帰りに2話の台本を渡された
明日読み合わせが行われるみたいなんだけど
陽菜はモデルの方の仕事が入っていて来れないから
優ちゃんも一週間ぶりの保育園に行く
「にゃんにゃん明日来ないの?」
「うん、他の仕事が入ってるから・・・(бвб) 」
「何時まで仕事?」
「朝早いから・・・伸びても17時には終わると思う(бвб)
それから優ちゃん迎えに行くから家に帰ると18時くらいかなー」
「じゃーさ夜大島さんが行くから台本読みしようよ(´-∀-)」
「えーそんなのする必要ないよー、セリフあんまりないのに(笑)」
「まだ見てないの?結構あるよ 」
「えっ!?そうなの 」やばい・・・覚えれるかな
「優子の仕事終わったらメール頂戴、ご飯作っとく(бвб) 」
「わっ 大島さんに作ってくれるの 」
「どうせ作るついでだから(笑)」
「ついででも嬉しいよ(´-∀-)」
凄く嬉しそうな優子!ご飯ぐらいいつでも作ってあげるのに
マンションに帰り優ちゃんを寝させて明日の準備を済ませ
紅茶を入れてソファーに座り台本を開く・・・・
なにこれ まさに明日することと同じじゃん(笑)
七瀬がほとんど毎日家に来てご飯を食べて家に帰る
たまに泊まったり・・・
セリフの所なんて(アドリブでOK!)て書いてあるし
これ本当の台本?
大がかりなドッキリじゃないよね(бвб)
実は優子が書いてました!みたいな(笑)
優ちゃんのセリフも空欄だし・・・自由でいいって事?
こんなドラマってあるの?
なんかマジで疑っちゃう・・・・
えーと・・・最初はお葬式の撮影からか・・・・
優ちゃんまた思い出しちゃうじゃん・・・
一緒にいなくてもいいかなー・・・
ちょっとぐずって私の母親が別の部屋で見てくれてるとか?
明日優子に相談してみよーと
ゆっくりめの朝食を取って才加を待つ間
優ちゃんにもう一度しっかりと言い聞かす
「優ちゃんおもちゃのピストルでバン!て撃たれたら
死んだふりするでしょ、あれと同じだからね」
「うん」
「陽菜の事はなんて呼ぶの?」
「ママ(´-∀-)」
「優子の事は?」
「・・・・・(´-∀-)」
忘れたか
七瀬だから・・・現場に行ってからでいいか(笑)
スタジオに着くと銃撃戦が繰り広げられていた・・・
きっと死ぬ前のシーンだね
あっ後ろに犯人が(汗)七瀬早く気付いて
「七瀬 」バン!バン!・・・
七瀬を庇うように犯人と相打ちになったれいじ
「安堂さん 」
「アサヒと・・・優子を・・・たの・・・む」
「安堂さーん 」
虫の息のれいじを抱きしめ泣き叫ぶ七瀬
(ハイ、カット!チェックして休憩に入りまーす)
「ゆう・・・・ななちぇ〜(´-∀-)」
優子の所に走って行く優ちゃん
あちゃーななちぇになってるし(笑)
「優子ちゃんおはよう(´-∀-)にゃぁ・・・アサヒさん、もう大丈夫?」
ウインクすると
「そっかー良かった 優子ちゃん今日も頑張ろうね!」
「ハイ(´-∀-)」
病院の廊下の長椅子に優ちゃんを抱いてボーと座ってると
現場と署で処理をしていた七瀬が廊下を走ってくる
「安堂さんは?」
陽菜が首を横に振ると目の前に土下座をして
「すいません、私のせいです、私を庇って安堂さんは・・・
私が死ねばよかったんです・・・私が///」
肩に手を置いて
「そんな事言わないで、れいじが命をかけて守ったんだから
命は大切にしてね」
やさしく微笑むアサヒ
れいじの最後の言葉を思い出し、命に代えてもこの二人を
守って行くと心に誓う七瀬
(ハイカット!OKです)
ふー優子の演技に引き込まれて一瞬セリフ忘れそうだったし
危なかった(笑)
あれ、優ちゃん本当に寝ちゃってるし(笑)だから大人しかったんだね
「お疲れ様!今日はもう上がりだよ(´-∀-)優子ちゃん寝ちゃったんだ
にゃんにゃんの胸を枕にして気持ちよさそうな顔しちゃって
・・・・羨ましい・・・」
「えっ 」
今羨ましいて言ったよね?そういえばメンバーには
キス魔だしすぐ抱き付くし胸もさわってくるってテレビで言ってたっけ
陽菜もいつかされちゃうのかな(бвб)
陽菜
いつになくうだうだ言ってる優ちゃん
あまり飲むなとか、洋服がきわどいとか・・・
もしかしてヤキモチ(бвб)?
初めてかも・・・・
面白いからもう少し遊んじゃおーと(笑)
居間に行くと
「おっ!やっと降りてきた遅くなっ・・・」
お兄さんが振り返って食べていたお菓子を手から落としてるし(笑)
お父さんは口を開いたまま固まってる
おばあさんが「おやまぁべっぴんさんだ事」
ニコニコしながら言ってくれた
「お兄ちゃん、ほら、行くよ」
優ちゃんが腕を引っ張ると
「あっあぁ・・・」
慌てて立ち上がり玄関へ向かう
車の後部座席に二人で並び窓の外を眺めていたら
「お兄ちゃんしっかり前を見て運転してよ、危ないでしょ(怒)」
どうやらバックミラーでチラチラ後ろを見ていたみたい(笑)
「帰りメールするからまたここに迎えに来てね」
「小嶋さんをあんまり遅くまで引っ張りまわすんじゃねえぞ」
「分かってるよ」
いつも引っ張りまわしてるのは陽菜なんだけどね(笑)
目の前の居酒屋に入って行くと
「あっ、優子!遅いよ、お帰り―」
「アハッ(´-∀-)みんな元気だった?」
「優子、都会かぶれしてんじゃねえだろうな」
「全然してないよ」
「ところで後ろの超美人さんは誰なんだ?」
「こちらは大学の先輩でルームメイトの小嶋陽菜さん
今一緒に大島さんの実家に帰って来てるんだ(´-∀-)」
「小嶋陽菜です、よろしくね(бвб)」
首を少し傾けてウインクすると
「おおぉぉ!!」
唸り声とともに男の群れが押し寄せてきた
「僕の隣に!いや俺の隣に!!」
「優ちゃんはやく座ろ(бвб)」
「あっ、はい、ここでいいですか?」
「おおー優ちゃん呼び可愛いぜ♪」
みんなその周りに寄って来て
「なに飲まれますか」
「おススメはなに?」
昔の陽菜に戻って少し甘えた声で首をかしげると・・・
みんなデレ―とした顔になって
「飲みますよね、地ビールうまいですよ」
「じゃーそれにするぅ(бвб)」
食べ物もドンドン前に並んでくる・・あれ?優ちゃんがいない・・・
横を見ると女の子の集団に囲まれていた
むぅ・・・なんかムカつく
来たビールを一気飲みして
「おかわり!」
「おぉー小嶋さんいいねーどうぞどうぞ(ニヤニヤ)」
みんな陽菜に夢中(бвб)
そんな中一人の男の子だけ優ちゃんの方を見ていた