幼馴染   18

陽菜



お迎えに行くと、とびっきりの笑顔で飛んでくる優ちゃん♪

抱きしめたかったけど、ここはぐっと我慢

淡々と帰りの準備をして、道路は危ないからいつも通り手は繋いであげた

今日あったことを必死で話す優ちゃん・・・
凄く可愛いんだけど今日の陽菜はいつもと違うんだから、カラ返事した

あぁー眉毛下がってるよ(汗)

部屋に入ると、いつもならしない宿題を広げ
何日ぶりかの椅子に座る

下に行っとくように言い机に向かってるのに
なかなか動きださない優ちゃん・・・?

何してるか気になるけど甘やかしたらダメだからここも我慢(бвб) 

すると・・・鼻をずるずる言わせていきなり謝ってきた

えっ!?泣いてるの(汗)

陽菜にしたら凄い速さで振り向くと
顔をぐちゃぐちゃにしてエぐエぐ泣いてる優ちゃん

だめ!やっぱり無理!!

ぎゅーて抱きしめて


「優ちゃんごめんね、優ちゃんは何も悪くないからね」

「にゃんにゃん、おでのごどぎらいになっだ?」

「なってないよ(бвб) 」

「じゃーずき?」

「好きだよ(бвб) 」

「俺の嫁になってくれる?」

「優ちゃんが陽菜より大きくなったらね(бвб) 」

「俺、いっぱいご飯食べて牛乳飲んで頑張る!」


でも・・・みなみに似たら無理かもね(笑)

そのまま抱き上げて二人で下に降りて行くと
佐江も帰って来てて

「あっー優子だけずりーりんちゃんまだかよ」

「家にいると思うぜ」

「佐江・・・迎えに行ってくる!」

「いてら(´-∀-)」


あっちゃんは一人机に向かいおやつをひたすら食べてる(汗)


「敦子、それみんなの分もあるんだから食べすぎないでよ」

「モグモグ・・・はーい・・・モグモグ」


お母さん、無理だと思うよ(笑)

陽菜と優ちゃんの分を取ってローテーブルに持っていき
優ちゃんをソファーに座らせる


「ジュース持ってくるから先に食べてていいよ(бвб) 」

「にゃんにゃんと一緒に食べる(´-∀-)」

「すぐ入れてくるから待っててね(бвб) 」

「おう!(´-∀-)」


園児に見えないくらいイケメンな時があるから困っちゃう(汗)

可愛い恋人   64

握手会からの帰り道、ご機嫌な優ちゃん

「ゆうたん可愛かったね、抱っこもちてくれたちいっちょに踊ってくれたね 」

頭を撫でてあげると目を細めて笑窪を作って笑う

・・・・ほんと似てるよね(笑)

優ちゃんも大きくなったら優子さんみたいになるのかなー・・・楽しみ

並ばなくてもよくなった分早く帰る事が出来たからまだ3時か・・・

「優ちゃんホットケーキ食べて帰ろうか 」

「わーい えーとね、優子ねクリームいっぱいがいい 」

「うふふ、わかってるよ 陽菜美味しいお店知ってるからそこに行こうね」

「はーい 」

結構有名なお店だから混んでて・・・

「待ち時間30分だって、どうする?」

「いっぱい待つの?」

んん・・・説明難しい(汗)

「うーんと・・・どっちでもいいよ・・・」

「じゃー帰る?」     「・・・・・・」

表情ですぐわかっちゃう・・・子供なんだから我慢しなくていいのに

「陽菜は食べたいなー(бвб)」

ぱあっと顔が明るくなって

「優子も食べたい 」

「おとなしく待てる?」

「うん、まてりゅよ 」

外に並べてある椅子に座り優ちゃんを膝に座らせ携帯を触っていると

静かすぎるよねあちゃー寝ちゃってるし・・・

あれだけ騒いで踊ってたら疲れるよね(笑)

20分ほどで名前を呼ばれたから優ちゃんを起こすと
陽菜の胸から顔を離すけど目はつむったまま

とりあえず席まで抱えて行き椅子に座る
「優ちゃん起きないと全部食べちゃうよ!」

「んーやあー・・・」それでも目が開かなくて・・・
仕方ない今度お家で作ってあげるからね、今日は1人で食べよう

ホットケーキとミルクティを注文すると5分ほどで運ばれてきた

抱っこしたままだと切りにくい

何とか全部切って優ちゃんが落ちないように片手で支えながら
口にはこぶ・・・うん、美味しい

ふた口目を口に運ぶと・・・ん?今動いた?

胸から顔を上げて目をゴシゴシし出す優ちゃん

「起きた?」

「うん・・・・いいにおいちた」

はちみつと生クリームの甘い匂いに誘われたんだね(笑)

「食べる?」   「うん!・・・あーん」

「わあー赤ちゃんみたい 」

「・・・・・あーん/////(´-∀-)」

「うふふ、一口だけだよ はい、あーん」

口に入れてあげるとしょぼしょぼしていた眼を大きく見開いて

「おいちぃ〜 」喜ぶ優ちゃん

こんな小さい子にキュンキュンする陽菜って・・・(笑)

隣に座らせてオレンジジュースを注文して小皿とフォークをもらい

「はい、これ優ちゃんの分、こぼさないようにね」

「ありやと」

口の周りに生クリームをいっぱい付けてこれでもかっていうくらい
頬張って食べてるし・・・(笑)

「ごちちょうちゃまでちた(´-∀-)」ご満悦の優ちゃんだけど顔が

おしぼりで口のまわりを拭いてあげると
ニカッと笑う頬に出来る笑窪・・・

うん、ホントそっくり(笑)

可愛い恋人   63

キャッキャッと喜ぶ優ちゃん

「あのね、ゆうこね、いっちょに、アイ・ウォン・チュちたいの 」

「えっ?ゆうこちゃんて言うの?」

「うん おおちまゆうこ 」

「わー惜しい、おおちまか 」

「うふふ、違いますよ大島優子て言うんです!まだ、さ行がうまく言えなくて 」

「凄ーい!同姓同名じゃん よーし踊ろっか 」

抱いていた優ちゃんをおろし

「1・2・3・4!」

他のメンバーも集まってきて「可愛い 上手 」

なんか陽菜の鼻が高くなった気がする

「あー楽しかった 」

「ありやと(´-∀-)」ぺこっとお辞儀をして

「にゃんにゃん!」

座っていた陽菜の所に満面の笑みを浮かべて突進してくる

「バフッ うっ・・・」苦しい

「良かったね」  「うん 」

「ありがとうございました 」

「いえ、私も楽しかったですから あの・・・アドレス交換しませんか

「えっ 」

「なんかちっちゃい優ちゃんが他人とは思えなくて・・・
これも何かの縁ですし、それに・・・ 」

「優子はこじはるさんのファンだもんな 」

「うわっ!さえ 」

「写真集なんて毎回買って佐江たちに見せびらかすんですよ(笑)」

「そうなんですか!嬉しい 」

「この前の写真集に優子ちゃん載ってましたよね?」

「そうなんですよ、なんかそういう流れになっちゃって 変でしたか?」

「とんでもない 優子ちゃんを見ている小嶋さんの顔凄く好きです(´-∀-)」

「・・・・ 」

「あっ 好きって・・・そういう意味じゃなくて いや・・・あの・・・」

焦ってる優子さん面白いかも(笑)

「うふふ分かってますよ 」

「むう・・・にゃんにゃんだけ優子たんとおはなちちてぢゅるいー 」

「ごめんごめん、優ちゃんの方が大ファンなのにね 」

「ゆうこたん、またいっちょにおどろうね 」

「おどろうねぇ(´-∀-)」

「あっ!こんどは、じゅりたんもいっちょにおどってもいい?」

「じゅりたん?」

「姉の子供で推しは姉妹グループさんなんですけどね、
優子さんの事は好きみたいです 」

「そうなんですか!いいよ、また遊ぼうね 」

「うん 」

「すいません今日はこの辺で失礼させてもらいます 」

「こちらこそ、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした 」

足早に奥に入って行った

スーパーアイドルとアドレス交換しちゃった

陽菜も一応芸能人?なんだしいいよね

麻里ちゃんに自慢しよーと
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