陽菜
ナビどおり車を走らせ少し渋滞したけど無事に到着
あれ?駐車場の隅に一台のバイクが止まってる
管理人さんでも来てるのかな?
車から荷物をおろし玄関に行くと
デッキのところに誰か座ってて・・・・
ワイワイ話す声に気付いたのかこっちを見て手を振ってきた
・・・えっ?ゆう・・・こ?なんで
「優子たーん(´-∀-)」優子に気づき飛んでいく
優ちゃんと珠理奈
二人を抱きしめ、歩み寄る私たちに
「アハッ(´-∀-)来ちゃった 」
「来ちゃったって・・・えっ!?」
「麻里ちゃんがおいでって言ってくれて
仕事入ってたんだけど他の日に回してもらっちゃったエヘッ」
「ダメじゃん今一番大事な時なのに
そんな勝手な事してたらこれからの仕事に響くよ 」
「大丈夫!前倒しで早巻して終わってきたから」
「それならいいけど・・・無理してない?」
「にゃんにゃんに会うためならどんな無理も
苦じゃないよ(´-∀-)」
「あのう・・」
二人の会話に申し訳なさそうに入ってくるたかみな
「敦子が黒いオーラを放ってるっス 」
あっちゃんの方を見ると
「人前でイチャイチャしてないで早く玄関開けてよぅ 」
「あっ!ごめん、すぐ開けるね」
荷物を下に置いて鍵を出し鍵を開ける
いつの間にか陽菜の荷物を持ってくれて
中に運んでくれてる優子・・・
こんな所も紳士なんだよね(бвб)
手分けをして窓を開け掃除をする
1階は広いリビングと対面キッチン
トイレに3人は余裕で入れるお風呂
2階は洋室が二部屋で廊下を挟み
和室が二間つづきになっていてふすまを開け
布団を敷きつなげると少々転がっても余裕そう(笑)
「夕方からバーベキューするから
お昼は軽くでいいかなと思って
家からおにぎりと卵焼きとウインナーだけしか
持ってこなかったの(бвб)」
「大島さんも来る途中で焼き立てパン
買ってきたからみんなで食べよう(´-∀-)」
「わぁーい!これアンパンマンの顔だ(´-∀-)」
「ほんとだね食べるのかわいそう(笑)」
「あう・・・食べれない・・・・ 」
「うそうそ、アンパンマンは顔をいくら食べられても
またジャムおじさんが作ってくれるから
大丈夫なんだよ(бвб)」
「そうだよう、いやだったら敦子が食べてあげる」
「だめー!じゅりたんと半分こだよねぇ」
「ねぇ
」
「うふふ・・・あっそうだ、外に停めてあったの
もしかして優子のバイクなの?」
「そう!小型2輪とったんだ」
「すごいじゃん 」
「二人乗りできるんだけど・・・・
やっぱり一番はにゃんにゃんに
乗ってもらいたいなって・・・いいかな?」
「いいに決まってる(бвб)」
「後で落ち着いたら少しドライブに行こうね」
「今行ってきなよ!」
「えっ・・・でも優ちゃん達いるし」
「私とたかみなで見とくよ」
「大丈夫かな・・・」
「海に行って遊びたい人 」
「「ハイハーイ 」」
「はい、決まりぃー(笑)行ってらっしゃい」
「あっちゃんもこういってくれてるしその辺少しだけ行こうよ」
「うん、あっちゃんたかみな二人をよろしくね(бвб)」
「まかしとくっすよ 」
「行こう!にゃんにゃん(´-∀-)」
優子に手を引かれ外に出た
陽菜
「麻里ちゃん今年のお墓参りいつにする?」
「14日でもいいかな?」
「ちょうどよかった保育園休みだから
仕事お休みとってるぅー(бвб)」
「でさあ、そのあと熱海行かない?」
「えぇーなんで熱海(бвб)?」
「取引先の人が別荘持ってて
貸してもらえる事になってさ、一泊だけど
みんなで行かない?」
「あっちゃん達バイト大丈夫かな?」
「早めに言ったら休みもらえるでしょ」
「そうだね、みんなで泊るのTDL以来だから
楽しみ(бвб)」
「道路渡れば海があるらしくて
海水浴場じゃないけど浅瀬になってるから
子供達は遊べるみたいだよ(*`ω´)」
「優ちゃんと珠理奈よろこぶだろうな
花火も買って行って夜しよう(бвб)」
「おおーいいねぇ(*`ω´)」
当日
「ねえ、朝一にしても7時は早くない」
「そんな事ないよ他にも人いるでしょ」
「いるけど・・・おじいさんおばあさんばっかりじゃん 」
「遅かったら駐車場が混むし道路も混むでしょ」
「そうだけど・・・むぅ・・・」
「ニャロ、別荘へは敦子たちと先に行っててくれない?」
「麻里ちゃんは?」
「篠田は買い忘れたものがあるから買ってから行くよ」
「一緒に行けばいいじゃん(бвб)」
「大勢で動いたら大変だから先に行って
窓開けて軽く掃除しといて」
「いいけど場所わかるかな・・・
」
「住所メールしといたからナビにセットすれば大丈夫(*`ω´)」
「わかったあっちゃんもいるから心強い
珠理奈も連れて行くね(бвб)」
「ありがとう(*`ω´)安全運転でね(笑)」
「麻里ちゃんもね(бвб)」
パパ、ママ、また来るね
別れを告げ二手に分かれて車に乗り込んだ
指原
みなさんお久しぶりです指原です
ん?この話出た事ないって?
まあまあ!総支配人になった事ですし大目に見てください
やっと搬入も終わり今は現役メンバーを集めてお話し中
「偉大な先輩方のパフォーマンスをしっかり見て
盗める所は盗み自分の糧にするように!」
「セットリストは教えて貰えないんですか?」
「知らない方が考える楽しみがあっていいでしょ!」
実は指原も知らないんです・・・
だっていくら聞いても教えてくれないんだもん(汗)
リハーサルも立ち入り禁止で知ってるのは
総合プロデューサーのしのぶと衣装部の数人だけ・・・
だから、指原はドキドキです♪
出来れば指原も出たかったなー・・・
なんで呼んでくれないんだろう
「座席はソールドアウトで確保できなかったから
狭いけど来賓室にギューギューで入ってもらます
控室にはモニターが用意してあるから
そちらで見ても構いません」
実はカメラも用意してあるんです
決して儲けようという魂胆ではなく
後輩たちの勉強のための教材ビデオを残しておくためですよー
了解が取れたらもしかしたら世に出回るかもしれませんが(笑)
「チケットもぎの人と座席案内の人は定位置に向かって下さい」
「はい!」
さーてと、指原は懐かしい先輩方に挨拶でもしに行きましょうかね
コンコン・・・
「開いてるよー(-∀-`) 」
懐かしい嗄れ声・・・・指原の一番好きな先輩です
「指原です、入りますね!」
「ちょっと待ったー!!」
えっ?今開いてるよて言ったのに?
少し待っていると
「どうぞ!」
「失礼しま・・・おわっ(汗) 」
「いえーい(-∀-`) 」
「ちょっと優ちゃんいい加減にしなさーい(怒)(бвб) 」
指原涙が出そうになりました
優子ちゃんのパイオツが目の前で揺れてるなんて
何年振りでしょうか・・・(涙)
「ゆっぴー今わざわざ脱いだんだよ
さっしー愛されてるね(*`ω´) 」
「ノット!」
「イエット!」
「指原久しぶり(-∀-`) 」
「優子ちゃん会いたかったです(涙) 」
ひしっと抱き合っていると
「はーいもうおしまーい早く服着なさーい(бвб) 」
小嶋さんのヤキモチは健在なのですね
「さっしー事務所同じなのに全然会わないよね」
「あっちゃんさんが忙しすぎるからじゃないでしょうか?」
「さっしーの方が総支配人で忙しいんじゃん
それに私今日付けで事務所やめたから
もう二度と会わないね(笑)」
えぇぇ!!何ですと?今凄い事をサラッとおっしゃったんですが(汗)
固まってる指原の背中を麻里子様がバシンと叩いて
「これでさっしーの天下だね(*`ω´) 」
「な、何をおっしゃってるのか分かりませんが(汗) 」
「指原もやめたら大島さんの事務所で拾ってあげるから
その時はバンバン働いて稼いでね(-∀-`) 」
こ、この先輩方はとんでもない事を
なんとも無いようにおっしゃらて怖いです・・・
ここにいたら身の危険を感じるので
「でっ、では頑張ってくださいね失礼します」
「こらー逃げるな〜(笑) 」
優子ちゃんが追いかけて来たけど
ドアまで5歩だった指原は逃げ延びる事が出来ました
ふうー・・・懐かしすぎる・・・
こんな調子でコンサート大丈夫なんでしょうか?
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という事でコンサートの内容は指原目線で書いていきます
しばらくお付き合いください
ぷーな
優子
明日の本番を控え通しのリハーサル中
いいって言ったのに私達の為だけに用意してくれた衣装を着て
最後のリハーサル
「しのぶありがとね(-∀-`) 」
「こらこら気安くしのぶなんて言ったら怒られるよ
いまや総合プロデューサー様なんだから(*`ω´) 」
「やめてよ(汗) あんた達の前では、ただのしのぶでいたいし
巣立って行ったとは言え可愛い子供たちには変わりないんだから
衣装を作るのは当たり前 」
「でもお金が・・・」
「そんなものいらない全部さしこに回しておくから 」
「うわーさっしー泡吹くんじゃない(笑)」
「いいのいいの儲けてるんだから吐き出ささないとね(笑)
でもさ、この演出誰が考えたの?斬新と言うか・・・
ファンが見たかったものを見せるってなかなか出来ないよ 」
「案はゆっぴー曲は4人で考えたんだよね(*`ω´) 」
「陽菜なんてなんでもいい!て言ってるのに意見言わされたし 」
「4人でやらなきゃ意味がないからね!」
「あっちゃんが真面目でヤダ(бвб) 」
「最後かもしれないし・・・・」
「そんな事ない!絶対上手くいくよ
で!日本に帰ってきたらまた集まってやろうよ
そうだ、麻里ちゃんの40歳記念コンサートなんてどう?」
「こらこら篠田が年寄りに聞こえるよ」
「年寄りだし(бвб) 」
「ニャロさん(シクシク) 」
「優子、にゃんにゃんありがとう♪ 」
「さあ、もうひと踏ん張り
明日は搬入に時間かかってリハ出来ないだろうから
今日完璧にしとかなきゃ(´-∀-)」
「陽菜はごまめだからウックリする(бвб) 」
「ダメだよ!ユニットは誤魔化しきかないんだから
しっかり覚えないと帰ってからも特訓だからね」
「むぅ・・優ちゃんが意地悪(怒) 」
「優陽も見てるんだよ!」
「うぅっ、わかった頑張る」
「さっしーにも言ったんだけど
現役メン使ってごめんね(汗) 」
「気にしないで、こんな経験する事ないだろうし
裏方さんの気持ちもわかって自分達だけでやってないんだって
気づいてくれたら一回りも二回りも大きくなれるからね」
「そう言ってもらえると嬉しい」
「よーし、みんなあともう少し頑張ってみんなで焼肉!
て、言いたいけど胃がもたれるから鍋に行こう
大島さんが奢っちゃいまーす(´-∀-)」
「「やったー! 優子ゴチ♪ 」」
陽菜の方を向いて小声で
「いいよね(汗) 」
「もう、言っちゃったんだからしょうがないでしょ」
「アハッさすが陽菜大島さんの自慢の嫁(-∀-`) 」
「どっちが嫁かわかんないけどね(笑)」
アメリカへ渡る二人の最後の舞台・・・・
ぶっ倒れるまでやっちゃうもんね
麻里子
「お姉ちゃん・・・」
「おっ、ゆきりんおはよう(*`ω´)
ん?どうした、元気ないね」
「・・・・・相談したい事があるんだけど」
「篠田でよかったら・・・て、今は秋元だった(汗)
私でよかったらいつでも相談に乗るよ(*`ω´)」
「あのね・・・出来ちゃったみたいなの(汗)」
「えーと・・・・出来たって言うのは
注射がうまく出来たとか、好きな人が他に出来たとか
じゃないよね(笑)」
「うん・・・・」
「佐江?」
「うん」
「そっかー、佐江には言ったの?」
「ううん、まだお姉ちゃんにしか言ってない・・・」
「ゆきりんはどうしたいの・」
「佐江ちゃんいま大事な時だし・・・
バスケだけに集中させてあげたいから・・・」
「黙っておろすの?」
「ッ・・・」
「せっかく授かった命だよ」
「うん・・・」
「ここで育てればいいじゃん、私もいるし
隣にはニャロや敦子もいるしみんな助けてくれるよ(*`ω´)」
「私・・・産んでもいいのかな・・・」
「いいに決まってるでしょ(*`ω´)
佐江に言ってあげなよ泣いて喜ぶよきっと(笑)」
「直接言いたいから今度休みとって会いに行ってくる」
「うわぁーその場面に立ち会いたい!
動画とって送ってよ(*`ω´)」
「そ、そんな事するわけないでしょ(怒)」
「やっぱり?残念(笑)」
それからゆっくり話を聞いていると
どうやらお盆に帰って来たときに出来たみたい
その時しか会ってないからね(笑)
と言う事は三か月手前ぐらいかー・・・
なんだかんだ言って気持ちは決まってたんじゃん(笑)
ただ、誰かに背中を押して欲しかっただけなんだねゆきりん(*`ω´)
これはお母さん達に言って早く家を建て替えてもらわなくちゃ
次は敦子が来そうだしね
ニャロは・・・かわいそうだけどゆっぴーがまだまだだからね
いや、でも我が弟ながらヘタレなみなみは遅そうかも(笑)
ゆっぴー達と一緒になるかもね(*`ω´)