陽菜

デートってどう言う事?
なんで陽菜にそんなこと聞いて来るかな(怒)

優ちゃんは陽菜の事が好きなんじゃないの?
他の子とデートだなんてあり得ないし(怒)

麻里ちゃんに待ち合わせ場所と時間を聞き出させ

せっかくの休みを頑張って早起きして
麻里ちゃんを引き連れ優ちゃんの後をつけている

むぅ・・なんか嬉しそうに手を振ってるし・・・
あっ・・・手繋がれた・・・(бвб) 
何で払わないかなぁ・・・(怒)

電車に乗りはぐれないように後についていくと

「動物園・・・」

動物見て面白いの?そりゃー見た事ない動物もいるけど
なんか檻に入れられてるのを見るのはいい気がしない

でも、優ちゃんが入って行くから仕方なく中へ入る

楽しそうに話しながらいろいろ見て回ってる二人・・・

やっと座ったと思ったらお弁当を食べだした

「後輩ちゃんやるねぇゆっぴー美味しそうに食べてるよ」

陽菜だって作ろうと思えば・・・
手伝ってくれたら作れると思う・・・(бвб) 

口を大きく開いて食べさせてもらい
顔なんて誰だかわかんないくらい崩れてるし・・・

バカじゃないの、そんな顔を他の子に見せないでよ
今まで陽菜にしか見せた事なかったくせに・・・

っ・・もうやだ

「陽菜帰る!」

「えっ、ちょっ!食べ物半分以上残ってるし
まだ全部まわってないじゃん(汗)」

「見たくない!」

「どっちを?(ニヤニヤ)」

「うっさい(怒)」

「仕方ない・・か・・・・
最後にもう一度だけパンダ見て帰ろうよ(*`ω´) 」

「一人で行けばいいでしょ」

「ニャロ一人で帰れるの?」

「もう、半年以上いるんだから帰れるし」

「そんな顔してる子を一人で帰らせれないけどね(笑)」

全然泣きたくないのに勝手に涙が出てきて
自分では止める事が出来なくて・・・
胸がキューて痛くなってきて苦しい

「だって・・・だって陽菜の優ちゃんなのに
ずっと一緒に居たいって言ったのは優ちゃんなのに
陽菜を一人にしてる優ちゃんが悪いんだもん・・
ううぅ・・優ちゃんのバカぁー(泣)」

「だってさ(*`ω´) 」

「ふえっ?」

後ろからギュッて抱き付かれたけど
見なくても誰だかすぐにわかる

小さい手に、優ちゃんの匂い・・・

「ッ・・・なんで・・いる・・」

「にゃんにゃんの声が聞こえたから(-∀-`) 」

「あんなに離れてたのに聞こえるわけないじゃん」

「私には聞こえたよ、寂しいって叫んでる声が」

「そんな事言ってないもん」

「どこにいたってどんな姿になったって
私には陽菜の声が聞こえるんだよ(-∀-`) 」

「だったらもっと早く来いバカ優子」

「アハッ(-∀-`) ごめんね、
私が好きなのは昔も今も陽菜だけだよ、
だからもう泣かないで」

「むぅ・・泣いてないし・・・」

「アハッ(-∀-`) そうだね
ねえ、二人でさパンダ見に行こうよ」

「・・・仕方ないから行ってあげる(бвб) 」

腰に手を巻き付けたまま前に回り込んで陽菜を見ると

「にゃんにゃん好き(-∀-`) 」

眉毛をこれでもかって下げながら言ってくる

「知ってるし(бвб) 」

「にゃんにゃんは?」

「陽菜も」

「陽菜も何?」

「むぅ・・・わかってるくせに」

「だって・・・言ってくれたことない・・・」

あれ?何回も言ってたはず・・・と思ったら
優ちゃんが寝てる時にしか言ってなかったことを思い出した

「陽菜も・・スキ・・・」

「うぎゃぁぁぁ!!麻里ちゃん聞いた?
録音してくれた?」

「これ高いよゆっぴー(*`ω´) 」

「ちょっとそれ消してよ(怒)」

「だめ!今度いつ言ってくれるかわかんないから
残しておいて毎日聞くんだから(-∀-`) 」

「そんな事・・・・るのに・・・」

「えっ?」

「そんなことしなくても言ってあげるのに!」

「まじ?絶対?嘘つかない?」

「でも優ちゃんがまた他の子とデートしたり
イチャイチャするなら二度と言ってあげない(бвб) 」

「しません絶対しません!神様に誓います(-∀-`) 」

「良きにはからえ(*`ω´) 」

「その神様には誓いません(-∀-`) 」

「ゆっぴー・・消しちゃうからね」

「わぁー嘘です神様女神様麻里子様♪」

「じゃー三人でパンダ見に行こう!(*`ω´) 」

「ヤダし・・・あっちで待ちぼうけしてる後輩と行けば」

「あっ、忘れてた(汗)」

「仕方ないから篠田が話をしてきてあげる」

「いいの?(бвб) 」

「いいんです(*`ω´) 」

「じゃーお願いね、優ちゃん行こう!」

「ちょっと待ってよすぐすむからぁー」

煩くて邪魔な麻里子を残して優ちゃんと動物園を探索して回った