陽菜
「陽菜ここに立って」
「?(бвб)?」
「麻里子はここね」
「?(*`ω´)?」
「みんな少しだけ待っててね一曲だけ二人で歌わせてください」
「ゆうちゃん?」 「敦子?」
せっかく陽菜が話をまとめて?次の曲に行こうとしたのに
止めちゃった優子
ん?こんな演出あったっけ
陽菜が忘れちゃってるの?えーんどうしよう
仕方ないここは優ちゃんに丸投げしよーと(бвб)
て、考えてたら腕をつかまれて前に立たされた
それに麻里ちゃんまで・・・
どういう事?何歌うの?それに二人でって・・・
むぅ・・・陽菜も歌ってやるんだから
陽菜と麻里ちゃんは背中合わせになっていて
陽菜の目の前には優ちゃんその反対にはあっちゃん
じっと優ちゃんを見つめているとフーと大きく息を吐いて口を開いた
「今私がこうしてここに立っていられるのはすべて陽菜のおかげです
もしかしたら今この世にいなかったかもしれない私
こんな私を見つけてくれて・・・育ててくれて・・・
愛してくれてありがとう
そして孤独だった私がお義父さんお義母さんだけじゃなく
子供まで得ることが出来たのも陽菜がいたから
陽菜がいてくれたからです、私は本当に幸せ者です」
そう言い終わるとスポットはあっちゃんに移り
「同期だけどずっとお姉さん的存在で
世間からの心もとない言葉に押し潰されそうになっていた時
側で寄り添ってくれていたのは麻里子、あなたでした
卒業してからもバッシングを受け続け芸能界から
去ろうとしていた時、叱咤激励し支えてくれたのもあなたでした
麻里子がいてくれたから女優前田敦子が今ここに存在します
本当にありがとう」
「感謝してもしきれない(陽菜)(麻里子)にこの歌を送らせてください」
『あなたがいてくれたから 』
涙が止まんなくて・・・陽菜歌えないじゃん・・・絶対不細工だし
後ろからはひどいくらいの嗚咽が聞こえてくるし
優ちゃんの生い立ちをしってる心友二人も号泣だし・・・
歌が終わり両手を広げると照れながら抱き付いてくる優ちゃん
なんで照れるかな、歌の時とか平気でキスしようとしてくるくせに
意味わかんない(笑)
向こうも抱き合って泣いてるから横目で見ると・・・
麻里ちゃんの顔が・・・ひどすぎる(汗)
会場のあちこちからも鼻をすする音が聞こえてきて・・・
少しすると会場は割れんばかりの拍手で包まれた
私達みんなから愛されてるよね
「こんな演出聞いてなかったわー」
とある番組で演技ですぐ泣けると判明したたかみなが
本当か嘘かわからない涙を流しながらしんみりとした
空気を破ってくる
「サプライズなんだから当たり前じゃん」
「いや、こう言う事は元総監督に言っといてもらわないとだね 」
「煩い、テカみな・ヘタレのバカみな!」
「あっさんひどいわー悪口全部入ってるやん(汗) 」
「敦子の初恋はたかみなだからその位言ってもいいよ(*`ω´)」
「ええぇぇ!?」
「う、うそやん(汗) 」
「知らなかったのは本人だけ(бвб)」
「うえーにゃんにゃんも知ってたんか?」
「私の小嶋さんだよ!なんでも知ってるもんねぇ(-∀-`) 」
「ねぇ(бвб) 」
頭を抱きかかえて座り込むたかみな
たかみなも好きだったもんね、あっちゃんの事・・・
でもキャプテンだったし、総監督にもなっちゃったから
自分の気持ちを抑えてるの陽菜知ってたけど
こればっかりは本人たちの問題だからどうする事も出来なかった
「おい!なんだその残念がりようは
プロポーズから10分で婚約解消か(怒) 」
「違う今はみーちゃんが一番!
日本、いや世界で一番君が好き 」
「うわぁそれなんかの題名みたいじゃん最低(怒)」
「こらみーちゃん、いい雰囲気だったのに
めちゃくちゃになっちゃったでしょ(бвб)」
「だってたかみながー(汗) 」
「後で怒っといてあげるから」
「うーにゃんにゃん好き♪ 」
「こらーにゃんにゃんは大島さんのだって何回言ったらわかるんだ(怒) 」
「はいはい、こんな時は曲に行っちゃいます(бвб)」
「ニャロさん無理やりすぎじゃー(汗) 」
「みんなー最後までついてきてねー(бвб)」
「ニャロさん相変わらずのスルーですか(汗) 」
「また、皆さんに会う約束としてこの歌を送りたいと思います
でももう少し早く集まらないと陽菜踊れなーい」
「今でも踊れてないけどね(*`ω´)」
「 (怒)歌のヘタな人はほっておいて聞いてください十年桜 」
もちろん最後の決めポーズは
優ちゃんと子指で約束ポーズだよね(бвб)