現場に着いたんだけど・・・今日はいつもと違って
すごく緊張してる気がする
たぶん、癒しの優ちゃんが居ないから・・・
「ふぅー・・・・」
「こじはる、大丈夫?顔が引きつってるよ 」
「才加どうしよう・・・マジ緊張しちゃってるみたい 」
「いつも通りすればいいから」
「そうなんだけど・・・・」
優ちゃんが居ないだけでこんなに違うなんて思っても見なかった・・・
「にゃんにゃんおはよう(´-∀-)早いね 」
「あっ!優子、おはよう」
あれ?なんか気持ちが軽くなった気がする・・・気のせいかな?
「スタッフさんとかに挨拶に行った?」
「えー行かないといけないの(бвб) 」
「もちろん!みんなに挨拶して、今日もお願いしますって言わなきゃ!
裏方さんがいてくれるから私達は輝けるんだよ 」
そうだよね・・・撮影だって陽菜一人じゃ無理だもん・・・
「一緒に行っていい?」
「アハッ(´-∀-)いいよ、一緒に行こう!」
「ありがとう 陽菜何も知らないから
これからもいっぱい教えてね(бвб) 」
「勿論 大島さんの知ってる事全部教えちゃうよ 」
「少しづつでいいからね、陽菜覚えれないし 」
「そうだね、ドラマ終わっても・・・友達でいてくれる 」
「当たり前じゃん、優ちゃんなんて親友みたいに思ってるからね(笑)」
「えーと・・・・にゃんにゃんは?」
「えっ?陽菜?・・・陽菜も友達だと思ってるよ」
「・・・・・友達なんだね・・・」
「んっ?何か言った?聞こえなかったんだけど(бвб) 」
「あっ 何でもないよ早く行こう 」
変な優子・・・
一瞬眉毛下がってたし・・・陽菜変な事言ったかな
優子
居酒屋に着くとすでに会は始まっていた
みんなにこじぱを紹介するとあっという間に男性陣に
囲まれ隣にいたはずの私ははじき出されてしまった
1人にするのは心配だったけど入っていけない雰囲気だから
女性陣の方に行く
「優子元気だった?連絡ぐらいしてよね(怒)」
「あーごめんね、バイトと勉強が忙しいし夜遅いでしょ
それに先輩と一緒だからなかなか電話出来なくて(汗)」
「あの人と同じ部屋なの?」
「うん、3年生なんだけどその部屋しか空いてなくて
入れてもらったの」
「ふーん・・・綺麗な人だけどなんか冷たそう」
「そんな事無いよ、態度に表すのが苦手なだけで
優しいんだよ」
「まあいいけど・・・ところでさ東京の男性ってどう?かっこいい?」
「どうなんだろう・・・あんまり変わんないと思うけど
大学には地方から来てる人も多いからさ」
「でもさ、ああやって一人の女に群がらないんじゃないの(笑)」
「同じだよ、大学でもあの光景よく見るもん」
あっ!いま肩触られたよね・・・なんか嫌だな・・・
見たくなくて背を向けて話していると
「優子、ちょっといいか」
幼馴染のはるが真剣な顔をして話しかけてきた
そのまま腕を掴まれ外に出る
「一人で東京行ってさ・・・寂しくないか?」
「うん、バイトと勉強に忙しすぎて
寂しいなんて思ってるひまないからね(´-∀-)」
「そっか・・・俺は・・・寂しいけどな」
「えっ!?はるって地元の大学だよね?」
「ばーか、優子がいないから寂しいんだよ(照)」
「あっ・・・・(汗)」
「俺、優子の事ずっと好きだった、
離れて見てこんなに好きだったんだって気づかされた
遅いかもしれないけど、俺と付き合って下さい」
はる・・・アハッ(´-∀-)初めて告白されちゃった
「うれしい(´-∀-)」
「じゃー(喜)」
「私もはるの事好きだったよ
小さい時からずーと一緒でいつも私を守ってくれてたよね
でも、あの時は幼すぎて恋愛とかわかんなくて・・・
多分兄妹のように好きだったんだと思うんだ」
「それって・・・」
「私今ね、片思いだけど好きな人がいてるの
凄くわがままで、気分屋さんなんだけど
凄く優しくて、今の私を・・・守ってくれてるって感じるの
だから、はるの気持ちには答えられない・・・ごめんね」
「そっか・・・やっぱり遅かったか―(笑)
その恋上手くいくといいな」
「ありがとう(´-∀-)」
「あちぃーな!中に入ろうぜ」
「うん」
まさかはるが私の事を好きだったなんて・・・
東京に行く前に告白されてたら付き合ってたかもしれない・・・
中に入るとこじぱの周りにはまだ群れが出来てたから
私は女性の群れへと合流した
みんなに冷やかされながら食べていると
「陽菜帰る!!」
こじぱの大きな声が聞こえてきて慌てて振り向くと
もっち―に抱かえられていて・・・胸がズキンと痛んだ