守ってあげる♂  31

優子

一日目はほとんどバスに乗ってただけなのに疲れた

「優子ははしゃぎすぎなんだよ」

「だって楽しいんだもん(-∀-`) 」

「明日は動物園だからもっと疲れるよ」

「班での行動だから楽しみなんだ(-∀-`) 」

「小嶋君いるもんね(ニヤニヤ)」

「エヘヘ(-∀-`) 」

お風呂から上がって髪の毛を乾かしてるんだけど
上まぶたが落ちてきて下まぶたとくっつきそう(汗)

「みーちゃん・・・お休み」

「もう寝るの?早くない(汗)もっとしゃべろうよ!」

「ん・・・ねむーい・・」

そこからは覚えてなくて気が付いたら朝になってた(笑)

しまった、陽菜にお休みと大好きメール送るの忘れてた(汗)

毎日の日課だったのに・・・

いつも無視されるし別にいっか(-∀-`)

とりあえず

(おはよう!朝食迎えに行くね(-∀-`) )

・・・・・返事がない・・・まだ寝てるのかな?

篠田君がいるから寝坊するって事は無いと思うけど・・・

「みーちゃん、早めに陽菜を迎えに行くから適当に行って
場所とっといてね」

「仕方ないなー、優子の方が早かったら取っといてよ
まあ・・・無いとは思うけど(笑)」

みーちゃんを置いて3階へ

コンコン・・・・「ハーイ(*`ω´)」

ドアが開き篠田君が出て来た

「ゆっぴーおはよう!ニャロ起きないんだよねー
昨日遅くまで携帯握り締めて起きてたみたいだったから
起きれないみたい
篠田は敦子を迎えに行くから後、よろしくね(*`ω´)」

そう言うとエレベーターの方へ歩いて行った

中に入ると・・・ベットが膨れていてピクリとも動かない

「陽菜起きて!ごはん行くよ」

「・・・・・」

「ほら、早く!」

掛け布団を勢いよくめくると

「キャッ(汗)」

浴衣の前がはだけていて紐だけしかない状態で・・・
シャツは着ていなくてトランクス1枚(汗)

「んあ?・・・・うわぁー何見てんだよ(汗)
て言うかなんでお前がいるんだよ(汗)」

慌てて布団をかぶりこっちを睨みながらしゃべってくる

「誘いに来たらまだ寝てて篠田君に頼まれたんだもん」

「あいつ・・・」

「早く体操服着なよ、遅れちゃうよ」

「先に行けよ」

「やだ、待ってる」

「・・・向こうを向いてろ」

「あっ・・・ごめん(汗)」

顔に似合わない引き締まった体と分厚い胸板
腹筋も少し割れていて・・・残像が鮮明に残ってる

私ってエッチなのかな(汗)

慌ててドアの方を向くと後ろでガサゴソ音がして

「行くぞ!」

頭をポンとたたくと横を通りすぎる陽菜

「待ってよ・・・あ、鍵持った?」

「麻里子が持って行ってるだろ、俺に置いておくわけないからな」

確かに・・・

「篠田君に頼ってばっかりじゃん」

「良いんだよ、世話をやくのが好きなんだから
ワザと焼かせてるんだからな(бвб)」

あっちゃんがうらやましい・・・(-∀-`)

「お前今、うらやましいとか思っただろ・・・」

「うえっ(汗)お、思ってないよ(汗)」

「めちゃくちゃ動揺してるし(笑)」

「陽菜がほんの少しでも・・・「ない!(бвб)」

「しってますぅー・・・・」

いいよ、その分私がいっぱい焼いてあげるからね(-∀-`)

可愛い恋人 U   68

陽菜

どこにもぶつけられなかった感情を
全部優子にぶつけてしまった

だって拉致されたって思っていたのに
自分から入って行って話し込んでただけ?
ありえないし

どんな思いで過ごしてたかなんて優子にはわかんないでしょ

違うと言い張る優子、言い訳なんか聞きたくないけど
ありにも必死に言うから少しだけ聞いてあげることにした

デモ隊の人たちの為に自分がピエロになって
すべての非難を浴びていたなんて・・・

「ごめんね、信じてあげれなかった陽菜を許してくれる」

「仕方ないよ、メディアからしか情報が入んなかったんだから」

「電話くれればよかったのに・・・・」

「常に人が周りにいたから本当の事話せないし
メールだと長くなっちゃうから帰ってからって
思ってた私が悪いよ

「・・ごめん・・・」

「もう謝らないで、それよりさ」

「なに?」

「もう一度玄関からやり直さない?」

「どういう事(бвб)」

「感動の再開(-∀-`) 」

「えぇー今更無理だし 」

「じゃーさ、お帰りのキスからでいいからねっ!」

首をかたむけキラキラした目でお願いされたら断れないじゃん

「仕方ないなー(бвб)」

本当は陽菜もずっとしたかったんだけど教えてあげない

「ただいまにゃんにゃん(-∀-`) 」

「おかえり優子(бвб)」

少し屈んで軽く唇を重ねる・・・軽く・・・

のはずだったのに右腕を首に巻きつけ左手で
頭を持たれて離れられない

「んっ・うぅっ・・んん・・・」

ハアハアハア・・・

「もう、いきなり(怒)」

「一週間ぶりだし、いいでしょ(-∀-`) 」

もう、確信犯なんだから

「お風呂入る?」

「一緒に入ろ(-∀-`) 」

「陽菜優ちゃんと入ったもん」

「いいじゃん優子とも入ろ 」

「ヤダ!(бвб)」

「そんなこと言わずに、ねっ!ねっ!」

押しに弱い陽菜・・・

「じゃー先に入って洗い終わったら呼んで」

「アハッ(´-∀-)OK!急いで洗うから待機してて 」

あっという間に裸になりバスルームに消えて行った

・・・・どこで脱いでるのよ、もう

脱ぎ散らかした服を集めて洗濯機に入れる

「まーだだよ(-∀-`) 」

わかってるし・・・凄く浮かれてるのがわかる

明日仕事お昼からでよかった

優ちゃん早く寝ちゃったから早く起きちゃうかも
気をつけなきゃね(бвб)


可愛い恋人 U   67

優子

予定してあった仕事を一応撮り終える

どこにいっても心配してたよ、とか大丈夫だったの?とか聞かれ
元気な姿を見て安心したよって言ってくれる

あちこちから取材を申し込まれたが
先に警察に行かないといけないからと断り
通訳の人とマネージャーと三人で警察に向かった

「知り合いに似た人がいて集団の中に入っていったが
人違いだった、その人は日本語が話せて気が合って
話をしているうちに圏外のところに行ってたみたいで
そんなに時間がたっていたなんて気づかなかった」
と説明した

マネージャーは引っ張られたでしょ!て言い張ったが
勘違いだよ(-∀-`) と宥めてお騒がせして申し訳ありませんでしたと
平謝りし、マスコミにも同じことを言ってカメラの前で頭を下げた

もちろんいろいろ書かれたり言われたりしたけど

マスコミの前で少しだけ今のブラジルで起きていることに
触れることができ少しは貢献できたのかなと思う

日本に着いたのは夜の9時
陽菜に(帰ってきたよ、今から向かいます(-∀-`) )
てLINEを送ると(怒)スタンプだけ返ってきた・・・

怒ってるのかな・・・向こうから電話した時は
泣きながらよかった て言ってくれたのに・・・

マンションには11時ごろに着き
(今着いた(-∀-`) )
(勝手に上がってきて)

・・・・・

鍵を開けて中に入ると!

イメージしてたのとは全然違って
玄関での感動の再会も、熱い抱擁も、ただいまのキスも何もない

リビングのドアを開け

「にゃんにゃんただいま・・・」

「・・・・・」

ソファーに座り私をにらみつけている陽菜
チビ優は・・・寝てるよね

「あのぅ・・・・ただいま?」

「陽菜がどれだけ心配してたかわかってる?」

そういいながらみるみる涙があふれてきて
白くきれいな頬をつたう

「生存の確認は出来てません!ニュースで見て
連絡もつかなくて・・・もし死んでたらって・・・
それでも仕事はあるし、穴をあけるわけにはいかないし
でも、どんなに頑張っても平常心になれるわけないじゃん」

「うっ・・・ごめん」

「生きてるってわかってせっかくしたメイクがぐちゃぐちゃになって
ダメだってわかってても涙が止まんなくて
目が腫れちゃって誤魔化すの大変だったんだから 」

「にゃんにゃん・・・」

「なのに、気が合って話し込んでたとかあり得ない
バカ優子!優子なんて・・・もう、知らないんだから・・・むぅ」

「違うの!聞いてにゃんにゃん 」

「やだ、言い訳は聞きたくない 」

「あれはメディアと警察に向けたコメントでほんとは違うの!」

「・・・・・ほんとに?」

「うん、陽菜には本当のことを知っといてもらいたい
まだ誰にも言ってないんだ」

「遅いよ、バカ(бвб) 」

隣に座り泣きじゃくる陽菜の肩を抱き寄せ
真実をゆっくり話した

あなたに出会えて<新しい未来へ> 44

優子

お義母さん達が寝て,ソファーに移動する

「ママ、優陽もここにいてもいい?」

「いいよ、でも邪魔したら駄目だよ」

「うん、大人しくしてるよ」

そういうと陽菜と私の間に座ってきて携帯でゲームをしだした

「何飲む?」

「紅茶でいいよ」

「優陽はホットミルクでいい?」

「うん♪」

みんなの飲み物を入れにキッチンへ

飲み物を持って戻るとあっちゃんがサインを書いていて
その隅に自分のサインを書こうとして怒られてる麻里ちゃん

ホントにこの人は・・・
一番年上なのに一番子供っぽい事をする

サインを書き終えるといよいよ本題へ

「集客はどう?」

「そう!それなんだけど大変な事になってる」

「えぇーもしかして集まらないの? 」

「最後の手段で優陽の学校の生徒を全員無料招待して
父兄を有料にしたら・・・」

「ゆっぴー・・・悪徳商法だね(笑)」

「じょっ、冗談だよ(汗) 」

「その逆!予約ありすぎでアリーナも作らないと
入れなくなりそうなんだよね」

「まじ!? 」

「マジだぜ(∵) 」

「敦子〜!! 」

ダメだこのメンバーが集まると話がなかなか進まない(汗)

「並べたり撤去したりする日にち無いんだよね?(бвб)」

この人が一番冷静だったりするからビックリする
さすが大島さんの嫁だけどね(-∀-`)

「現役メンバー達に手伝わせるから
タダで見せてやって欲しいって
総支配人の指原さんから依頼を受けました(*`ω´)」

「それ凄いじゃん少し減ったけど200人はいるよね」

「だから大丈夫(*`ω´)」

「これはまじめに考えなくちゃいけなくなったね」

「篠田は初めからそのつもり(*`ω´)」

「嘘くさ」

「シクシク(涙) 」

「はいはい、嘘泣き〜」

「優ちゃん(怒) 」

「麻里子(怒) 」

「「すいません(汗) 」」

「アハハハママと麻里ちゃん怒られてばっかり(笑) 」

「わざとだよね麻里ちゃん(汗) 」

「そうだよ、篠田とゆっぴーは嫁に怒られるのが好きなんだ(*`ω´)」

「ふーん・・・優陽は褒められるのが好き♪ 」

「優陽はいい子だから怒るとこ無いものね(бвб)」

そう言って優陽を抱きしめる陽菜・・・いいなー・・・

「さーてと、とりあえずやりたい曲をずらっと書いて行こうか」

「麻里ちゃんよろ(-∀-`) 」

「そこはゆっぴーでしょ」

「いや麻里ちゃんが」

「いやゆっぴーが」

「陽菜が書こうか?」

「私が書かせていただきます」

「むぅ・・・なんで(怒)」

「絶対書き飛ばすでしょ」

「だって早く書けないもん(бвб)」

「嫁の仕事は旦那の仕事(-∀-`) 」

「はじめっからそうしてれば良かったんだよ。イテッ(汗)」

あっちゃんにこつかれシュンっとする麻里ちゃん

「ざまーみろベェー! イテッ・・・」

陽菜にこつかれた

「ママと麻里ちゃん面白いね(笑) 」

「子供みたいな旦那を持つと苦労するからね
優陽はしっかりした大人の人を見つけるのよ(бвб)」

「はーい 」

しまった・・・いつもの威厳が失われつつある(汗)

全部麻里ちゃんのせいじゃん(怒)

もう、家には呼ばないもんね

あなたに出会えて<新しい未来へ> 43

陽菜

全員が休みのとれた前日の夜

外で話すと漏れる可能性もあるから
麻里ちゃん家にしようってなってたんだけど

「ママとなーな、またお泊りなの?」

「あっ・・・うん・・・・優陽寂しい?」

「ううん、じーじとばーばがいるから寂しくないよ」

て言いながら優ちゃんに似た眉毛をハの字にしてる
顔を見ちゃったらほっとけなくて・・・

「お邪魔しまーす」

「いらっしゃい」

「おじさんおばさんお久しぶりです(*`ω´)」

「そうね前のコンサートの時は挨拶できなかったものね」

そう、急きょ陽菜の家に集まる事になった

「こんばんは 」

「優陽ちゃん久しぶり、おっきくなったね」

「エヘヘ♪ 」

「ゆっぴーに似ないでよかったね(*`ω´)」

「ウッ運動神経は私に似たんだからな 」

あっちゃんに頭を撫でてもらい麻里ちゃんにはハグされてる優陽

「こっちのおっきい人には気を付けろ
ロリコンだからな 」

「ロリコン?」

「優ちゃん(怒) 」

「小っちゃくてかわいい子は食べられちゃうって事 」

「ううぅ・・やだーなーな(汗) 」

「うふふ大丈夫なーな達がいるでしょ(бвб)」

「うん・・・」

「ゆっぴーニャロひどいよ
優陽ちゃん、赤ちゃんの時アメリカで遊んだことあるんだから
大丈夫だよ(汗)」

「覚えてないもん(怒) 」

「アハハ嫌われてやんの(笑)」

「敦子さん(汗)」

「あっちゃんは好きなんだよね優陽(-∀-`) 」

「うん、ドラマに出てるでしょ、あっちゃんの事
好きっていうお友達いっぱいいてね
今日お家来るんだよって言ったら
みんなからいいなーて言われたの 」

「そっか、うれしい(∵) 」

「それでね・・・」

「ん?なに」

「えーと・・・なーな(汗) 」

「大丈夫だから自分でお願いしてみなさい」

「ううぅぅ・・友達からサイン貰ってきてって言われて・・・
十枚もあるんだけどいいですか(汗)」

「いいよ 」

「わぁーいあっちゃんありがとう♪ 」

「ほらね、大丈夫だったでしょ(бвб)」

「うん♪ 」

「篠田も書いてあげるよ(*`ω´)」

「いりません・・・」

「ぐすん・・・・ 」

「モデルは子供にはモテないから仕方ないよ
陽菜だって学校に行って喜んでくれるのは
先生とか親だけだもん(бвб)」

「平日の参観でもお父さん多いもんね」

「そうなの、先生もびっくりしてる(笑)」

「絶対にゃんにゃん狙いじゃん
優子心配じゃないの?」

「陽菜は私にしか興味ないから大丈夫だよね(-∀-`) 」

「陸君のお父さん背が高くてかっこいいんだよ!ねぇ優陽(бвб)」

「にゃんにゃん・・・・(涙) 」

「アハハハ相変わらずだね」

しゅんとする優ちゃんの膝に座ってよしよししてる優陽

「優陽はママの味方だもんな」

「二人とも好き♪ 」

「いい子だね優陽ちゃん、誰に似たのか(笑)」

「マイナス+マイナスはプラス(*`ω´)」

「麻里ちゃん帰れば(бвб)」

「すいませんでした、いさせてください」

「相変わらず面白いわねあなた達
私達は寝るからごゆっくり」

「はいおやすみなさい」

それから朝方まで意見を出し合い
いったん仮眠をとって次の日の夕方まで構想を練った
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