守ってあげる♂  35

優子

最終日は札幌でお昼から自由行動もちろん班行動だけど
夕飯も各自だから全員が顔を合わすのは明日の朝食

クラスの違うあっちゃん達の班と合流して12人で
回ってるんだけど・・・なんかペアになってない?

篠田君とあっちゃんでしょ
さっしーには北原君、玲奈ちゃんには松井君
ともーみには板野君後は・・・・

「ちょっとしっかりしてよ写真の一枚も撮れないの(怒)」

「この携帯が悪いんやん(汗)」

仲がいいんだか悪いんだか(笑)
残った二人が必然的にペアになって・・・
Wみなみ以外は手を繋いだり腕を組んだり

私も負けじと腕に抱きつくと

「歩きづらい(怒)」

「ううっ・・・・」

仕方なく制服の裾をつかんで歩き出すと
手が伸びてきて手を繋いでくれた

「陽菜?」

「こっちの方が歩きやすい(бвб)」

「うん(-∀-`) 」

耳を真っ赤にして半歩前を歩くかっこ良くて
実はやさしい陽菜(-∀-`)

それから時計台(小さくてびっくり)
北海道大学のイチョウ並木・札幌テレビ塔
サッポロビール博物館

疲れた!て言うあっちゃんと陽菜の為に
雪印パーラーでおやつタイム

「夕飯どこで食べる?」

「やっぱりジンギスカンじゃねえ?」

「みんな行ってそうだな(汗)」

「でも食べ放題だしさ他の食べ物もあるぜ」

「篠田はスープカレーが食べたい(*`ω´)」

「私はお肉がいい!」

「敦子がそう言うなら篠田もお肉がいい(*`ω´)」

篠田君のイメージが・・・・(汗)

「陽菜は何食べたい?」

私、お肉は嫌いじゃないけどそんなにたくさんは食べれないからなー

でも、陽菜はお肉好きだしきっとジンギスカンたべたいんだろうな・・・

「俺は・・・」

私の顔をじっと見て

「カレーが食べたい(бвб)」

「じゃーニャロとゆっぴーだけスープカレー組(*`ω´)」

「ダメだよ(汗)班行動しなくちゃ」

「ホテルに近い所にあったから危なくないし大丈夫でしょ」

「でも・・・はるなぁー」

「他のみんなは食べ放題がいいよね?」

「お腹いっぱい食べたいっす♪」

「さ、指原もお肉大好き」

「と、言う事だから二人はカレーで10人はジンギスカンに決定!」

いいのかなー(汗)

私はカレーの方でよかったけど陽菜絶対みんなとの方がよかったんじゃ・・・

まさか私の為?なわけないか、うぬぼれすぎかな(汗)

なんだかんだと1時間はそこにいて
夕食までのはまだ早いからもう少しぶらぶら(笑)

「今度は雪まつりの時に来たいね(-∀-`) 」

「寒い」

「そうだけど・・・一度くらいは見たいじゃん?」

陽菜と二人で・・・・

「冬は蟹!」

「あっちゃん食べ物ばっかり(笑)」

「だって美味しいよ?」

「うん、一緒に食べに行こう!」

「篠田も行くよ!もちろんニャロも行くよね(*`ω´)」

「・・・・ああ・・・」

「やったー!楽しみ(-∀-`) 」

四人の方がもっと楽しいかな?

可愛い恋人 U   90

陽菜

コンコン・・・・

「失礼します」

才加に連れられ中へ入ると
相変わらずふざけたような顔をした社長が
偉そうな椅子に座っていて

「こじはるやっと来たか 」

「陽菜は遅刻してないし 」

「おお、すまんすまん時間があまりなくて焦ってたからな」

「で、何ですか?」

「率直に聞くがこじはるは大島優子と付き合っとるのか」

「優ちゃんは陽菜の子供だし(бвб) 」

「いや・・・そっちじゃなくてだな(汗)」

「わかってる、優子は卒業したんだから問題ないんじゃん
ないですか?」

「いや、大問題だよ
二人のドラマの続編も決まってるのに
本当の恋人同士じゃまずいだろ
それに優子ちゃんの事がばれるのも時間の問題だぞ」

「・・・・陽菜は初めに言ってもいいって言ったもん
優子の事も公表してもいいと思ってます」

「それは事務所的に困るんだよ
うちは弱小プロダクションだからほとんどこじはるでもうけ・・・
ゴホン・・・向こうも卒業したばかりでこれから大切な時期なのに
スキャンダルは困るだろそれにいつから付き合ってたんだ!
になってある事ない事書かれるのがおちだぞ 」

「付き合ったのは卒業してかだもん・・・ 」

「それでも一緒に遊んだりはしてたんだろ?」

「・・・・・・」

「今までも目撃情報はあったがどれも決め手に欠けていのと
向こうの事務所が圧力かけていて写真が出回らなかったんだが
この前のお盆休みの時バイクに乗ってドライブしただろ?」

「えっ!なんでしってるぅ」

「夕方でもあのバイクは目立つからな・・・
写真は暗くてわからないんだがその後、後をつけられて
次の日の海で遊んでるところを写真に撮って送りつけてきやがった」

「それって、他の人も写ってるんじゃ(汗)」

「そう、宮澤佐江も写ってるが大島の心友だから
一緒にいてもおかしくないということで事なき終えてるが
二人はだな・・・・浮き輪の中で抱き付いてるとこや
砂浜で手をつないで歩いてたり極めつけわだな・・・
その・・・接吻をしてる写真がだな・・・ 」

「もういいです(汗)」

「あと、大島が優子ちゃんを抱いてる写真もあった」

「っ・・・その人それを送り付けてきてなんて言ってきてるんですか」

「口止め料として300万」

「でもそういうのって一度で済まないんじゃ・・・」

「そうだな、おそらく何度も請求して来るんだろうな」

「優子には?」

「大島はテレビの収録でグアムに行ってるらしいから
まだ伝えてないらしい」

「優子と相談するのでお金を渡すの、待っててください(бвб) 」

「期限は一週間だが、向こうの事務所との兼ね合いもあるから
早く決めてくれ、それと申し訳ないが
事務所のことも頭に入れといてくれ」

「わかりました・・・・」

「今日も仕事たくさん入ってるから頑張れよ」

「・・・・・(бвб) 」

頭を下げて社長室のドアを後にした

可愛い恋人 U   89

陽菜

お盆休みも終わりいつもの毎日が戻ってきた

「優ちゃん起きてー!ごはんで来たよ(бвб) 」

返事がないから寝室を覗くと

「うっ・・・みみぃー・・・おはよう(-∀-`) 」

みみが優ちゃんの顔をなめて起こしてくれてる(笑)
目覚まし時計より確実かもね

「あっにゃんにゃんおはよう(-∀-`) 」

「おはよう トイレ行って顔洗っといで」

「はーい!うっっ!!」

みみに舐められてた口を突き出す優ちゃん

・・・・・・・チュッ
少し躊躇しちゃったけど拒否したらかわいそうだもんね
ヘラッと笑うと洗面場へ走って行った

椅子に座って手を合わせていただきます

「ねえ優ちゃん(бвб) 」

口をもぐもぐ動かしながら首を傾ける優ちゃん

「陽菜ね今日お仕事遅くなるから麻里ちゃんと一緒に
帰っといてくれるかな」

「珠理ちゃんと一緒に帰るの?」

「そうだよ、連れて帰ってもらってご飯もお風呂も入って・・・
お泊りしてくれる?」

「にゃんにゃん遅くなるの?」

「うん、終わるのが夜中になっちゃうから・・・
でね、次の日も朝早いんだ 」

「・・・・・・」

「だからね朝も珠理奈と一緒に保育園に送ってもらって」

「にゃんにゃんは泊まらないの?」

「夜遅くだとみんな寝てるし迷惑だから・・・」

「わかった、珠理ちゃんと一緒に行く 」

笑顔で答えてるつもりなんだろうけど
眉毛が思いっきりハの字に下がって全然笑えてないよ優ちゃん

「明日は早く帰れると思うから」

「うん・・・・」

「夜ご飯何がいい?優ちゃんの好きなもの作ってあげるよ(бвб) 」

「んーとね・・・ハンバーグ?」

「いいよ!じゃー一緒に作ろうか(бвб) 」

「ペタペタしてもいいの 」

「いいよー、チーズも中に入れようね 」

「わーい(-∀-`) みみちゃんハンバーグだよどうしよー 」

嬉しそうにみみに話しかけてる(笑)

元気になってよかった、落ち込んだまま行ったら
一日中暗いままだったと思うもん


着替えとかは一応予備で麻里ちゃんちに置いてあって
何もいらないから楽でいい(бвб) 

保育園に送り届けかしわげちゃんに今日の事を伝え
事務所に向かう

「おはようございまーす(бвб) 」

・・・・・・

あれ?誰もいない?

すると会議室から才加が出てきて

「こじぱ、ちょっと来て 」

「やだ(бвб) 」

「えっ?なんで 」

「嫌な予感しかしないし才加の顔怖い 」

「・・・社長から話があるから・・・」

そう言うと陽菜の腕を掴みそのまま社長室へと拉致された

あなたに出会えて<新しい未来へ> 64 最終話

優子

寝てると誰かに呼ばれてる気がして・・・
頬には暖かくて柔らかな感触がしてゆっくり目を開けると

・・・・・女神?が微笑んでいた

一瞬ここ何処? て思ったけど

「ゆうちゃん(бвб) 」

て言う甘くて優しい声が聞こえて・・・陽菜(-∀-`)
意識がはっきりしてきた

布団に入るように促すと珍しく陽菜から抱き着いて来て
ちょっと照れる(汗)

抱かれる方が多いけど
寝るときとか抱き付くのはいつも私の方からで
陽菜から甘えてくるのは珍しいからドキドキしちゃう

「陽菜と出会ってくれてありがとう(бвб) 」

それは私の方だよ陽菜

頭を撫でていると初めて出会った時の事を聞いて来た

そう言えば初めて聞かれたかもしれない・・・

陽菜は私が昔を思い出す話は決してしなかった

あの頃の事を忘れたわけじゃない
忘れる事なんて出来ない・・・
あれが当たり前だと思っていた小さな世界にいた私を
こんなに大きな世界に連れてきてくれた陽菜

育ての親でもあり今では最愛の人

でも、何であそこで寝ちゃったんだろう・・・
少し思い返してみても理由はわからない
偶然?それとも・・・

ただ、そこだけが明るく、温かそうに見えて・・・
横になって丸まると誰かに包まれてるような気がして・・・
いつの間にか眠ってしまっていた

あそこに着いた時周りは暗かったけど
マンションのほとんどの窓からは光が漏れていて
そんなに遅くじゃ無かったと思う

帰宅する人も沢山いたはずなのに
見つけてくれたのは陽菜だけで・・・
ううん、もしかしたら見て見ぬふりをして
通り過ぎて行ってたのかもしれない・・・
警察に通報されたり起こされたりしていたら
陽菜に出会えてなかったんだよね・・・だから

「そんなの決まってるじゃん(-∀-`) 」

「えっ?」

「陽菜と出会うためにあそこにいたんだよ(-∀-`) 」

「むぅ・・・答えになってないし 」

唇を尖らせて怒ってるけど本当にそう思うんだから仕方ない(笑)

「スキ♪ 」尖った唇にチュッとキスをすると

「もう・・・」て、照れながら微笑む陽菜

これからも陽菜と優陽を全身全霊をかけて守り愛していくよ

陽菜は幸せですか?

私は幸せです

あなたに出会えて

Fin


http://mblg.tv/puna/entry/553/?cur=category&val=9
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