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可愛い恋人   82

「もう九時だから寝ようね(бвб)」

「はーい(´-∀-)」

優ちゃんを寝かしつけていたら・・・

ピンポーン!・・・・ん?こんな時間に誰だろ

優ちゃんを見ると寝息を立てて気持ちよさそうに寝てるから
そっとベットを出てモニターを見ると・・・

えっ?優子

「ちょっと待ってね」ドアを開けて中に入れる

「どうしたの?ビックリするじゃん 」

「さっきメールしたんだけど返事無くて
優子ちゃんが心配で・・・大丈夫でしたか?」

「あっごめん、携帯鞄に入ったままだったから気づかなかった
優ちゃんは落ち着いて、今寝かせたとこ(бвб)」

「そっか、よかった お父さんの事知らなくて
監督も謝ってたよ」

「仕方ないよ、そんな人沢山いるのにいちいち合わせてたら
ドラマなんて出来ないし・・・撮影終わったの?」

「終わってすっとんできちゃった(笑)」

「ご飯食べた?」

「いやーまだ 」

「オムライスだけど食べる?」

「えっ いいの私、オムライス大好き (´-∀-)」

「そんなところも、優ちゃんと一緒なんだね(笑)」

「私の方が年上だから、優子ちゃんが真似してるんだもん 」

拗ねた顔もなんとなく似てるし(笑)

「うふふ、拗ねないの どうぞ、上がって」

「お邪魔しまーす(´-∀-)」

「ソファーに座ってテレビでも見ててね、すぐ作るから(бвб)」

「うん!ありがとう(´-∀-)」


「うまっやばい、うますぎ 」

「大げさだし(笑)」

「くそー毎日こんなうまいメシが食べれるなんて
優子ちゃんが羨ましすぎるー、同じ名前なのにー(笑)」

「優ちゃんは陽菜の子供だからね」

「私も子供に・・・」

「同い年なのにするわけないじゃん(笑)」

「そうだよね・・・(子供じゃ嫌だし)」

「ん?何か言った?」

「なっ何にもあっ、今日初めての撮影だったんでしょ?
どうだった?」

「何もかも初めてですごーく緊張したけど、優ちゃんがいたから
陽菜が緊張してると優ちゃんにも伝わっちゃうと思って頑張っちゃった
それに、優子もいたし、れいじさんも場を和ませて下さってたし(бвб)」

「三人が本当の親子に見えてちょっと、妬けちゃった」

ん?妬けた?れいじさんの事好きなのかな?

「そう言ってくれると嬉しい、れいじさん本当にいい人だよね
陽菜だって好きになっちゃいそうだったもん(笑)」

えっ!て顔をして眉毛がハの字になってる・・・

「大丈夫、陽菜まだ優ちゃんを育てるのが精一杯で
恋とか考えられないから(笑)」

わー一段と下がっちゃったフォローしたつもりだったのになんで?

「でも、優子がいてくれなかったらあそこまで出来なかったと思う
ありがとね(бвб)」

パッと顔が明るくなって

「大島さん役に立った?」

「大いに!うふふ 」

優子と話してると凄く楽しい、会話もだけど表情がなんて言うか・・・
百面相見てるみたいで面白い(笑)

「そろそろ帰るね」

時計を見ると11時・・・いつの間に・・・時間がたつの速ーい

「今日はわざわざありがとう、明日も宜しくね(бвб)」

「うん、明日も頑張ろうね(´-∀-)」

玄関まで見送ると

「えっと・・・そのパジャマ可愛いね(´-∀-)
でも、他の人が来た時は着替えたほうがいいよ」

あっ、しまった(汗)もう寝るだけだと思ってたから
パジャマのままだったんだ(汗)

「ごめんね、これからは気を付ける(汗)」

「いや!大島さんの時は全然いいから(´-∀-)」

なんか真っ赤になって焦ってる?

「うん、わかった、じゃーね!」

バイバイ手を振って帰って行った

可愛い恋人   81

「優子ちゃん大丈夫か?」

才加にマンションまで送ってもらってる

「たぶんあの時のことを思い出しちゃったんだと思うけど
今は陽菜がいるから!」

「そうだな、こじはる、ちゃんとママしてるから大丈夫だよな! 」

「明日何時から?」

「先に明日のカットを全部取るみたいでこじはるのシーンは
最後だから・・・1時に迎えに行くよ」

「助かる!才加、ありがとね(бвб)」

「マネージャーなんだからあたり前だよ!」

「うん・・・でも、ありがとう(бвб)」

「こじはるが素直だと怖い(笑)」

「どう言う事かな 」

「もうすぐ着くから用意して」

「優ちゃん起きて、お家に着くよ」

「んん〜・・・・マーマ・・・」

「はーい!歩ける?」

「うん・・・」

「偉いね 」

頭を撫でてあげると嬉しそうに目を細めたけど
またすぐに暗い顔になる

「優子ちゃん、また明日ね」

「うん・・・」

いつもなら元気に手を振ってバイバイするのに・・・

「優ちゃん、今日オムライス作ってあげようか?」

「うん・・・」

はあ・・・陽菜まで暗くなりそう

「すぐ作るからDVD見ててね」

「・・・・・」

ふう・・・ソファーに座り優ちゃんを抱き上げ
向かい合わせにして膝に座らせる

「今日は悲しかったね」
コクント頷くとまた大きな目に涙が溜まって来た

「優ちゃんのパパとママはもういないけど陽菜じゃダメかな?」
フルフルと首を横に振る

「今日ね、れいじパパ死んじゃったでしょ」
また顔が歪む

「あれはね嘘なんだよ」

「・・・・・パパちんでないの?」

「そうだよ、優ちゃん泣きいっちゃって見てなかったと思うんだけど
ベットから起き上がってジュース飲んでたんだから(笑)」

「うちょついたの 」

「あれはね、お芝居だから仕方ないんだよ」

「あちたもくりゅ?」

「うーん・・・明日はいるけど次からは逢えないと思う」

またシュンとしちゃった優ちゃん

「陽菜とれいじパパのどっちが好き?」

「にゃんにゃん(´-∀-)」
即答で良かった(笑)

「陽菜がいるから寂しくないよね?」

「うん!(´-∀-)・・・あのね、にゃんにゃんにないちょなんだけどね」

「陽菜に内緒なの?」

「ちょうだよ!今日ね優子たんときちゅちちゃったの(´-∀-)」

「えっ!?いつ?陽菜と優ちゃんずっと一緒にいたじゃん」

「えーとね、にゃんにゃんがこわいちととおはなちちてた時 」

あーそう言えば少しだけ監督と話してたかも

「どこにしたの?」

「ほっぺにねチュってちてくれたから
ゆうこもねチュってちたの 」

「そっかーよかったね」

「うん(´-∀-)」

「優ちゃん、ナイショって何かわかる?」

「うーん・・・わかんない 」

うふふ、まだわかんないよね(笑)

でも黙っておこっと、だって内緒話聞きたいもん(笑)

わがままな女神   94

優子

どうしてもビクビクしてしまう

嫌いって言われたらどうしようとか
帰るって言われたらどうしようとか

何よりも寮の部屋から出て行けって言われたら・・・

もう、お金がないとかの問題じゃなくなってきていて・・・

私がこじぱのそばに居たいから・・・


「今日の夕方、地元の友達と会うんですけど
こじぱも一緒に行きますか?」

「行ってもいいけど、知らない人ばかりだし・・・」

「家にいてもらっても全然かまいませんよ(´-∀-)」

「女の子だけ?」

「男の子も来ますよ、小さな村なので幼馴染ばっかりですけどね」

「・・・・・行く(бвб) 」

それからこじぱの荷物を全部出して
ハンガーに掛けたりたたんでかごに入れておいたり

化粧品を机に並べ念入りに化粧をしだすこじぱ・・・

「田舎なのであんまりしなくても大丈夫ですよ」

「男の子も来るんだからちゃんとしとかないと(бвб) 」

もしかしてモテるためにしてるのかな・・・
やだなー・・・何もしなくても綺麗なのに
絶対モテちゃうよ(汗)

「なにで行くの?」

「車で15分くらいなんで兄貴に送ってもらいます」

「ふーん・・・じゃー飲んでも大丈夫んなんだ(бвб) 」

「二十歳超えてる子もいるのでいいですけど・・・」

あんまり飲んでほしくない、だって一段と色っぽさが増して
男の子を虜にしちゃうもん・・・

色っぽいこじぱを見られるの、やだ!

「・・・飲んじゃダメなの?」

「飲みすぎない程度なら・・・」

あぁー機嫌が悪くなってきたかも(汗)

「その服、きわどくないですか(汗)」

「さっきから煩いなー、飲み会ならこれが普通でしょ(怒)」

全然普通じゃないし・・・合コンじゃないのに・・・

でもこれ以上言ったらきっと怒るからやめておいた
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