「ダメに決まってるだろ 」
「何でだよー」
「陽菜は俺のだから 」
「いやいや、おやじは嫌われるぜー」
「・・・・そんなことない 」
「パパ―汚い、くさいーてな 」
「・・・うぅ・・陽菜・・」
あーあー抱っこしてスリスリしてるし
「今から匂いになれさせておく!」
「おやじ臭がしてくるから無理だぜ 」
「お前もだろ 」
「佐江は王子様だから臭くならないの 」
「おっ俺だって、オレだって・・・・絶対的エースだから大丈夫 」
「エースてトランプ?」
「ハイハイ、もうそれぐらいにして用意手伝って 」
「「ハーイ」」
その夜の二人は祝杯を挙げて飲みすぎて次の日はもちろん二日酔い
優に至ってはサンタが来たと騒ぐ二人に朝早くから起こされフラフラしながら
一緒に遊んでいた
コンサートも無事終わり、次の日、二人で秋元先生に呼ばれた
「優子君の事を少し調べてみたんだが、おばあさんが亡くなってから
健康保険には入ってなかったし、中学を卒業と同時に住民票も外されていたよ」
うな垂れてしまった優ちゃん
「やっぱり私は・・・・この世に存在しないんですよね 」
「死亡届が出されたわけじゃないからもう一度取る事はできる
もう18歳になっていて自分で持つことが出来るからそれでいいかい?」
「はい!お願いします」
「今、小嶋君と住んでいるんだったよね?」
「・・・・はい・・」
「ちょっとそれはまずいかもしれない
」
「どうしてですか、今日まで何も言われなかったのに(怒) 」
「今はまだ知名度も低いが、これからはそうもいかなくなるからね」
「でも、優ちゃんまだ一人だと・・・・それに陽菜も・・・」
「AKBは恋愛禁止なのは知ってるかい?」
「・・・はい」
「バレたら守ってやれないぞ」
「それでもかまいません!」
「こじぱ!だめだよ(汗) 」
「いいの、陽菜は優ちゃんと出会えて変れた、
チームKううんAのメンバーだって
優ちゃんと出会ったから今があるんだよ」
「別々に暮らしても活動は一緒だし、会えるから我慢するよ」
「陽菜は我慢できない!
優ちゃんは陽菜のビタミン剤なのいなくなると弱っちゃう」
「そうか、わかった、では同じマンションに部屋をもう一つ借りればいい
それなら一緒に出てきても大丈夫だろ?」
「でも、私、そんなにお金持ってません・・・」
「先行投資と言うことにしといてあげるから 」
「ありがとうございます」
部屋を出て
「よかったね優ちゃんこれからも宜しくね」
「こじぱ! 出会ってくれてありがとう、大好き♪ 」
「陽菜も大好きだよ 」
優ちゃん、あなたに出会えてよかった
fin
http://mblg.tv/puna/category/6/?p=8
麻里子
珍しくサラダを自分で取に行った陽菜は
ゆっぴーに手伝ってもらい戻ってきた・・・・
確信犯め!そう言う事か・・・
嬉しそうな顔しちゃって・・・
メイン料理を運んでくるゆっぴーの眉が
ハの字になってるんだけどどうしたのかな?
並べ終えると
「同僚の芝です」
なるほど、頼まれて断れなかったんだね(*`ω´)
こういう事がないように釘を刺しといてあげるよ!
男の子に嫌味たっぷりの挨拶を返すと逃げるように戻って行った
あやまるゆっぴー
謝りながらチラチラ陽菜の方を見てるんだけど
何も起こってないかのように黙々と食べるニャロ
うーん・・・この二人は読みにくい(笑)
気にしなくていいよ!て言うともう一度頭を下げて戻って行くゆっぴー
人間が出来てるよね(*`ω´)
「さっきの男の子ニャロを見てたよ」
「陽菜興味ないし(бвб) 」
「でも大島さん、あの芝っていう子にいじめられないですかね」
「うーん、そうだね、オーナーにそれとなく伝えておくよ」
そのあとは4人でショッピングをして寮に帰った